ヒアリング

採用活動時に求める人物像を明確にしようとする企業は多いかと思います。
とは言え「求める人物像といっても、何から考えれば?」という採用担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また求める人物像だけを考えはじめると、あれもこれもと要望が重なってしまい、自社の採用力を超える「こんな人採用できるの?」という人物像になってしまう可能性もあります。

そうならないために。求める人物像を具体化させるための有効な一つの方法が、「今活躍している人材」を分析すること。

  • 今活躍している人材をどこから採用したか?
  • 何が魅力で自社に応募したのか?
  • どうして、転職・入社を決意したのか。
  • 入社後、実際働いてみてどう感じたのか?
  • 入社後のギャップはあったか?

など今働いているスタッフを分析することで、次の人材採用につながる情報を把握することができます。

専用シートで、活躍中のスタッフを分析!

自社店舗で活躍しているスタッフを分析するために、「スタッフ分析シート」という専用シートを用意しました(以下よりPDF、Wordでダウンロードできます)。

スタッフ分析シート

※以下をクリックすると、上記シートをダウンロードできます!

利用方法としては、1、2、3のステップを行なうだけ!

1.活躍しているスタッフの基本DATAを書き出す

社内で評価が高い、活躍しているスタッフをまずはピックアップ。専用シートに、基本データ(氏名/勤務店舗/入社時期/採用手段/これまでの経験/志望理由/採用理由/入社後の活躍状況など)を書き出します。

2.スタッフ本人に、ヒアリングをする

入社後の感想やギャップ(よいギャップも悪いギャップも)や今後の目標、さらに「自分の知人・友人を誘うとしたら、どんな風に伝えるか?」などをヒアリングする。

3.データを人材採用・募集に活かす

1.2で得られた情報、データを人材採用の募集広告掲載や面接での魅力づけなどに活かします。

採用担当者や上長が直接ヒアリング

1のステップでは、分かる部分を採用担当者ご自身で記載します。

その後、2のステップで活躍人材にヒアリングをかけてみましょう。
入社から一定期間がたった人材に改めて「志望理由」「入社を決意した理由」を聞くことで、応募時・面接時で言っていたことより突っ込んだ解答をしてくれることも多いです。

また、本人の入社から今までを振り返るよい機会にもなります。

人材採用・募集上の判断材料になる!

1~3のステップを通じて、「今、活躍している人材と、経歴もキャリアも全く同じような人材を採用しよう!」というわけではありません。あくまでも活躍している人材の傾向を把握することで、例えば、以下のような人材採用・募集上の判断ができるようになります。

チョイス

採用手段から・・・「どの媒体に掲載するか?」が分かる!

複数の求人媒体に掲載している場合、活躍・定着している人材がどこの媒体から採用したかを明確にすることで、次に掲載するべき求人媒体を選ぶ根拠になります。
上司に媒体掲載の稟議を上げる時にも、データがまとまっていると、説得しやすいのは明白ですよね。

また、アルバイトからの社員登用が多ければ、「アルバイトから社員登用のステップをより明確にして、同じような人材を引き上げよう」といった判断ができます。

これまでの経験から・・・「応募条件をどこに定めるか?」が分かる!

似たような業態で働いた経験がある人が続く、または、全く異業種から来た人のほうが実は活躍している、などの傾向を把握することで、応募条件を決める上での根拠になります。

志望理由から・・・「募集広告・面接での、アピールポイント」が分かる!

「●●に魅力を感じてきてくれていることが多い」ことが分かり、募集広告や面接で、応募者にどの魅力を伝えるのが有効か、内定承諾を得やすいかという判断材料になります。

このように、自社ですでに活躍している人材を分析することは、求める人物像を導き出すだけでなく、客観的な視点から「自社の魅力」を見つめ直す機会となります。

求める人物像を決めるのに、理想のイメージだけで進めてしまうと、あれもこれもと要望が重なってしまい、こんな人はいない…という求める人物像になってしまいがちです。

求める人物像や自社の魅力など、人材採用のヒントを導き出す方法の一つとして、すでに活躍しているスタッフさんの分析に、ぜひ取り組んでみてください。

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