
(出典:http://goo.gl/gBILdz)
様々な分野でIT化、自動化が進む中、もちろん外食業界も例外ではありません。
レストランからウェイターがいなくなる未来も近いのかもと思わせる世界の事例をご紹介します!
くら寿司は自動化の先駆け?!
(出典:http://epark.jp/detail/wait/6037)
日本人で知らない人はいない回転寿司!
その代表格のひとつと言えるのが「くら寿司」です。
ITの聖地シリコンバレーにも出店して人気を博している回転寿司は自動化の先駆けといえるでしょう。
タッチパネルでネタを選び、テーブルまでウェイターが持ってくるのではなく、自動レーンで流れてくる。
もちろん、裏では人が作業していますがシャリを握るのも自動で行っているので全自動に近い状態といえます。
多くの日本人にとっては当たり前の回転寿司でも、世界から見ると先進性があるのかもしれません。
参考:http://ameblo.jp/flower-takako/entry-12139102050.html
参考:http://scrum.vc/ja/2016/02/24/robot-restaurant/
2階から料理が落ちてくる?!全自動レーンレストラン
ドイツ バイエルン州 ニュルンベルクにある「スバーガーズ」では、出来上がった料理が螺旋状のレーンに乗って上から降りてきます。
(出典:http://www.rollercoasterrestaurant.com/en/locations/Dresden-)
飲み物や食べ物が上からまわりながら降りてくるのを見るのはレストランではない体験でしょう。
こちらも、手元のタッチパネルで注文を行っています。
ITによる合理化でこのレストランは年間経費が60~80%、25万ユーロ(4000万円)の節約が可能となっており、また合理化のみならず味の評価も非常に高いようです。
参考:http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/world/080528_itrestaurant/index1.html
サンフランシスコの完全無人(?)店舗
サンフランシスコにあるレストラン「eatsa」は無人の店舗です。
(出典:http://gigazine.net/news/20150821-healthy-cheap-robot-restaurant/)
レジ係、ウェイターもいません。
iPadで注文を行い、クレジットで支払いを済ませると受け取りボックスに名前が表示されます。
Fully automated, zero human interaction restaurant chain. Ordering food just got insanely high tech. The future is here!!! #Eatsa
Justine Olivianoさん(@justineoliviano)が投稿した写真 –
そして、受け取りボックスのパネルをタッチすれば料理を受け取れます。
しかし、実際は裏に人がいます。
ここまで技術が発展しても細かい調理を行うことは難しく、完全無人化にはまだ至っていません。
しかし、eatsaの店内を見ると未来のレストランの様子が見えるようです。
参考:http://gigazine.net/news/20160322-machine-restaurant/
MITの学生が開発。ほぼ全自動?
マサチューセッツ工科大学の学生4人が作ったミニロボットレストランが「Spyce(スパイス)」です。
(出典:http://www.techinsider.io/mit-students-invented-a-robotic-kitchen-2016-4?platform=hootsuite)
「ファーストフード=ジャンクフード」という概念を変えることを目的に開発されたスパイスキッチンは食材を補充さえすれば、調理、盛り付け、提供、食器洗いまで全て行ってくれます。
(参考:http://elgourmetmexico.com.mx/2016/spyce-kitchen/)
作れるメニューは5つで、
- エビジャンバラヤ
- チキン・ベーコンスイートポテト・ハッシュ
- ウィンターベジエマック・アンド・チーズ
- チリライムビーフとゴマライス
- ココナッツカレーとクスクス
など。
2つの料理も同時に調理可能で、ファトフード業界を根底から覆そうという試みです。
すでに外部から資金調達も行っています。
Spyce | MIT’s Robotic Restaurant https://t.co/n6orn0uilV pic.twitter.com/RQpxPa4jNj
— DrTeddy (@doctor_teddy) 2016年5月1日
このように、まだまだ完全無人化に成功したレストランはありませんが、課題は調理の部分だけといえるでしょう。
ここさえ解決できれば近い未来、人の手がいらないレストランが誕生するかもしれません。