
こんにちは!クックビズ総研のjessyです。
皆さん、「リノベーション」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
リノベーションとは、もとの建物の良さを活かしたまま新しく生まれ変わらせるという意味。
今回、「え?!ここは元々◯◯だったの?!」と驚いてしまうような飲食店のリノベーション事例をご紹介します!
目次
- 1 1.Church Brew(チャーチ・ブリュー)
- 2 2.Riley Street Station(ライリー・ストリート・ステーション)
- 3 3.Crop Bar and Bistro(クロップ・バー・アンド・ビストロ)
- 4 4.The Airplane Restaurant(ザ・エアプレーン・レストラン)
- 5 5.The Liberty Hotel(ザ・リバリティー・ホテル)
- 6 6.The Library Restaurant(ザ・ライブラリー・レストラン)
- 7 7.Noorderlicht Cafe(ノールデゥンリッヒト・カフェ)
- 8 8.The Edison(ザ・エディソン)
- 9 9.Jack’s Firehouse(ジャックズ・ファイヤーハウス)
- 10 10.The Attendant(ザ・アテンダント)ロンドン/イギリス
1.Church Brew(チャーチ・ブリュー)
ピッツバーグ、ペンシルバニア州/アメリカ合衆国
以前:教会
現在:ビール醸造所&バー
リバリティー通り沿いにある歴史的な教会。
100年以上の歴史を持っている美しい建築物で、伝統のあるクラフトビールを中心にした醸造所に生まれ変わりました。
聖書には“神は7日間で世界を創造なさった”と記載されていますが、こちらのお店のキャッチコピーにはその続きが書かれています。
“…そして人間は8日目にビールを作った”と。
日本の場合、お寺を居酒屋にしたら怒られそうですが、歴史的に醸造を行っていた教会というのは多くあるらしく、こうした組み合わせも不謹慎、とは言われないのかもしれません。
2.Riley Street Station(ライリー・ストリート・ステーション)
イーストオーロラ村、ニューヨーク州/アメリカ合衆国
以前:駅
現在:ガストロパブ
ガストロパブとは、「ガストロノミー」と「パブ」を組み合わせた言葉で、高級なビールやフードを提供するダイニングバーのことを指します。
地元の人によると、都市部まで行かなくても気軽に行けるのが良いらしく、地元の人気スポットとのこと。
以前ここから電車を利用し、通勤や通学されていた方は今でも無意識に通ってしまうんだとか。
(Riley Street Station Facebook)
3.Crop Bar and Bistro(クロップ・バー・アンド・ビストロ)
クリーブランド、オハイオ州/アメリカ合衆国
以前:銀行
現在:レストラン
1925年築の建築物になるのですが、こんな綺麗でゴージャスな銀行があったなんて。
いつ行っても優雅な気持ちになれそうですね。
そして銀行といえば、金庫。なんとその金庫が撤去せずに残されています。
地下室は貸し切ることも可能だそうで、ハロウィンパーティーの開催場所としても人気です。
(Arkinetics Architects + Urbanists)
(Arkinetics Architects + Urbanists)
4.The Airplane Restaurant(ザ・エアプレーン・レストラン)
コロラドスプリングス、コロラド州/アメリカ合衆国
以前:KC−97
現在:飛行機レストラン
ボーイング社が開発製造した空中油機、KC−97がレストランに大変身。飛行機に搭乗して、いつもとは違う空間でのディナーはいかがですか?
ちなみに、メニューにはドリンクリストがございませんのでご注意ください。
何かお飲みになられるのであれば…“ジェット燃料(Jet Fuels)”からお選びください。
(Top 10 Weirdest Restaurants Around the World)
(The Airplane Restaurant -Menu-)
5.The Liberty Hotel(ザ・リバリティー・ホテル)
ボストン、マサチューセッツ州/アメリカ合衆国
以前:刑務所
現在:ホテル
1851年に建造された建物、かつてはチャールズストリート刑務所として知られていました。
昔は誰も入りたくなかったこの場所が、今では人気スポットになんているなんてすごいですね。
ホテル内の一階にある有名レストラン「CLINK.」がオススメだそうですが、店内をよく見ると…お分かりでしょうか。入獄者の部屋がオシャレな空間に。
6.The Library Restaurant(ザ・ライブラリー・レストラン)
ノリッジ、ノーフォーク州/イングランド
以前:図書館
現在:レストラン・バー&グリル
お洒落なインテリアでモダンな空間を図書館の中でうまく演出しており、本棚がいい味を出しています。
本はあんまり読まない人でも行きたくなるお洒落なレストランです。
(The Library Restaurant -Gallery- )
7.Noorderlicht Cafe(ノールデゥンリッヒト・カフェ)
アムステルダム、北ホラント/オランダ
以前:温室
現在:カフェ
現在、この地域は芸術の街として知られていて、オープンスペースを利用したプロジェクトが行われています。
こちらの温室もそのうちの一つのオーガニックカフェです。
温室の中に食事場所を設けたのはとても面白いですね。
ビニールで囲まれているので夜は美しい星空が見れるんだとか。
8.The Edison(ザ・エディソン)
ロサンゼルス、カリフォルニア州/アメリカ合衆国
以前:発電所
現在:レストラン・ラウンジ・バー
ロサンゼルス初の発電所として1910年に建てられ、2010年で100周年を迎えたました。
2008年以降、夜のロサンゼルスを楽しんでいただけるラウンジ・バーとして生まれ変わりました。
広い面積をもつ発電所のメリットを生かし、映画鑑賞なども行われているんだとか。
当時使われていた機械などがそのままインテリアとして残っております。
9.Jack’s Firehouse(ジャックズ・ファイヤーハウス)
フィラデルフィア、ペンシルバニア州/アメリカ合衆国
以前:消防署
現在:アメリカンレストラン(ハンバーガー&BBQ)
パッと見では元消防署であることはあまりわかりませんが、消防署の特徴である「滑り棒」が奥にしっかりと残っています。
また入り口もそのまま、昔の消防車用の大きさになっているのがポイントですね。
10.The Attendant(ザ・アテンダント)ロンドン/イギリス
ロンドン/イギリス
以前:公衆トイレ
現在:エスプレッソ&フードバー
最後に、こちらのインパクトのあるフードバーを。
イギリスの地域問題として取り上げられていた老巧化した公衆トイレをリノベーションするという新しい発想です。
しかも男性便器はそのままに元トイレを食事の場にしてしまうとは…。
まずはエスプレッソ一杯飲みながら目を慣らしていきましょう。
以上の10店舗を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
ゼロから何かを作り上げていくのではなく、地域にあるものをうまく利用し、新たな機能を生み出し、建物が第二の人生を迎える時代になってきました。
これからどのようなお店が出てくるのか、楽しみですね!