大角さん接客風景

元公邸料理人が手がける日本料理

スタイリッシュかつシンプルな外観で神泉に店舗を構える「日本料理 いまここ」。暖簾をくぐり、扉を開けるとモダンで落ち着いた空間が広がっている。オープンキッチンのカウンター席に座ると、“今からどんな料理が出てくるのだろう”と期待で胸が膨らむ。

いまここ カウンター席

お客様と気さくに話をしながら、手際良く料理を盛り付けるのはオーナーシェフの大角 公彦さん。父親の仕事の都合により世界各国で過ごした幼少時代に、和食への思いが強まり料理人を志したという。18歳で料理の世界に入ってから、「新宿 なだ万」や「グランドハイアット東京」などの老舗料亭や有名ホテルで修業を積んだのち、南米・ボリビアの日本大使館の「公邸料理人」として勤務。帰国後は、外務省から優秀公邸料理人として表彰を受けるほどの腕前だ。

“非日常感”を提供したい

出汁をかける様子

公邸料理人の経験は現在の仕事にも活かされている。大使夫妻の要望を汲み取り朝昼晩の食事とおやつを準備したり、時には大人数の会食の料理を作ったりと忙しく働く中で、求められるものに応える力がついたという。現在も、せっかく来店していただいたからには普段の食事にはない“非日常感”を味わってもらおうと、お客様ひとりひとりに合ったサービスを提供することを心がけている。

食材は石川・能登の厳選されたものを使用

コース料理の写真

料理に使用するのは、大角さんのルーツである石川・能登の食材。季節の旬のものを仕入れ、届いたものはひとつひとつ状態を検品して、自信を持ってお客様に提供できるものを選んでいるという。

そんな素晴らしい食材を調理する際には、素材の持ち味を最大限に活かしながら、あっと驚くアイデアや、形式に囚われない新しい料理を提供することを大切にしている。コース料理では、緩急をつけることもお客様を飽きさせず、楽しんで帰ってもらうためのおもてなしの一つだ。

料理写真

鮮魚は、水揚げ後すぐに店舗へ直送してもらっている。能登の新鮮で美味しい魚を食べて欲しいというこだわりようだ。石川県能登半島から仕入れる鮮魚や能登牛、能登野菜などの厳選食材は東京では珍しいものがほとんど。お店に足を運んだ際には食材のこだわりを聞いてみるのも楽しいだろう。

まとめ

いまここ外観

「私たちが目指すのは、本物の会席料理を、肩ひじ張らずに楽しめる場所です。」

若い人も含め、多くの人に和食の素晴らしさを伝えていきたいと話す大角さん。今日もカウンター越しに、お客様と程よい距離感を保ちながら会話を楽しみ、料理を提供する。

“今、この場所を心から楽しんでほしい”
店名に込められた思いのように、いまここで美味しい日本料理を堪能してみてはいかがだろうか。

店舗プロモーション動画

<取材協力>

店名 日本料理 いまここ
住所 〒150-0044 東京都渋谷区円山町25-8 1F
アクセス JR他各線「渋谷駅」ハチ公口より徒歩11分/京王井の頭線「神泉駅」より徒歩3分
定休日 日曜日、不定休
営業時間 ■ランチ  火~土 12:00〜15:00(L.O13:30)
■ディナー 月~土 18:00〜23:00(L.O22:00)
電話番号 03-6277-5213
ホームページ いまここHP


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