スープやサラダに入れるだけで多くの栄養を摂取できるスーパーフード!北米ではチアシードが有名ですが、南米では“Quinua(キヌア)”がスーパーフードとして人気なんです。栄養の多いキヌアは、ずっと昔のインカ帝国時代から食べられていたと言われています。今回はそんな南の太陽を浴びて元気に育ったキヌアの美味しいレシピをお届けします。
キヌアとは?
キヌアはアンデス地域が発祥だと言われており、ボリビア・コロンビア・エクアドル・ペルーで栽培されている穀物に似た雑穀の一種です。白米と比較してタンパク質が2倍あり、他のスーパーフードに負けないくらい、ビタミンB群、ビタミンD、E、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。
キヌアはごはんと一緒に炊くだけではなく、サラダや煮物料理に加えてアレンジができますので試してみてはいかがでしょうか?
かぼちゃとキヌアの煮込み
〜材料(2人分)〜
・キヌア…250g
・玉ねぎ…1玉
・かぼちゃ…600g
・青ネギ…適量
・オリーブオイル…大さじ1
・塩胡椒…適量
・イタリアンパセリ…適量
〜作り方〜
①玉ねぎ、青ネギをみじん切りにします。かぼちゃもできるだけ小さくサイコロ切りにします。
②深鍋にオリーブオイル大さじ1を入れて、洗ったキヌアを加えて1分ほどキヌアが焦げないようにかき混ぜながら火を通します。
③玉ねぎ、青ネギ、かぼちゃを②に加え、全ての具が隠れるくらいに水を入れます。沸騰し始めたら弱火にして、かぼちゃが綺麗に崩れるまでさらに15分ほど煮込みます。
④最後にイタリアンパセリをトッピングすれば完成です。
キュウリとキヌアのサラダ
〜材料(2〜4人分)〜
・水…500ml
・キヌア…250g
・玉ねぎ…半玉
・酢…大さじ3
・赤パプリカ(粉末)…小さじ1/2
・オリーブオイル…50〜60g(お好み)
・キュウリ…2本
・イタリアンパセリ…適量
・塩…小さじ1
〜作り方〜
①深鍋にキヌア(250g)、水(500ml)、塩(小さじ1)を入れます。水がなくなるまで、15分ほど中火でキヌアを茹でます。
②キヌアが茹で上がったら冷まします。
③玉ねぎをみじん切りにカットしたら大きなボールに移し、酢(大さじ3)、赤パプリカ(小さじ1/2)も一緒に入れます。オリーブオイル(50〜60g)をちょっとずつ入れながら混ぜます。
④キュウリを小口切りに、イタリアンパセリはミジン切りにカットします。
⑤冷ましたキヌアを③のボールに移し、④のキュウリとイタリアンパセリも一緒に入れてよく混ぜます。
⑥塩で味を調節したら完成です。
出典:Ensalada de quinoa y pepino con perejil
キヌアと野菜のスープ
〜材料(4〜5人)〜
・水…1L
・キヌア…100g
・にんじん…1本
・白ネギ…1本
・セロリ…2本
・キャベツ…半玉
・塩コショウ…適量
・クミン…適量
〜作り方〜
①にんじんはみじん切りに、キャベツはざく切りにします。白ネギ・セロリは食べやすいように短めのスティック状に切ります。
②深鍋に1Lの水を沸かし、カットした野菜を全部入れます。
③沸騰するまで10分ほど弱火〜中火にします。
④香りが出るように洗ったキヌアをフライパンに入れて弱火で軽く1分ほど煎ります。
⑤最後に②の深鍋に移して、味を確認しながら塩・コショウ・クミンを加えます。キヌア全体に火が通ったら完成です。
以上、キヌアについて紹介させていただきました。
栄養も豊富で食べ応えもあるので、ちょっとしたサラダやスープに入れて楽しむことができます。南米アンデス地域でインカ帝国時代からずっと食べられているキヌアを、皆さんもぜひ食べてみませんか?ラテンパワーが増すかもしれませんね。