ワイングラスにシャンパンを注いでいる手もとの様子の写真

(以下、プレスリリースより)

MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社(東京都千代田区神田神保町)の取扱いシャンパーニュ メゾン ルイナールは、2010年より世界12カ国18都市で行われてきたプログラム『ルイナール ソムリエチャレンジ 2021』を、今年日本で初開催いたしました。

今年、満を持して開催されたのは、3月18日(木)の東京会場と3月22日(月)の大阪会場の2日間。厳しい応募条件の中、課題筆記の一次審査を通過した47名の方に二次審査にご参加いただきました。
その中から、厳選なる審査を経て、狭き門を勝ち抜いた記念すべき初めての優勝者2名が誕生いたしました。

広い会場内で参加者がワインテイスティングをしている様子の写真

「ルイナール ソムリエチャレンジ」は、11年前にメゾン ルイナール最高醸造責任者・フレデリック パナイオティス氏が、ソムリエへのサポートとしてトレーニングと指導をおこなうことを目的としてスタートさせました。

プログラム内容は、ソムリエのテイステイング技術と能力をブランインド テイステイングを行うことで競います。

記念すべき第1回目は米国で開かれ、これまで世界12か国、18都市で88回にわたって開催され、1,700名以上のソムリエ達が参加しています。
開催当初の目的はソムリエが書物やインターネット、ワインテイスティングでは得ることができない情報を共有することでしたが、現在では、世界中の有能なソムリエ達を見つけ出し、さらなる高見を目指す彼らを教育し、ワインコミュニティへとプロモーションすることへと繋がっています。

今回、日本初開催の場所に選ばれたのは、東京と大阪の2ヵ所。東京会場は3月18日(木)にコンラッド東京にて、大阪会場は3月22日(月)にW ホテル大阪にて実施し、日英の記述式でワイン全般の知識をブラインド テイスティング(ワイン4種類)で競っていただきました。

そのあとは、“ブドウの成熟度”をテーマにしたウェビナーと、フレデリック氏から参加者へのサプライズで、ドン・ルイナール 2007、ドン・ルイナール 2009のテイスティングをフランスとオンラインで繋いで行いました。
Q&Aの時間では、参加者から熱量の高い質問が多く寄せられ、メゾンと参加者、双方ともに充実した時間を共有することが出来ました。

そして、審査委員のフレデリック氏と日本ソムリエ協会 常務理事の森 覚氏によって設問ごとに採点し、それぞれのコメントの質などで全体評価をした結果、日本初めての優勝者として選ばれたのは、「THE THOUSAND KYOTO」の岩田 渉さん「CONRAD TOKYO」の森本 美雪さん
見事優勝したお二人には、フランスのパリ、ランスで開催される「ルイナール ソムリエウィーク」へ、世界中から選ばれた各国の優勝者と共にご招待いたします。

「ルイナール ソムリエウィーク」とはフレデリック パナイオティスが主催する、ルイナール社や畑、またCIVC(シャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会)を訪問するスペシャルプログラムです。実施時期は、新型コロナウイルス感染症の収束後を予定しております。

今回、日本で初めて『ルイナール ソムリエチャレンジ 2021』を開催し、日本のソムリエの知識レベルに感銘を受けたフレデリック氏は、これからも沢山の挑戦者と巡り会うことを楽しみに、そして、世界的なワインコミュニティを作ることを目指していきます。

審査委員 日本ソムリエ協会 常務理事の森 覚氏のコメント

※一部抜粋
シャンパーニュを含めたスパークリングワインのブラインド テイスティングは非常に高度で、コメントに苦戦した参加者も多かったと思う。日本でシャンパーニュやスパークリングワインをさらに普及させるのであれば、美しく豊かな日本語でその素晴らしさを消費者へ伝える必要があるため、改めて基礎のフォームを身に着けてもらいたいと感じた。
また、上位10名の顔ぶれを見ると、過去のソムリエコンクール上位の常連に混じり、新しい風を吹き込むであろう面々が名を連ねており、まさに「チャレンジ」の名前に相応しい記念すべき第1回となった。

若手へのメッセージ

チャレンジ!!!とにかくやってみること、行動すること、諦めないこと。Before you say you can’t, give it a try…

2名の優勝者プロフィール

岩田 渉(Wataru Iwata)

ルイナールのボトルを持つ岩田さんの写真

肩書:シェフ・ソムリエ
勤務先:THE THOUSAND KYOTO
「全日本最優秀ソムリエコンクール並みのタイトな制限時間と、テイスティングの内容がスパークリングワインのみで難易度はかなり高かった。集中して臨んだので、自分で思っていた以上にそれぞれのワインのディテールについて、コメントで落とし込むことが出来、ワインの本質に近づけた回答ができた結果、優勝をいただけたと自負しています。」(一部抜粋)

森本 美雪(Miyuki Morimoto)

ルイナールのボトルを持つ森本さんの写真

肩書:ソムリエ
勤務先:CONRAD TOKYO
「今回のチャレンジは、改めて世界のスパークリングワインについて勉強し、知らなかった事を理解していく楽しさだけでなく、克服すべき弱点を発見できる良い機会となりました。
“ソムリエ”は作り手の想いをお客さまにお伝えする橋渡し係であるため、わかりやすい言葉で正しい情報を伝えることが大事だと、改めて自分の役割に立ち返る事が出来ました。」(一部抜粋)

「ルイナール ソムリエチャレンジ 2021」概要

主催 MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
協力 一般社団法人 日本ソムリエ協会
日程 <東京>2021年3月18日(木)
コンラッド東京(東京都港区東新橋1-9-1)
<大阪>2021年3月22日(月)
W ホテル大阪(大阪府大阪市中央区南船場4-1-3)
テスト内容 ワイン全般に関する日本語および英語での筆記
ブラインド テイスティング
参加資格 20歳以上
日本ソムリエ協会会員
2021年1月現在で過去5年以上ソムリエとしての経験がある方
日英記述試験に対応できる英語力のある方
ルイナールソムリエウィークに参加できる英語力がある方
表彰 優勝者2名にフランスで行われる「ルイナールソムリエウィーク」へご招待

最高醸造責任者・フレデリック パナイオティス プロフィール

ワイングラスを片手にたたずむ最高醸造責任者 フレデリック パナイオティス氏のモノクロ写真

幼少の頃より、祖父が所有する小さなブドウ畑で多くの時間を過ごし、ブドウを味わいながら育つ。シャンパーニュ方式による醸造全般と、清澄やフィルター、動瓶などの清澄方法を専門的に実習。その後数年にわたり、コルクとワインの相互反応を研究し、専門家を対象に様々な試飲方法のトレーニングなどを実施。また、フランスとカリフォルニアでもワイン醸造の実習経験を重ね、1991年にシャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会に勤務した後、ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社に入社。
2007年に最高醸造責任者としてルイナールに入社し、ノン・ヴィンテージのルイナールブラン・ド・ブラン、ルイナール ロゼから、プレステージ・キュヴェのドン・ルイナール、ドン・ルイナール ロゼのブレンディングの役割を担っている。また折々、世界の主要マーケットを訪問し、ルイナールのコミュニケーション活動においても重要な役割を果たしている。

ルイナール

ぶどう畑の中に置かれているルイナールのイメージ写真

1729年創設以来「シャンパーニュの宝石」と謳われる世界最古のシャンパーニュメゾン。コート・デ・ブランとモンターニュ・ド・ランスで収穫された最高品質のブドウを巧みに選定し「清らかさ」「繊細さ」「上品さ」を追求した、その繊細でフレッシュ、丸みのある豊かな味わいを引き出して高度な技術を有するシャンパーニュ作りのエキスパートであることから「シャルドネハウス」として、その地位を確立してきました。
熟成には、1931年フランス歴史的建造物として指定された、ガリアローマ時代の白亜質の石切り場跡「クレイエル」を使用。熟成に理想とされる一定の温度と、適度な湿度を保つ環境下で繊細、且つ清らか、上品なルイナールスタイル「シャルドネの芸術」を完成させます。