
こんにちは、クックビズ総研のosasaiです。皆さんは、「RED U-35」をご存じでしょうか?
料理人が技と技で競う合う料理コンテストは、毎年数多く開催されます。その中でも「RED U-35」は、35歳以下の若き料理人の「頂点」を決めると行っても過言ではない大会です。
さて、先日、そのオープニングセレモニーが開催されました。5月になり、いよいよ参加者のエントリーも始まっています。
では、この「RED U-35」、いったい何が凄いのでしょうか?その秘密に迫ります。
1.賞金が凄い。グランプリ賞金はなんと500万円!
まずは賞金。料理人のための大会としては異例の500万円。
そして、ユニークなのが、この賞金は本人に300万円、その人が所属するお店には200万円が渡されるという仕組み。コンテストなどへの参加は、働いているお店からの理解や協力が必要ですが、そうした点に配慮があり、参加しやすいのもこのコンテストの特徴です。
もちろん、お金以上に栄誉こそが大切!……だとは思いますが、この優勝賞金の大きさは、新たなスターシェフを発掘するコンペとしての本気度の証でもあります。

2.プロジェクトメンバーが凄い
プロジェクトメンバー、審査員の方々が凄い。

- 総合プロデューサーは放送作家であり、「くまモン」の産みの親、小山薫堂氏
- 審査委員長は「アイアンシェフ」として有名な「Wakiya」の脇屋友詞シェフ
- 審査員となる料理人は「La BETTOLA」鉄人・落合務シェフ、伝説のソムリエ・田崎真也氏、日本料理の最高峰「吉兆」の德岡邦夫氏、パティシエの鎧塚俊彦氏、絆の料理人「レフェルヴェソンス」の生江史伸シェフ、和の天才「くろぎ」の黒木純氏
- 料理人以外からも、辻調理師専門学校の辻芳樹氏、作曲家の千住明氏、料理プロデューサーの狐野扶実子氏など、多才な審査員陣

多才な顔ぶれの審査員たちが選ぶのはどんな料理人なのか?これだけでも、胸の鼓動が高まってきますよね。
オープニングセレモニーではなんとサプライズで突然、空から鎧塚シェフの菓子付きの風船が舞ってきました。本戦でも、こうしたサプライズがあるかどうか、見所の一つです。

3.選抜方法が凄い
「RED U-35」は、選抜方法もすごいです。
選抜は、約半年間、4回の審査を経て、グランプリが決定されます。内容としては、①書類選考 ②映像審査 ③学園祭(!)審査 ④最終審査 と、もはや料理コンテストの域を超えた審査方法です。
映像審査は、料理人としてテーマへの取り組みを自分の言葉で伝えること、学園祭審査では、料理学校をジャックした上で、一般の方も参加される環境の中、課題に取り組むという審査となるそうです。まさに、学園祭方式。

なぜここまで、時間をかけ、複雑な審査方式をとるのか。「Red U-35」では、単に料理の技を見るのみならず、その「人間性」をも見る、と脇屋審査員長がオープニングで明言されておりました。まさに、料理人としての生き方が問われるのです。
ちなみに、この「人間性」。道徳的な正しさの意味での「人間性」というよりは、いびつなところもありながらも、その人にしか醸し出せない空気・個性・生き方を料理を通して表現できる人物、と私は解釈しました。
4.テーマがすごい
さて、今年のテーマは「糖」。
昨今、「糖質制限ダイエット」など、何かと目の敵にされがちな「糖」ですが、そこに、あえての「糖」です。 ここに、審査員たちの食のプロとしての矜恃を感じます。

昔ながらの食文化の継承なのか、あるいは新しい形での糖との付き合い方なのか。若き挑戦者たちが、このハイボールをどう打ち返すのか、目が離せません。
パティシエの鎧塚シェフが審査員を務めていることも、このテーマの審査をさらに厳しく、深いものにすることは間違いないでしょう。
5.グランプリ受賞者が凄い!
「RED U-35」、実はグランプリは「金」ではありません。では、何色なんでしょうか?
勘の鋭い方はお気づきかもしれませんが、この大会でのグランプリはその名の通り、「赤」なのです。 「赤」という意味には、REDというタイトルに書けるだけでなく、情熱の赤、あるいは「日の丸を背負う」という意味もあるのかもしれません。余談ですが、飲食業では「赤」は食欲をそそられる色と言われ、お店のブランドカラーなどでも最も好まれる色の一つでもあります。(「クックビズ総研」も赤ロゴです。。。)
受賞者は、ブロンズエッグ(約50名)、シルバーエッグ(20名)、ゴールドエッグ(5名)、レッドエッグ(1名)と、審査を通過するごとに、その才能に栄冠を設けられます。

そして、名誉ある赤、「レッドエッグ」を獲得することは、若い料理人にとって、その後の人生の大きな財産になります。たとえば、初代「レッドエッグ」を受賞した杉本敬三氏(レストラン ラ フィネス)は、その3年後には若くして農水省制定の料理マスターズを受賞しています。パリの一つ星シェフ、第2回「レッドエッグ」の吉武広樹氏(Restaurant Sola Paris)や、第3回の篠原裕幸氏(海鮮名菜香宮)も、受賞を機にさらに大きく世の中で取り上げられるようになりました。
ちなみに、第3回「レッドエッグ」の篠原裕幸氏、昨年の井上和豊氏(赤坂 四川飯店)はいずれも、中華料理のシェフ。
……お気づきでしょうか??
そう、実は「RED U-35」は純粋な国産のコンテストであるにもかかわらず、なんと過去、和食の料理人が「レッドエッグ」をとったことはありません。
審査員の方々、日本料理を見る視線が厳しすぎるのでは……と思ってしまいますが、それだけ厳正に評価されている、という証でもありますね。
今年こそ、和食の料理人がレッドエッグを受賞するのか。 それは、「RED U-35 2017」の見所の一つでもあります。
いかがでしたでしょうか?
まさに、次のスターシェフが誕生するその瞬間に立ち会える「RED U-35」。料理人の方も、美食好きの方も、11月までの戦いの行方を、ぜひご覧下さい。
オープニングセレモニーでは、10代の挑戦者に会うこともできました。「偉大な料理人になりたい!」という夢を持つ若き料理人の方々は、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
< 「RED U-35 2017」概要>
■ 募集期間 2017年5月8日(月)~5月31日(水)※郵送・Webで受付
■ 公式サイト www.redu35.jp
■ 主催 RED U-35 (RYORININ’s EMERGING DREAM) 実行委員会
■ 共催 株式会社ぐるなび
■ 大会日程
【1st】BRONZE STAGE「書類審査」6月~7月
【2nd】SILVER STAGE「映像審査」8月~9月
【3rd】GOLD STAGE「学園祭審査」11月5日(日)
【final】RED STAGE「最終審査」、 授賞セレモニー「グランプリ発表」11月6日(月)
※ 詳細は変更される可能性があります。公式サイトをご覧下さい。

(写真提供:RED U-35 実行委員会 事務局)