(プレスリリースより)
フランス・パリで2019年10月10~11日に開催された、世界最大級の食品会社バリラ及びアカデミア・バリラが共催するパスタ界のワールドカップ「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ(以下PWC)2019」に、日本代表として二度目の挑戦をした「SALONE 2007」(神奈川県横浜市)料理長、弓削 啓太(ゆげ けいた、33歳)氏が、2日間にわたる激戦の末、世界チャンピオンの座に輝き「Barilla Master of Pasta」の称号を獲得しました。
日本人シェフが世界チャンピオンの座につくのは、2012年開催した第1回同大会の山田 剛嗣(やまだ よしつぐ)氏に次いで二人目となります。
PWCは、世界最大級の食品会社バリラ(本社:イタリア パルマ市、会長:グイード・バリラ)とバリラが運営するイタリア食文化の叡智を集積している啓発・教育機関アカデミア・バリラが共催するもので、今年で8回目を数えるイタリアンパスタ料理のワールドカップともいえる料理競技会です。
2019年大会では、世界各地の14の若手シェフが出場し、トップレベルの審査員、フーディーズ、業界のプロフェッショナルなど250人以上にも上る国際的なゲストの前で、技、味、プレゼンテーションの腕を競い合いました。
弓削氏は、2017年の大会では惜しくも決勝で敗れ、今回は2度目の挑戦。
初戦で開催国フランス代表Edouard Chouteau氏と対戦し、大会テーマである「The Art of Pasta」を体現するため、「酒、山椒、ゆず」など日本のエッセンスやアロマを使用した「Penne Gorgonzola Profumo Giapponese(ペンネ・ゴルゴンゾーラ・プロフーモ・ジャッポネーゼ)」を披露しました。
また、8名が駒を進めた2回戦では、ウェルビーイングのコンセプトレシピが求められる中、「Spaghetti Integrali In Salsa(スパゲッティ・インテグラ―リ・イン・サルサ)」を調理し、オーストリア代表Sebastian Butzi氏を制しました。
ファイナルステージでは、他3名のファイナリストのシェフと共に、初戦で披露した日本の食文化のエッセンスを取り入れたレシピで、この日のために準備した佐賀 有田焼 李荘窯でプレゼンテーションを変更し、見事に世界チャンピオンに輝きました。
授賞式で弓削氏は、「新”The Barilla Master of Pasta”に選ばれたことをとても誇りに思います。この数年で培った自分の全ての知識と技術を次の世代に継承していきたい」と語りました。
【弓削 啓太(ゆげ けいた)氏 経歴】
【略歴】
1985年11月3日生まれ、佐賀県鳥栖市出身。神奈川県横浜市SALONE 2007(サローネ ドゥエミッレセッテ)料理長。「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ 2019」世界チャンピオン。
2017年同大会ファイナリスト。高校までは野球一筋で甲子園出場経験を持つ。高校卒業後、語学留学で訪れたバンクーバーで料理学校へ入学。帰国後、「Chez Inno(シェ・イノ)」で修行を積む。
さらに腕を磨くため、パリへ渡り「Restaurant GUY SAVOY(ギ・サヴォア)」で研鑽を積む。帰国後はイタリアン・サローネグループの「QUINTOCANTO(クイントカント)」で料理長を務めたのち、2018年1月より「SALONE 2007」の料理長に就任。
【パスタ・ワールド・チャンピオンシップ2019大会概要】
開催日時 | 2019年10月10日(木)~11日(金) |
会場 | PAVILLON CAMBON(フランス・パリ) |
参加国 | アメリカ、ブラジル、カナダ、オーストラリア、オーストリア、日本、スウェーデン、ノルウェー、ドイツ、フランス、スイス、ギリシャ、イタリア、アラブ首長国連邦の計14ヵ国 |
参加資格 | 満34歳以下・イタリアンレストランでの調理経験がある方 |
審査員 | Simone Zanoni、Amandine Chaignot、Davide Oldani、Paola Navone、Ashley Alexander |
ホームページから参加者のリストやプロフィールなど、詳しい情報を英語でご確認いただけます。
<バリラグループについて>
バリラは140年以上前に、パンとパスタを作るお店から始まりました。今日では、世界を代表するイタリアの食品会社となり、パスタシェア世界No.1、パスタソースシェアではヨーロッパ大陸No.1、ベーカリー製品ではイタリアNo.1、クリスプブレッド(クラッカー状のパン)事業ではスカンディナビア半島No.1にまで成長しました。
バリラグループは世界29ヵ所(イタリア14ヵ所、海外15ヵ所)に生産拠点を持ち、100ヵ国以上に製品をお届けしています。これらの生産拠点では、バリラグループが所有するブランドであるBarilla、 Mulino Bianco、 Harrys、 Pavesi、 Wasa、 Filiz、 Yemina and Vesta、 Misko、 Voiello、 Academia Barillaの製品が年間170万トンも生産されています。
1877年に初店舗がオープンした当時の創業者ピエトロ・バリラは、「良い食べ物を作る」ことに全力を注ぎました。今日では、それがバリラの企業理念「Good for You, Good for the Planet」に進化しています。「Good for You」は、常に私たちの製品を改善し続け、人々の健康的なライフスタイルを提供していくとともに、容易な食材調達を可能にして社会的包容力を高めることを意味します。
また、「Good for the Planet」は、地球のための持続可能なサプライチェーンを促進し、生産過程においてCO2の排出量と水の消費量を減らすことを意味します。
公式サイト | www.barillagroup.com |
公式Twitter | @barillagroup |
<バリラ ジャパンについて>
バリラ ジャパン株式会社は、バリラの日本法人として1997年に設立されました。以降20年にわたって、日本のお客様に本場イタリアのさまざまなパスタ製品をお届けしています。主な製品は、ご家庭向けロングおよびショートパスタ、パスタソース、業務用製品等となります。
公式サイト | http://barilla.co.jp/ |
公式Facebook | @BarillaJP |