ミシュランガイド東京の受賞店の集合写真

2018年11月27日、「ミシュランガイド東京2019」の出版記念パーティーが開催され、今年のセレクションリストが発表になりました!今回は484軒の飲食店・レストランを掲載。そのうち星が付いたのは230軒。ビブグルマンは254軒でした。

飲食店・レストランカテゴリーのセレクション概要です。

  • 三つ星 13軒(うち、評価が上がった店1軒)
  • 二つ星 52軒(うち、新規掲載店1軒、評価が上がった店2軒)
  • 一つ星 165軒(うち、新規掲載店28軒、評価が上がった店1軒)
  • ビブグルマン 254軒(うち、新規掲載店44軒)

※三つ星店、新規に星を獲得した店、評価が上がった店のセレクションリストは、記事の最後にまとめています。

ミシュランガイドの画像

新規掲載店は合計73軒。うち29軒に星が付き、44軒がビブグルマンに選ばれています。
新規掲載店・評価を上げた店を中心に今回のセレクションの特徴をまとめ、注目の受賞店からいただいたコメントをご紹介します!
(写真/(C)MICHELIN)

新三つ星店が登場!東京の三つ星は13軒に

「ミシュランガイド東京2019」の三つ星は、昨年のセレクションに、評価を上げた1店舗が加わり13軒となりました。そのうち、「かんだ」(港区/日本料理)、「カンテサンス」(品川区/フランス料理)、「ジョエル・ロブション」(目黒区/フランス料理)、「すきやばし 次郎 本店」(中央区/寿司)の4軒は、「ミシュランガイド東京」発刊以来12年連続で三つ星を得ています。

■東京の新たな三つ星店は老舗フランス料理店「ロオジエ」

東京の新三つ星店となったのは、銀座に店をかまえる1973年創業の老舗フランス料理店「ロオジエ」。

「ロオジエ」シェフ、オリヴィエ・シェニョンさんの写真

出版記念パーティーのステージに登壇した「ロオジエ」シェフ、オリヴィエ・シェニョンさん(写真左から2番目)

「ロオジエ」は、「ミシュランガイド東京」の2008年版から2010年版まで三つ星を得ていました。その後、創業40周年にあたる2013年に店舗をリニューアル。フランス人シェフ、オリヴィエ・シェニョンさんを迎えて新たなスタートを切り、今回9年ぶりに三つ星に返り咲きました。
オリヴィエ・シェニョンさんは、「タイユヴァン」、「ピエール・ガ二ェール」パリ本店で経験を積み、「ピエール・ガ二ェール・ア・東京」の総料理長として来日。2013年に「ロオジエ」エグゼクティブシェフに就任しました。パーティー後に、シェニョンさんからコメントをいただいています。
(三つ星の評価を得て)とても嬉しいです。『ロオジエ』に来て今年で5年。いつもいつも、エボリューション(進化)を意識してきました。これからも毎日進化して、お客様のことを思って最良・最善を尽くしていく、そのことに変わりはないです。何年も前からずっと『ロオジエ』に通って、私の料理を食べに来てくれるお客様を、一瞬でもがっかりさせないよう、『ロオジエ』で素晴らしいひと時を過ごしていただけるように、お客様が来店されてからお帰りになるまでひとつひとつ細かいところにまで気を配っています。私は、まずお客様のことだけを考えて、日々料理を作っています」(シェニョンさん)

「ロオジエ」オリヴィエ・シェニョンさんのインタビュー記事「積み上げてきた老舗の歴史、その延長線上に自分の料理がある」を、「Foodion」で公開しています。
こちらもあわせてご参照ください。

二つ星には、新規が1軒、評価を上げたレストランが2軒

二つ星は52軒。そのうち、新規で掲載された1軒は「木挽町 とも樹」(中央区/寿司)。店主の小林智樹さんが自ら日本各地の生産地に足を運び、選び抜いた極上の食材を提供する寿司店です。
一つ星から評価を上げたのは2軒。「青空」(中央区/寿司)は、塩と酢がしっかり利いたシャリを使った、江戸前寿司の店。もう1軒は、渡辺雄一郎さんの「ナベノ-イズム」(台東区/フランス料理)。「ジョエル・ロブション」の元エグゼクティブシェフである渡辺さんが、クラシカルなフランス料理と日本人の感性を融合させた料理を提供しています。

「ミシュランガイド東京2019」の、新規二つ星店・一つ星店、評価を上げた二つ星店・一つ星店の集合写真

「ミシュランガイド東京2019」の、新規二つ星店・一つ星店、評価を上げた二つ星店・一つ星店の皆さん

人気店がついに一つ星を獲得!評価を上げ、念願の星付き店となったラーメン店も!

一つ星は、新規掲載店が28軒。予約の取れない人気店として知られている、石井真介シェフの「シンシア」(渋谷区/フランス料理)、「カンテサンス」の元スーシェフ・深谷博輝さんが“フレンチ方程式”のコンセプトを掲げる「アルゴリズム」(港区/フランス料理)、料理、空間、サービスにもシェフの世界観が活きる生井祐介さんの「オード」(渋谷区/フランス料理)などが掲載されました。

嬉しそうにグッドポーズをするシェフの写真

また、日本各地の厳選した食材を使い、日本の四季を表現した中国料理を提供する「銀座 やまの辺 江戸中華」(中央区/中国料理)も今回初めて一つ星を獲得。メディアでも活躍する山野辺仁シェフ(上写真・右から2番目)は、
中国料理のジャンルの底上げに、少しでも貢献できたらうれしいです」(山野辺さん)
とコメントをくださいました。

■注目のラーメン店が一つ星を獲得!

今回ビブグルマンから評価を上げ、一つ星を得たのはラーメン店「Sobahouse 金色不如帰」(新宿区/ラーメン)。東京は、「ラーメン」のカテゴリーにおいて世界で唯一星付き店が掲載されているエリアです。この1軒が加わったことで、星付きのラーメン店は昨年から評価を維持した2軒と合わせて合計3軒となりました。

「Sobahouse 金色不如帰」は、蛤と、鯛や鴨など動物系の素材を合わせたラーメンが看板メニュー。トリュフやポルチーニ茸などの香りを活かしたソースが添えられるメニューもあります。店主の山本敦之さんにコメントをいただきました。
もう……感無量です。ラーメン店を開業して13年、最初は1日5食しか出なかったんです。そこから勉強して常に味を改良していって、ようやくこの場に立てた。ビブグルマンには掲載していただいていましたが、ラーメンというジャンルは、頑張ってもなかなか認めてもらえない期間が長かったので、ミシュランの星をとるのが僕の目標でした。使う食材や製法も、僕のやっていることは普通とはズレているけれど、それを認めてもらえたのはありがたいです。これからも僕は今まで通り、やりたいことをやるだけ。来年もキープしていけるように、さらに味を向上させていきます」(山本さん)

ビブグルマンには、日本で初めて「おにぎり」のカテゴリーが登場

ビブグルマンの新規掲載店は44軒。

ステージに上がった、ビブグルマンの新規掲載店の集合写真

ステージに上がった、ビブグルマンの新規掲載店の皆さん

今回は日本で初めて「おにぎり」の料理カテゴリーが登場しました。「おにぎり 浅草 宿六」(台東区/おにぎり)は、羽釜で炊いた米と種類豊富な具材を握り、江戸前の海苔で巻いたおにぎりが味わえます。
琉球チャイニーズダイニング Tama」(渋谷区/沖縄料理)は、沖縄の家庭料理と中国料理を融合させた個性あるメニューを提供。東京で初となる「沖縄料理」の料理カテゴリーで新たにビブグルマンとして掲載されました。

「ミシュランガイド東京2019」セレクションリスト

三つ星店、新規に星を獲得した店、評価が上がった店のセレクションリストです。
※リストは店名の50音順

ミシュランガイドがずらっと並んでいる写真

■三つ星

「麻布 幸村」日本料理
「臼杵ふぐ 山田屋」ふぐ
「神楽坂 石かわ」日本料理
「かんだ」日本料理
「カンテサンス」フランス料理
「虎白」日本料理
「ジョエル・ロブション」フランス料理
「すきやばし 次郎 本店」寿司
「鮨 さいとう」寿司
「鮨 よしたけ」寿司
「まき村」日本料理
「龍吟」日本料理
「ロオジエ」フランス料理(※昨年から評価が上がった店)

■二つ星

・新規掲載店

「木挽町 とも樹」寿司

・評価が上がった店

「ナベノ-イズム」フランス料理
「青空」寿司

■一つ星

・新規掲載店

「曙橋 まる富」日本料理
「荒木町 たつや」日本料理
「アルゴリズム」フランス料理
「江戸前 晋作」天ぷら
「オード」フランス料理
「銀座 やまの辺 江戸中華」中華料理
「銀座 凛 にしむら」寿司
「久丹」日本料理
「私厨房 勇」中華料理
「上」牛肉料理
「シンシア」フランス料理
「鮨 桂太」寿司
「鮨 尚充」寿司
「鮨 まつもと」寿司
「炭火割烹 白坂」日本料理
「Takumi」フランス料理
「多仁本」日本料理
「てんぷら 下村」天ぷら
「てんぷら 前平」天ぷら
「南雲」日本料理
「七草」日本料理
「日本橋 蕎ノ字」天ぷら
「不動前 すし 岩澤」寿司
「Yaoyu」フランス料理
「山﨑」日本料理
「ラ クレリエール」フランス料理
「ランベリー」フランス料理
「レクテ」フランス料理

・評価が上がった店

「Sobahouse 金色不如帰」ラーメン

「ミシュランガイド東京2019」の書籍は11月30日(金)より、全国の主要書店で発売となります。
全ての掲載店のリストは、「ミシュランガイド公式リスト」で無料で閲覧できます。