
今年で第8回目を迎える、貝印スイーツ甲子園の決勝大会が9月22日に開催されます。
この大会は、パティシエを夢見る高校生たちの可能性をさらに広げる貴重な機会となっていると言っても過言ではありません。
というのも、優勝したチームにはパリ研修行きのチケットが与えられるんです!
憧れのパリに行けるチャンスなのです。
今年の筆記試験、調理審査を通過したチームが地方予選大会に出場し、全6ブロックの最終結果が発表されました。
スイーツに青春を捧げる、そんな高校生たちが作る世界にひとつしかないスイーツとはどんなものなのでしょうか?
今回は地方予選大会を通過したチームに注目してみました!
彼らがパリ研修行きのチケットを目指して戦うこの大会、どのような審査が行われるのでしょうか?
以下大会概要です。
大会概要
この大会では、高校生3人1組というチーム体制での応募となっており、全国を6ブロックに分けます(地方予選大会)。
最初の書類選考を行うのは、「物語のあるお菓子」(NHK出版)など30冊以上の著書を出版しており、フランスと日本のかけ橋として活躍するフランス菓子研究家の大森由紀子さんです。
各ブロックには5チームが選出され、決勝大会に向けて戦います!
6ブロックは下記の通り、北海道東北、関東、東海信越、近畿北陸、中国四国、九州沖縄となっています。
競い合う内容は、調理試験と筆記試験。
調理試験では出されるテーマが毎年変わり、今回は「わたしのまちの“新”名物」でした。
このテーマにふさわしいと思ったスイーツをイメージして作るのですが、テーマとは別に出される課題もクリアしなければなりません。
今回出された課題は、「ジェノワーズにクリームで基本のデコレーション」。
想像力だけではなく技術力も試されるので、日々の成果を見せる機会となるのがこの貝印スイーツ甲子園です。
ジェノワーズとは、砂糖と卵を最初から一緒にして泡立て、小麦粉を加えて作るスポンジケーキの一種です。
焼き上がったジェノワーズをクリームでデコレーションするというこの課題作品には、参加する高校生の皆さんに基礎的な力をさらに伸ばしてもらおうという狙いを込めているとのこと。
そして各地方ブロックから合わせて代表6チームが決勝大会に進出し、いよいよファイナル戦。
この決勝大会のポイントは、フランスの三ツ星レストラン「Alain CHAPEL」でシェフ・パティシエを就任経験などをもつ、PATISSERIE AU GRENIER D’OR(パティスリー オ・グルニエ・ドール)のオーナーシェフ 西原金蔵さんをはじめ、日本を代表するトップパティシエの方々が調査を行います!
高校生の皆さんにとって、ハラハラドキドキな時間が続き、緊張が高まります。
そんな決勝大会に立ち向かうのは、以下の地方予選大会を突破したチームです!
北海道東北ブロック
チーム:「premier」/北海道三笠高等学校(北海道)
作品名:「Magunum Opus(マグナムオーパス)」
こちらは北海道の特産品「ハスカップ」をムースにしました。
ハスカップはブルーベリーに似た青紫色で甘味がある果実です。
また、地元三笠市の「みかさワイン」をジュレに使用していて、甘さをプラス!
そこに飴で作った菊の花を飾って、北海道をしっかりとアピールした作品に仕上がっています。
関東ブロック
チーム:「東京らんこんとる」/レコールバンタン高等部(東京都)
作品名:「patrie~故郷の味~」
こちらは、メンバーそれぞれが生まれ育った地元の名産品を使用しています。
東京エリアならではのアイデアです。
ずっと愛され続ける東京タワーを選び、そのモチーフを飴で作り飾っています。

東海信越ブロック
チーム:「MA Go!!’s」/三重県立相可高等学校(三重県)
作品名:「Coloris Colorer Couleur」
こちらは三重県産のサマーフレッシュをクリームにして使用しています。
サマーフレッシュは、1982年に品種登録された柑橘で、”夏みかんと八朔のかけ合わせ”による超晩生種です。
まさに“新”名物にぴったりの食材ですね。
また、三重県で採れるヒノキをイメージして、金時生姜入りのバウムクーヘンで表現しています。

近畿北陸ブロック
チーム:「rainbow」/レコールバンタン高等部 大阪校(大阪府)
作品名:「CRESIA(クレシア)」
こちらは大阪の名産デラウェアを使用しています。
大阪府はぶどう栽培が盛んで、特に主力品種のデラウェアは生産量全国第3位となっています。
飴細工で立体的なぶどうを丁寧に表現しています。
中国四国ブロック
優勝チーム:「Arc-en-ciel」/おかやま山陽高等学校(岡山県)
作品名:「notre olivier(ノートルオリヴィエ)」
こちらはメインのムースやジェノワーズに岡山県産のオリーブを使用しています。
スイーツにオリーブ?と思うかもしれませんが、海外ではオリーブの実はもちろん、オリーブオイルまで使うことがあるくらい、スイーツ作りではメジャーな食材なんです!
また、その上には「晴れの国岡山」をイメージした飴細工が飾られています。
九州沖縄ブロック
チーム:「Trinita」/慶誠高等学校(熊本県)
作品名:「Legare~太陽の贈り物〜」
こちらは熊本の八代で採れる特別栽培の塩トマトを使用しています。
このトマトはなんと、糖度は8%以上!という果物にも負けない独特な甘さを持っているのでスイーツ作りにもってこいの食材です。
また、チームメンバーで栽培している新鮮なバジルも使っているというこだわりまでも。
まさに“太陽の贈り物”とはこういうことですね。
どれもそれぞれの住んでいる“わたしたちのまち”の地場産物を使用していて、“新”名物ならではのデザイン性が感じられる作品です。
食べてみたい!と思った人もたくさんいるのでは?
今は高校生である彼らが、一流パティシエになる日には商品化されているかもしれませんね。






