
今20代女性の間で「果物狩り」が人気です。
ディズニーランドに行ったり、アウトレットに行ったり、ちょっと遠出してレジャーを楽しみたいときの選択肢の中には必ず「果物狩り」があります。
ですが、20代女性になぜ今「果物狩り」がウケているのでしょうか?
目次
なぜ今「果物狩り」が人気なの?
20代女性たちが「果物狩り」に行きたがる一番の目的は何でしょうか?ここでは3つのポイントを取り上げます。
1.インスタ映えする写真を撮ることができる
もぎたての旬のフルーツを味わうことだけが「果物狩り」の楽しさではありません。むしろ今は、イチゴやさくらんぼなど色鮮やかでコロンと可愛らしい果物を持って写真を撮ることを楽しむ若い女性が多いかもしれません。彼女たちにとっては、インスタグラム(instagram)など人気のSNSにアップしたくなる魅力的な写真が撮れる絶好のロケーションが「果物狩り」なのです。
2.小旅行気分を気軽に味わうことができる
都内で働いていると、日常の移動はほぼ電車やバス。だからこそ休日に彼氏や友達とちょっと日帰りで遠出したいと思った時には、数時間のドライブで出かることができて、気軽に非日常が味わいやすい「果物狩り」は絶好のレジャーになるのです。
3.旬の味を堪能できる
旬のもぎたて果物をめいっぱい食べることができるのが「果物狩り」。地域によっても異なりますが、5月頃まではイチゴ、初夏まではさくらんぼ、初夏から盛夏にかけては桃やブルーベリー、夏から秋にかけては梨やりんご、そして秋から冬にはみかん。季節ごとの味を果物でたっぷり楽しめます。
「果物狩り」がデートにぴったりな理由は?
20代女性が「果物狩り」に行く1番の目的はやはり「デート」です。
ちょっと足を伸ばしてドライブをすれば、週末日帰りでプチ旅行気分を味わうことができる楽しみもありますが、香りや味など五感を使った体験を相手と共有することは、親密度を深める効果もあると言われています。
屋外レジャーの中でも、アミューズメントパークと同じように非日常感を体験できる「果物狩り」はデートにぴったりと言えるでしょう。
若い女性に1番人気は、イチゴ狩りとさくらんぼ狩り!
「果物狩り」の中でも特に人気な果物はイチゴとさくらんぼです。
人気の理由はなんといっても“赤い色”とコロンと小さく可愛いかたち。果物狩りでは、採った果物を持ち帰る以外にも、その場で新鮮な果物を直接頬張るのもひとつの醍醐味。実が大きな果物ではその場でたくさん食べることができませんが、イチゴやさくらんぼには何粒も味わうことができる楽しさがあります。
他には、普段から親しみのある桃やぶどうなども人気の果物です。
若い女性の「果物狩り」事前リサーチはかなり入念!
「果物狩り」はデートの目的地として人気ですが、20代女性たちは実はしっかり下調べをして行き先を選んでいます。実際、どんなポイントを彼女たちは気にしてチェックしているのでしょうか?
1.アクセス
ドライブで行く場合は、交通アクセスや駐車場情報がとても重要です。電車の場合は、乗り換えなど交通経路がわかりにくいと敬遠されます。日帰りプランがうまく予定が組み立てられるかどうかが大事なので、周辺の食事や休憩スポットについてもwebサイトなどで紹介していると好印象です。
2.プログラム内容と果物の品種数
「果物狩り」の料金や所要時間、食べ放題なのかどうか、農園の広さ、果物の持ち帰り可否など基本的な内容以外にも、取り扱っている果物の品種の豊富さも農園選びで重要なポイントになります。最近では、さまざまな品種を食べ比べできる農園が人気を集めているようです。
3.果物の栽培方法
普段から土仕事に慣れていない若い女性にとっては、どんな服装で出かければいいかは一番気になるところ。SNSで過去に訪問した人たちの写真をみて服装イメージをつかむ女性は多いようです。その際には、農園が「ハウス」なのか「完全屋外」なのか、「高設栽培」「土壌栽培」のどちらなのかは、大事なチェックのポイントになるようです。
たとえばイチゴ狩りでは「高設栽培」の方が断然人気です。ハウスでの高設栽培では、しゃがまずに立ったまま収穫作業が可能なので、長靴姿である必要はなく、むしろ動きやすいハイヒールでも問題なく楽しめるメリットがあります。デート目的での「果物狩り」の場合、スニーカーとジーンズのファッションだけではなく、可愛らしいファッションができれば女性にとって実は嬉しいものなのです。
こうした若い女性が気にするチェックポイントについて配慮し、具体的な情報をしっかり発信アピールできている農園は集客面でも強いといえるでしょう。
ですが、世間一般の飲食店やレジャー施設と比較してみても、少し時代遅れな個人開設のホームページを放置したままの農園は少なくないようです。これでは、いくら果物を多品種扱う魅力的な農園でも、アピール不足で訪問客を逃すことは少なくなさそうです。
もし10年前から何も変わらないホームページを使っている場合は、インターネットで情報収集をする人たちにきちんと届くような情報提供に工夫をしたほうがよいかもしれません。
若い女性の口コミ力は強い!
女性は、果物狩りへ行った時の楽しい体験のことをインスタグラムに載せます。
楽しく撮影をしてもらうために、写真撮影用の小物(吹き出しの形をしたポップや、写真映えする果物カゴなど)を置いておくのもいいかもしれません。
また、農園の名前も一緒にアピールしてもらえるよう、農園の入り口などわかりやすい場所にハッシュタグを書いておき、「#小林農園」「#小林農園フルーツ狩り」といったタグをつけた口コミ拡散を促すのもいいでしょう。タグをつけて投稿してくれた人にはプレゼント進呈するなど、投稿メリットを感じてもらえるとなお効果的です。
女性が発信する楽しそうな口コミがSNSで拡散すれば、口コミの情報を探すのが上手い女性たちの目にとまり、新たにお客さんを獲得できるかもしれません。