飲食店内の様子

利益率は2〜3%で赤字ギリギリ」と言われる日本の飲食業界で、経営の難しさに悩んでいる飲食店経営者は少なくないのではないでしょうか?

もっと飲食店がラクに儲けられるようにしたい!利益率をアップさせるお手伝いをしたい!と株式会社クロスポイント(以下、クロスポイント)が2018年夏にスタートさせた飲食店向け新サービス「クロスポイント飲食店経営サポートサービス」は、会計士や税理士、集客・マーケティングのなど専門家からの高品質な経営のサポートを業界最安値水準で提供するものです。

このサービスは飲食店が月額5,000円で、月々の売り上げなど記帳業務をクロスポイントに委託できます。クロスポイントから送られてくる月次決算報告で経営状況をタイムリーに把握することができ、その経営状況に応じて利益率を改善するためのさまざまなサポートを受けることができるというサービスです。

今回は、飲食店経営の利益率を改善するためのポイントに加え、この飲食店向け経営支援サービスをスタートさせた理由や、これほどの低価格を可能にした仕組みについて、クロスポイントのエグゼクティブディレクター堀公人さんに取材しました。

利益を出すために飲食店がやるべきこと3つ

近年では食材の仕入れ価格の上昇に加え、人手不足による人件費の高騰など、飲食店の経営にかかる費用が上がり、利益を出しにくい状態に拍車がかかっています。そうした状況下でも飲食店が利益を出すためには、何をしたら良いのでしょうか。

クロスポイントが考える「利益向上のための3つのポイント」について、堀さんが説明してくださいました。

利益向上のための3つのポイント

資料提供:株式会社クロスポイント

1つ目は、何がお客さまにウケているのか、自分の店は何を売りにすべきかを明確にすること。そして、店の強みを把握して理解した上で、集中して磨き続けること。ポイントとなるのはそれ以外のことは自分たちでやる必要がないので、専門家に任せるということです。

クロスポイントのエグゼクティブディレクター 堀公人さんの写真

クロスポイントのエグゼクティブディレクター 堀公人さん(ライター撮影)

個性のある店づくりを推進するための料理やサービスの磨きあげは、その飲食店にしかできません。飲食店はお客様向けのサービス作りに集中し、記帳業務など切り離せる事務作業は外注してしまう割り切りが必要です。

堀さんは、「何でも自分たちでやろうとしないで、専門家を上手に選び活用できるかどうか」が、飲食店経営の明暗を分けることにつながるといいます。

飲食店への有益な報告をタイムリーに提供

クロスポイントは四大監査法人の一つの事務所のトップだった鈴木洋之氏が経営する、会計士、税理士や弁護士等の専門家集団「東京ユナイテッド綜合事務所」からスピンアウトし、飲食店経営サポートに特化した会社として2018年に設立されました。

「飲食店経営をラクにする」というキーワードで、2018年夏に立ち上がったサービス「飲食店経営サポートサービス」には「ベーシック」「スタンダード」「プロフェッショナル」の3タイプがあります。

サービスプランの図

すべてのプランは30日間無料で試すことができる(株式会社クロスポイントHPより)

「ベーシック」は、月額5,000円で記帳業務や決算報告を得ることができます。「スタンダード」「プロフェッショナル」は、月額料金がアップし、税務相談や集客アドバイスを受けることができます。

他社のサービスでは何カ月分かの領収書をまとめて記帳して、決算報告も数カ月後という場合がありますが、半年後に報告されても現場にとってはあまり意味がないですよね。弊社のサービスは、有益な情報がタイムリーに報告され、翌月の経営に役立ててもらうことができ、そこから具体的な改善サポートまで手掛けるのが大きな特徴です」(堀さん)

実際に飲食店が会計事務所と顧問契約をして毎月の顧問契約料が発生していても、半年から1年に1回の頻度でレポート報告を受け取るだけで、経営に何も生かすことができないケースも多いようです。
一方、クロスポイントのレポートは月次で届くので、タイムリーに振り返りや経営改善のための打ち手の検討ができます。

月次で送られてくるクロスポイントのレポートの画像

月次で送られてくるクロスポイントのレポートはひと目で経営状況がわかる(資料提供:株式会社クロスポイント)

クロスポイントがンメインターゲットとしているのは、1店舗~数店舗で経営展開している飲食店です。40〜50店舗を経営するとなると、通常は事務・管理業務などを一括で担うバックオフィス機能を別に持ちますが、数店舗までの運営の場合は全て各店が自前でやることが多くなります。クロスポイントは、そうした飲食店のバックオフィスとして経営のサポートに入ることを目指しているのです。

飲食店に特化したサービス

「低価格」でのサービス提供の他に、クロスポイントが強みとしているのは、「トータルサービス」です。会計士や弁護士が持つ専門性と、集客・マーケティングのプロフェッショナルから得たノウハウを結集させたことで、飲食店経営により役立つ「高品質」な経営サポートが可能になります。

堀さん、福田さんが並んで立っている写真

グループ会社「東京ユナイテッド綜合事務所」の弁護士、会計士の福田あずささん(左)(ライター撮影)

一番の特徴は飲食店に特化することで、オペレーションを標準化できることです。弊社内の業務は、付加価値が高い作業とそれほど高くない作業に分けます。専門的な判断が必要になる仕訳区分などは会計士や税理士などの会計専門スタッフが担当しますが、それ以外はアルバイトでもできるようにしました」(堀さん)

サービスメリットの図式

飲食店に特化したことでメリットが生まれた(資料提供:株式会社クロスポイント)

具体的には「Money Forward(マネーフォワード)」「freee(フリー)」などの既存のクラウド会計ソフトを活用することで、会計処理の8割から9割は自動化できるそうです。
さらにリディッシュがインターネットサービスを開発運営しているので、飲食店のオペレーションで必要となるサービスを新たに開発して、運営面で自動化できる部分を増やしているそうです。

一般的な会計事務所の提供するソリューションは「労働集約」となり、顧問契約で月2〜3万円という料金がチャージされてしまいます。ですが実際は、飲食店の記帳業務にはそれほどの差はなく、相談内容も過去の類似した問い合わせ内容をもとにメールベースで対応できるのだとか。クロスポイントでは業務を標準化し、専門的な知識が必要なところを明確にすることで、低価格で高品質なサービス提供が実現できるようにしました。

飲食店内の画像

(ライター撮影)

例えば、月3万円で会計事務所と顧問契約をしている飲食店が、弊社の『ベーシック』を利用する場合、それだけでも年間30万円の出費をセーブすることができます。30万円の利益を出すためには、およそ1,000万円の売上が必要です。しかも飲食店経営のノウハウを持つ弊社から、通常の会計事務所では提供できないようなタイムリーな報告と改善サポートがある。そのようにご説明すると、お客様は利用メリットを納得されますね」(堀さん)

飲食業界は30年前から進化していない

日本の食はコンテンツ力が高く世界に誇れるレベルにも関わらず、経営コスト高のため業界として儲かっていない現実があります。クロスポイントは、そんな飲食業界の矛盾を解決したいという想いがあります。

せっかく良い物があるのに、国内の飲食店が軒並み疲弊しているのは勿体無いです。経営を継続するには、しっかり利益を出すことが重要。儲からないと人材も集まらず、日本が持っている食の魅力が失われてしまいます」(堀さん)

堀さんと福田さんがソファーに座っている写真

「飲食店が元気になると、日本社会も豊かになる」と語るクロスポイントの堀さんと福田さん(ライター撮影)

他の業界に比べ、飲食業界は30年間ほとんど変化していない。いろいろな部分で遅れています。そこに我々がサービスを提供することで、飲食店経営が少しでも豊かになってほしいと思っています」(堀さん)

飲食店は自分たちがやるべきことに集中し、外部委託できることは区別する。そんな選択と集中が今後の飲食店経営のポイントになりそうです。その際、低価格で高品質なサービスを選ぶことができれば、経営が改善されることは想像ができます。クロスポイントのサービス「クロスポイント飲食店経営サポートサービス」が飲食業界の救世主となるか、今後の動向を見守りたいです。

■取材協力

企業名 クロスポイント株式会社
住所 東京都新宿区四谷1丁目4番地四谷駅ビル5階
TEL 03-6721-0048(総合)
03-6384-1786(サービスお問い合わせ専用)