今世界で増えているのが「Bean to Bar(ビーン・トゥ・バー)」という方針でタブレットチョコレート、いわゆる“板チョコ”を作るチョコレート専門店です。
見た目は普通の板チョコとあまり変わりませんが、その作りには作り手のこだわりがたくさん詰まっています。
乳化剤の添加物や人工香料などを入れずに、世界の各国で採れたカカオ豆と砂糖だけで美味しいチョコレートを作ることが大切なんだとか。
今回はそんな「Bean to Bar」チョコレート専門店のオシャレで可愛いチョコレートをお届けします。
目次
「Bean to Bar(ビーン・トゥ・バー)」とは?
「Bean to bar」とは、ショコラティエが自らカカオ豆の買い付けを行い、そして焙煎や製造などといったカカオ豆からチョコレートになるまでの流れを自分たちの工場で行う工程を意味します。そのため大量生産は難しいのですが、会社一つで全ての工程を一連で行うため、こだわりがいっぱい詰まったタブレットチョコレートが生まれるのです。
海外をはじめ、今では日本でも少しずつ「Bean to Bar」チョコレート専門店が増えています。
出典:http://www.takepart.com/article/2016/01/06/bean-bar-chocolate
Mast Brothers Chocolate(マスト・ブラザーズ・チョコレート)
この「Bean to bar」ブームの火付け役にもなったのが「Mast Brothers Chocolate」です。
ニューヨーク・ブルックリン発の「Bean to Bar」チョコレート専門店として先駆け、日本の板チョコにも影響を与えました。
名前の通り、マスト兄弟が手がけているブランドで、今ではロンドンにも店舗を構えています。
彼らは元々ピアニストや映像作家として活躍していましたが、趣味としてチョコレート作りを始めたのがきっかけなんだとか。
出典:https://www.facebook.com/mastbrothers?_rdr=p
出典:https://www.facebook.com/mastbrothers?_rdr=p
Chocolate NAIVE(チョコレート・ナイーブ)
ヨーロッパの中心の位置にあたるリトアニアで生まれたチョコレート専門店「Chocolate NAIVE」。
ロンドンでの留学を終えたドマンタス・ウジュパリスさんが母国の食材からインスピレーションを得たことからこだわったチョコレート作りが始まったとのこと。
インターナショナル・チョコレート・アワードやグレート・テイスト・アワードなど、多くのアワードを受賞しています。
出典:https://www.facebook.com/ChocolateNaive/
出典:https://www.facebook.com/ChocolateNaive/
MAROU(マルゥ)
「MAROU」はベトナム初の「Bean to Bar」チョコレート専門店であり、ベトナムならではの味をタブレットにしています。
サミュエルとヴィンセントのフランス人二人がベトナムを訪れた際にそこで採れるカカオ豆の素晴らしさに気づいたことが「MAROU」のはじまりなんだとか。
チョコレートには選定した砂糖以外に何も加えないことでチョコレート本来の美味しさを引き出しています。
出典:https://www.facebook.com/maroujapan/
green bean to bar(グリーン・ビーン・トゥ・バー)
東京にある「green bean to bar」、なんとこちらのお店のファクトリーではチョコレート作りを体験できます!
せっかく美味しいチョコレートを食べるのであれば、ぜひそのチョコレートが出来上がるまでの工程を自分の目で確かめてみませんか?
SATURDAYS(サタデイズ)
こちらは札幌発の「SATURDAYS」。
「Mast Brothers Chocolate」の想いに共感したことが「Bean to Bar」チョコレート専門店として始まるきっかけだったのだとか。
店内のカフェではコーヒーとセットでチョコレートを楽しむことができます。
出典:Saturdays Chocolate Facebook
出典:Saturdays Chocolate Facebook
HP:http://www.saturdayschocolate.com/
以上、国内外の「Bean to Bar」チョコレート専門店をお届けしました。
板チョコというシンプルな作りだからこそごまかしが効かない、いかにカカオ豆の特徴を生かしながら美味しいチョコレートを作ることが大切です。
皆さんもぜひ一度口にしてみてはいかがでしょうか?