目標は決めていない。流れと直感で、今、シフォンケーキショップに挑戦中。
箱部:今後の展開として、何か目標は持たれていますか。
田中氏:決めてないです!目標って、期日を決めると、違うことになったときにどうするの?と思います。だから、明日何か起きても、すぐにそれに乗れるよう常に準備はしています。年間何店出店とかの数字目標も、あまり好きじゃない。流れがやってきて、タイミングが合えば、それをやっていこうかなという感じですね。
今、出店を考えているシフォンケーキ専門店も、堀江での出店を予定していますけど、いい物件が出たら、まさかのダブルオープンも、あるかもしれんしね。
箱部:そういうやり方は、日々努力し続けないといけなくて、実は数字で目標を設定するより、大変な感じがしますが。
田中氏:そうそう、大変。流れと直感と運が、とても大事になってきますよ。今、時代は10年どころか1年で変わるでしょ。その中で、流れを読むことと、気持ちを保ち続けること、ていうのは、一番大事にしていることです。
箱部:鉄板と全く違うジャンルのお店にチャレンジされる際に反対などはなかったんですか。
田中氏:だいたい、何かを始めるときは、みんな賛成してくれますね。今回のシフォンケーキの店も、もともと難波店にいた24歳の女性スタッフを店長に抜擢したんです。そういった柔軟性は、土台にすごくあるんで。
初の女性店長で、働く上でのいろいろな悩みがあるでしょうから、コミュニケーションはすごくとっていて、なんでも話してもらっています。
箱部:本日はありがとうございました。

編集後記
実は取材直前に、難波にある「寿座」にお邪魔して、看板メニューのトマト焼きそばをいただいてきました!焼きそば自体もすごく美味しかったのですが、スタッフさんが非常に元気。「ただ元気」「ただ活気ある」というのではなく、それぞれのお客様をさりげなく見守り、声をかける姿が印象的でした。
師匠やブレーンは作らず、我流を通し、まさに“命をかけて”確固たる結果を積み上げてきた田中社長ご自身も、何より印象的だったのは、物腰のやわらかさ、感性の鋭さです。
目力の強さや芯の太さに加え、鋭敏な表現力で、私たちに分かりやすく、ひとつひとつを丁寧にお話される姿に、取材陣も一気にファンに!胸に響くお話をたくさんしていただきました。ありがとうございました。
数字目標を立てずに、流れを読み、新しい波を見極め、進みたいと語る田中さん。今後、どんな場所でどんなことを始めるのか、とても楽しみです!