多くの求人媒体では、求職者の応募方法は「WEB」「電話」と2パターンに分かれますが、どちらが多いかご存じでしょうか。

クックビズの掲載求人への応募方法を調べたところ、その4割が電話での応募でした。

求職者はたくさんの求人を選ぶことができる

厚生労働省が発表した2019年10月の有効求人倍率は、1.57倍と高水準で推移しています。この数字からわかるように、求職者はたくさんの求人から選べる状況にあります。

特に飲食業界では人材不足の状況が続いていることもあり、求職者からの応募電話についてはしっかりと対応したいところ。

しかし、店舗で採用活動を行っている場合、営業と並行して行っているためなかなか迅速に対応できない、というお店も多いのではないでしょうか?

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店舗での採用活動となると、ほとんどが店長(または店舗責任者)が対応されますよね。
通常の営業業務、スタッフのシフト管理、販促活動、メニュー考案、人件費や売上の管理など店長の仕事は多岐に渡るため、採用活動にまで手が回らないという事態も!

求職者からの応募対応や進捗状況を、店長しか把握できていないまま応募が殺到するとどうなるでしょうか。

  • 担当者不在で折り返し対応にしてしまい、電話すると繋がらない=応募者を取り逃がす
  • 夜の営業時間帯にかかってきた際、忙しく雑な対応をしてしまった=面接辞退、応募辞退の増加

など、多くのリスクが生まれる可能性があります。
応募時の対応がほんの少し悪かったというだけで、良い人材を逃がしてしまっているとしたら、とてももったいないですよね。

求職者を逃がさないための対応策とは

では、応募してくれた人を逃がさないためには一体どうすればよいのでしょうか?
次から、ご紹介します。

電話対応をしている女性店員がOKをしている画像

<求人票>

■電話応対可能な時間の記載

ランチやディナーの忙しい時間帯は電話まで手が回らない、ということはありませんか?そんな理由で応募者を逃さないためにも、確実に対応できる時間帯を記載しましょう。たとえば、「14時~18時は直接対応可。それ以外の時間帯は留守番電話に、名前と電話番号を残していただければ後ほどこちらから折り返します」などと記載しておくのもいいですね。

■サブの連絡先の記載

電話番号が複数ある場合は、そちらも記載するのがおすすめです。お店の番号と店長の社用携帯番号を載せるのもいいですね。

<対応時>

■留守番電話の設定をする

先にも書きましたが、繁忙時に折り返す場合に有効です。その場合、なるべく自動設定のものではなくお店の方の声で吹き込んだものがよいでしょう。

■受電時に対応ができない場合は、折り返しの希望時間を伺う

採用担当者が不在の場合、折り返す旨を応募者に伝えると思いますが、その際に電話が受けられない時間帯(もしくは都合のよい時間帯)を確認しておきましょう。

■他のスタッフで対応できるようにルールを決める

採用担当者が不在の場合でも対応できるよう、マニュアルを作成しておくのもおすすめです。そうすれば、誰が電話をとってもスムーズに対応できます。

■繁忙時の受電は、メールでのご連絡に切り替える

電話で応対する時間がない場合は、後ほどメールでやりとりするというのも手段のひとつです。その場合は、相手のメールアドレスをしっかり確認してくださいね。メールであれば、時間帯をそれほど気にせずに済むのも大きなメリットです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
求職者からの応募電話は、いわば採用の第一歩。ここをしくじってしまわないために、しっかりと対策を立てておきましょう。
電話がかかってきた時に慌てず丁寧に対応すれば、お店の印象はグッとよくなりますよ。
実際に求職者と話す場合のシミュレーションができる、こちらの記事も併せてお読みください。
忙しい採用担当者に読んで欲しい。応募者対応のポイント

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