面接は、単に企業側が応募者の資質について評定するだけの場ではなく、企業と応募者の相互理解を深める場でもあります。

お互いの理解が浅いままの面接は求職者の早期退職やトラブルにつながるリスクも。今回、採用を成功させるための面接の基本7カ条を紹介します!

面接を受ける女性

面接は選ぶ場ではなく、相互理解の場

面接者は、応募者の応募動機や、自身が人生において実現したいこと、会社に期待することは何なのかを質問しながら、相手を十分理解するよう勤め、この店舗・会社に入るとそれらがどのように具現化できるのかを丁寧に説明していく必要があります。

つまり、“面接は自社をプレゼンする場”でもあるということを覚えておきましょう。

自社で働く魅力を語れるようにしておこう

昨今では、応募者は転職活動において、複数社に応募し、面接を受けることは当たり前の時代です。

選ぶという視点より、優秀な人に選ばれる飲食店、飲食企業になるという視点を持たなければ、これからの人材採用は難しくなることは確かです。

他社・他店と比べて、どんな魅力があるのかをしっかり語れるよう準備しておくことが大切です。
個人の価値観や好みなど、主観ばかりでなく、客観的な視点で応募者をみることを忘れないようにしましょう。

面接担当者は複数名で。大人数での面接はNG

大人数での面接は応募者に過度な緊張を与えてしまいます。リラックスして面接に臨んでいただくためにも少人数(2名程度)で担当するのが好ましいです。
創業期の会社であれば、トップが面接するとこれからの成長性を感じてもらえるというメリットも。

1名ではなく2名である理由…複数の目による評価が可能となり、結果的に採用基準のぶれをなくすことに有効です。
求める職務の現従業員を交えることで、職場の生の声を直接伝えられたり、現従業員の納得感を生み出したりというメリットがあるのでオススメです。

準備が肝心。行き当たりばったりの対応は失敗のもと

面接前にが以下がしっかり整っているか必ずチェックしましょう。

  • 店舗や会社の説明をできるようにしておく
  • 応募者データの確認
  • 事前に送られてきた応募者の履歴書や職務経歴書を見て、おおよその人物像をイメージ
  • 店舗や会社について、しっかり説明できるように内容を準備する

面接の流れ

面接の所要時間30~最大60分が目安。

▼挨拶(双方)
▼会社説明(面接官)
▼自己紹介、自己PR(応募者)
▼質問と応答(双方)

自社の強み、出店計画と将来性、中長期的なビジョン、働きがい、職場の雰囲気の良さなど、アピールポイントはしっかり説明しましょう。
また、弱みについても素直に話し改善策などを提示しましょう。

例)現状は週休1日だが、従業員を増やし来年●月からは週休2日制を実施する予定、など。

一般的な面接回数を知ろう

個人店であれば1~2回、飲食企業であれば2~3回が一般的です。
例)全国にチェーン展開している大型企業→1回目:店舗の店長 2回目:SVや幹部 3回目:取締役や重役

聞いてはいけないこともある。面接での注意事項

NGの質問を把握しておきましょう。

  • 応募者の本籍や家族の職業など、差別に繋がることや、宗教や支持政党など個人の人権に関わるようなこと、プライバシーに関することは質問してはいけません。

知っておきたい!面接時のNG質問事例集

  • 読んでいる新聞は?
  • ご両親それぞれの出身地はどちらですか?
  • 家族構成を教えてください。
  • 結婚や出産の後も働き続けますか?

また、「明日から来て」といきなり言う方もいますが、在職中の方が面接に来る場合も少なくありません。

まずは応募者の勤務開始希望日を確認し、お互いが納得のいく入社日を設定しましょう。

ビジネスマン 走る

いかがでしたか?
今はツイッターやフェイスブックなどのSNSですぐに悪い評判が流れる時代です。

応募者はお客様の一人でもあるという事を忘れずに、発言には十分考慮しましょう。

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