串カツあらたのイメージ画像

大阪・豊中に本社を置く株式会社大塚フーズは、ラーメン店FC「天下一品」の展開や、オリジナルブランド「串カツ あらた」を運営する企業です。特に「串カツ あらた」は、名古屋市を中心に出店。男性はもとより若い女性からも多くの支持を受け、これまでの串カツ業態にイノベーションを起こしたとも言われています。

固定観念に捉われず、斬新な発想と行動力が基盤となり、今後もオリジナルブランドの展開や運営を視野に入れています。

企業理念である「地域に愛され自他ともに成長し、愛され続ける店づくり」を推進。何よりも【地域】を大切に考え、そこで作られた食材、そこで生きる人たちにスポットを当てた取り組みを行っています。

既存事業を成功に導いた大塚フーズの考え方

串カツあらたの店員3名が仲良く腕を組んでいる

大塚フーズのオリジナルブランドである「串カツ あらた」は、現在名古屋市を中心に直営・FC店合わせて9店舗を展開。驚くべきことは、店舗同士の距離がごく近く、徒歩圏内にあること。そして週末中心に予約だけで満席になることです。

“串カツと言えば大阪のおっちゃん”というイメージを覆すべく、デザイナーが監修したおしゃれで明るく、お客様を引き込む内装や、胃もたれの少ないバッター液が好評となり、女性でもついつい食べ過ぎてしまう串カツが特徴。その結果、20〜50代の女性のリピーターが増え、今までの男性客の需要と併せて皆に愛される店となり、「名古屋で串カツと言えばあらた」と言われるまでに成長しました。同社の考え方である「常識を取っ払い、発想力とマーケティングによって繁盛店を生み出す方法」が功を奏した結果になったのです。

そして、培った知識やノウハウをさらに活かすべく、新しい取組みを加速。ここから”地方創生”へと発展していきます。

大塚フーズが提唱する地方創生とは

【地産地消】という言葉を耳にしたことはありませんか。

そこに住む人、働く人、飲食店にとって、地域で育った野菜や近海でとれた新鮮な魚介類を率先して使用することがとても大切です。現段階では地場物の使用シェアはまだまだ高くありませんが、企業として継続的に取り組むことが地方創生への根幹にもなり得ると考えています。

田植えをする女性4人

ですが、既存事業だけでは地方創生の新たな価値を定着させることには限界がある…。
目指すのは”当社が起点となり、新たに生み出すこと”だと考えました。

新たな仕掛けを発案中!

そこで、大塚フーズが起点となり地域を動かすという、大きなプロジェクトを始動させることに!地方創生の観点から、地域経済の発展・活性化、地域資源の魅力再発見を。さらには、連携事業者の事業参画メリットも打ち出す施策に乗り出しました。

ジョンスミス

店内の様子

店内

まずは地域に馴染む新ブランドを誕生させることからスタート。ここでは、地域の方をスタッフとして採用することで雇用促進を図ります。
そして新ブランドの対象店舗では、民間の保育事業と連携し、子育てに忙しいパパママ世代へ束の間の休息のプレゼントを導入(※)。このサービスを利用してくれた方には、提携先の一時保育料金が割引となる他、新ブランド対象店舗では特別サービスを受けられるといった内容で企画をしています。
※コロナ禍での対応は要確認となります

子育て世代を支え、地域で守ることの意味

実はこの企画、担当者の「一時保育子育て連携事業」の経験を活かしたもの。

  • 外出したくても出来ない
  • 少しだけでも自分の時間が欲しい
  • ランチやショッピングを楽しみたい

という悩みを持った子育て世代へ向けた【一時保育付きランチ】への参加をきっかけに、継続的な一時保育の活用に繋げていきたいと感じたそうです。
子育て世代への小さなプレゼントから始まり、消費の活性化、企業へは”子育て支援の大切さ”を見直す気付きへと。また、一時保育の認知を広める事で『子育てがしやすい環境』であることを伝え、出生率増加による経済の発展へと繋げていく。点が線で繋がったとき、本当の意味での地方創生が完成すると考えています。

ランドセルを背負った子供2人が手をつないで走っている

新業態としてのハンバーグ・肉料理専門店では、地域への貢献をテーマに企画を考案。地元の素材や商品・サービスををつかった『他にはない試み』を仕掛けていく。
先に見据える目標は、『地域を活性化させ、結婚や子育て支援へと発展すること』。誰もが住みやすく、誰もが安心して子育てができる環境こそ、大塚フーズがめざす地方創生です。

大塚フーズの取組みが全国、世界へ広がれば未来は明るい

取材に対応くださった大塚フーズの担当者曰く、

自社だけではなく官民が協力してこそ、課題へ向けスピーディに取り組めます。”人を喜ばせること”をテーマに足元を固めてきた飲食企業から、地方創生を加速できる。私たちができることにプラスして、たくさんの人の動きに繋がれば、社会もさらに良いものになると考えています。

コロナ禍により、もはや仕事は場所を選ぶ必要のない時代。東京でなくてもやりたいことができ、第二第三の東京がどんどん生まれてくる可能性がある時代です。

この地域創生事業は、仕組みが完成すれば、場所を選ばず展開可能なことが最大の魅力。あなたの関係地域でもすぐに出店可能です。

次なる人気都市を一緒に生みだしませんか?この事業に興味を持ち、ともに企画を進めてくださる方がいればぜひお問合せを!

編集後記

今回は、”飲食業界が行う地方創生”の取組みを紹介しました。

「東京一極集中」を緩和するためにも必要なのが、過疎化が進む地域を活性化させること。その観点からいくと、雇用問題や地元企業の発展は避けて通れません。大塚フーズが行っている取組みが知るところになり、街をあげて立ち上がれば、もしかすれば課題解決の糸口になるかもしれません。

現在は大阪や名古屋を中心に店舗展開を進める大塚フーズですが、今後はエリアを広げ展開を進めていくとのこと。

あなたの住むエリア、あなたが生まれた地域を「あの頃のように元気にしたい!」という想いをお持ちであれば、ぜひお問合せください。

<お問い合わせ>

企業名 株式会社大塚フーズ
住所 〒560-0082
大阪府豊中市新千里東町1丁目4-2 千里ライフサイエンスセンタービル8階
TEL 080-3843-0025


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