現金と赤い矢印のうえにコックさんの人形が立っている画像

2019年10月に全国最低賃金改定が行われ、2020年もますます平均給与の上昇が予想されます。
今回は、2019年に求人サイトクックビズで実際に掲載された求人を元に、飲食業界における一般的な職種の平均給与額をまとめました。

職種・エリア別平均給与(正社員)

※クックビズに掲載された求人情報より平均給与額を集計(集計期間:2019年1月~12月)

■ 概況

全国的には、微増傾向。
職種別では、「製菓・パティシエ」の伸び率が最も大きくなっています(関東・関西・東海で前年比よりプラス傾向)。次いで、伸びているのが「ホール・サービススタッフ」。
エリア別では、東海エリアが軒並み前年より大幅に伸びているのがわかります。ただし、「店長・マネージャー(候補)」「製パン・ブーランジェ」はダウン。最も伸びているのは関東の「製菓・パティシエ」で、前年よりプラス1.3万円アップ。

職種・エリア別平均給与(アルバイト・パート)

※クックビズに掲載された求人情報より平均給与額を集計(集計期間:2019年1月~12月)

■ 概況

いよいよ、アルバイト・パートの時給も全国平均が時給1,000円を超えてきました。
最低賃金も東京、神奈川では時給1,000円以上に。関東エリアは、2020年もますます上昇すると考えられます。正社員の平均給与が伸びていた東海エリアですが、アルバイト・パートはマイナスの伸び率となっています。

業態・エリア別平均給与(正社員)

※クックビズに掲載された求人情報より平均給与額を集計(集計期間:2019年1月~12月)

■ 概況

軒並み上昇傾向。
業態別では、「創作・ダイニング」が全エリアでアップ。「和食全般」も、わずかですがアップしています(関西を除く)。
エリア別では、関東、東海、九州で上昇傾向が続いています。上り幅が大きいのが、関東の「洋食全般」「カフェ」、東海の「給食・社員食堂・介護・病院」、九州の「カフェ」。

業態・エリア別平均給与(アルバイト・パート)

※クックビズに掲載された求人情報より平均給与額を集計(集計期間:2019年1月~12月)

■ 概況

全国平均すべてにおいて時給1000円以上となり、時給1000円未満では応募がつきにくい状況。
業態別の正社員では苦戦していた関西エリアですが、アルバイト・パートにおいては軒並みアップしている傾向です。

まとめ

求職者が応募先を選ぶ基準として、給与や休日、待遇面は大きなポイント。平均値(市況感)を参考に給与を設定すれば、有利に採用を進めることができるのでおすすめです。

今回ご紹介したデータは、クックビズが運営する求人サイトで実際に掲載された求人情報を元に算出した情報です。
求人各社でも、平均賃金や時給データを算出しています。まずはデータ収集して基準を定めることが、いい人材を集める第一歩といえるかもしれませんね。

人材のことなら何でもご相談下さい
クックビズでは飲食・フード業界に特化し人材採用、人材育成の課題解決を支援する様々なサービスをご用意しております。興味をお持ちいただけた方は、気軽にご相談ください。