
先日、街を歩いていると、4台の大型バスが並んで停まっていました。
「修学旅行の季節には早いなあ」と思いよく見てみると、降りてきたのは、中国からの観光客の方々でした。
近年、海外からの訪日観光客は増加しており、特に中国人観光客の増加率は日本政府観光局によると前年比93%の増加とほぼ倍の増加数です。
(参考:http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/visitor_trends/pdf/2013_15_tourists.pdf)
最近、中国人観光客が多いと実感されている方も多いのではないでしょうか?
飲食人の方々にとってこれは大チャンスです。
訪日中国人の主な目的の1つは「日本食を食べること」。
この、絶好の機会を逃す手はありません。ぜひ、この記事を参考に中国人観光客向けのメニューを取り入れていってください。
1.寿司
(http://www.tohokukanko.jp/miyagi/sushi/)
これは定番中の定番ですね。
中国人には、生魚を食べる文化がほとんどないのですが、「寿司を食べないと日本食を食べた気がしない」という理由から寿司を食べる方が多いようです。
(http://www.recipe-blog.jp/blog/kinniku/2012/02/post-192.html)
中国の方は、濃厚な味を好む方が多いようで、脂ののったサーモンやまぐろ、うなぎは非常に人気があります。
もちろん、普通の飲食店で寿司を用意するのはなかなか大変ですが、これらのネタだけでもメニューに取り入れれば効果抜群かもしれませんね。
注意すべき点としては、中国の方に限ったことではありませんが、生臭いものは苦手な傾向にありますので、ネタの臭いには気を遣う必要があります。
2.納豆
(http://matome.naver.jp/odai/2142794917132564301/2142795022633028303)
欧米人には不人気な納豆ですが、中国の方もやはり、苦手な方が多いようです。
しかし、中国最大の検索エンジン”百度”で日本食に関する検索で2位にランクインしています。
というのも、納豆は中国には無い食べ物です。
あの独特の匂いと、ねばねばとした見た目(実際もネバネバですが)から食べようと踏み切る人はそれほど多くありませんが、興味がある人は一定数存在するようです。
まだ、「食わず嫌い」の状態ですので、納豆の美味しさを伝えることができれば、大ウケすること間違いなしです。
クックパッドに大量に納豆レシピが掲載されていますので納豆料理の参考にご覧ください。(クックパッド納豆レシピ)
3.わさび
(http://www.voxtrading.jp/index.php/archives/360.html)
3つ目にご紹介するのは「わさび」です。
日本人にはおなじみのわさびも、中国の方にとっては珍しく、大変人気があるようです。
わさびは、料理ではありませんが、非常に人気で、様々な料理と組み合わせることができるので取り上げておきたいと思います。
わさびは中国には無い香辛料で、わさびの独特の「ツーン」とした辛味がクセになるようです。(この点は日本人と同じですね)
しかも、わさびが好きな方の好き度合いは尋常ではなくお刺身を食べるときにお刺身にわさびを付けて食べているのか、わさびにお刺身を乗っけているのかわからないほど。
(*これは極端な例です)
(http://matome.naver.jp/odai/2129186014495761601/2129186500095860903)
お店で出す場合には、もちろん刺身と一緒に出してもいいですが、それでは味気ないのでちょっと工夫して、おしゃれなわさび料理を提供すると良いかもしれません。
以上、中国人観光客に人気のある日本食でした。
この他にも、てんぷら・とんかつなども人気があります。
意外と普通の家庭料理が好まれるようですね。
飲食店の方々だけでなく、おうちで中国の方をもてなす機会がある方もぜひ参考にしてみてください。