経営者は独りよがりにならないこと
従業員意識調査で企業(店舗)の状態を客観的にみてみよう

第1回~3回を通して、職場を活性化させ、人材を離職させないポイントをいくつか挙げてきましたが、最終章では、経営者が企業(店舗)の状態を正確に把握することの大切さをお伝えします。

 加藤さん:これまで数々の店舗や企業をコンサルティングしてきましたが、経営者と従業員の間には隔たりがあるものです。経営者と現場スタッフ1000人を対象に行なったアンケートの結果、80%の経営者は現場をよく理解していると感じ、80%の従業員が経営者は理解していないと感じています

ギャップが大きい店舗(企業)ほど、社内の風通しも悪く、トップや上司に気兼ねをして、多くの社員が自分の考えや意見を活かせていません。IT導入をサポートする際も、人間関係や組織に問題がある場合は、うまく進まないケースが多いですね。離職率が高い、業務がうまくはかどらないなら、経営者が店舗(企業)の状態を正確に把握してみることです。
おすすめは従業員の意識調査を行うこと

 意識のズレ

──ChatWork Academyでは、139問の問いに従業員がクリックで答えるだけで組織の課題を解決する「組織診断」を行っていますね。

加藤さん:「組織診断」は、パソコンやスマホ、タブレット端末で簡単に行えます。所要時間は約20分程度。従業員の個別の回答は、絶対わからないシステムにしています。数字やデータで客観的に結果が出るので、これまで見えなかった問題が分かったり、逆に問題の解決の糸口がつかめることもありますよ。

経営者が状況を把握してから、従業員に理解を示しながら改善点を促すと、納得してくれやすく、業務がはかどります。

 ──経営者の独りよがりで業務を進めても、従業員はついてこないということですね。最後に経営者の方にアドバイスをお願いします。

加藤さん:最近、コンサルティングをしていて思うのは、業務改善が進む店舗と全く進まない店舗、2極化傾向にあるということです。これは、経営者が聞く耳をもてるかどうかにかかっています。経営者のみなさんには耳の痛い話ですが、「組織診断」では自ら(経営者)の振り返りも行えます。
人生は誰しもHappyに過ごしたいもの。通常8時間労働ですから、人生の3分の1は仕事をしています。同じ働くなら社長様、社員様、お客様、みんなHappyになる方法を考えましょう。

組織診断ズレ

組織診断

「組織診断」では、会社方針、仕事内容、人間関係、仕事環境、IT環境の5つの診断ができます。

──実際は、全く聞く耳をもたない経営者も結構いるとこっそり教えてくれた加藤さん。そんな時、「組織診断」が客観的な判断を行ってくれます。ナンバー2のポジションにいて、トップと部下の板挟みになっている人にも有効なのでは??経営者には見えない組織の問題を「みえる化」してくれますよ。

 

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【講師プロフィール】
ChatWork Academy株式会社 代表取締役 加藤利彦さん
同社の親会社であるChatWork株式会社での人事担当役員時代に、労働環境の改善に尽力。
ITの徹底活用により、業務を効率化。社員の負担を減らし、コミュニケーションを円滑に。
株式会社リンクアンドモチベーションの組織診断において、
2年連続で「日本一社員満足度の高い会社」に認定。

■協力
ChatWork Academy株式会社
大阪市中央区備後町3-6-2 大雅ビル3階

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