株式会社TSUJIYA GROOVEのサムネ画像

株式会社TSUJIYA GROOVEの代表辻さん

Z世代/22歳 木村スタッフに聞いた「代表はこんな人」

──今日はスタッフの方にも話が聞けるとのこと。よろしくお願いいたします。

木村さん:入社5年目の木村 賢人(きむら けんと)です。この店「京都 炭火串焼 つじや 京都駅前店」で勤務しています。よろしくお願いします。

辻代表:賢人とは賢人が通っていた高校の就職紹介で出会いました。

──この会社に入社したいと思った理由を教えてください

木村さん:僕は高知県出身なんです。代表がバンドマンというので一気に興味が湧いて(笑)。社内で催す学生バイトさんを見送る「卒業式」ではバンド演奏もすると聞いて「この会社、楽しいに決まってるな」って。僕もベースを弾くので。

スタッフの木村さんと辻さん

左:木村 賢人(きむらけんと)さん・22歳。

一同:(爆笑)。

木村:それにデスクワークで静かに仕事するより、居酒屋のワイワイした雰囲気の中で仕事をする方が自分に向いてると思ったんです。お客様とのかけ合いも楽しいですしね。

──入社して一番の思い出は?

木村:店長をさせてもらったことですね。入社して1年。19歳のときでした。長続きはしなかったんですけど。とにかく刺激的すぎました。

辻代表:あれは鬼やったな(苦笑)。でも「ライブハウスのようなお店をしたい」という自分なりの理念をもっていてね。「ぜひ、やってもらいたいな」と思って任せたんですよ。

──店長を任されてどうでしたか?

木村:まだまだだと感じました。あと店舗を運営するには、いろんな決裁を求められて、それを素早く処理する能力が足りてないと実感しました。今、一般社員に戻って、自分が店長としてできていなかったことを「なるほど、こういうことか」と学んでいる感じです。

店内でポーズをとる清水さん・辻さん・木村さん

左から:清水 皓太さん(22歳)、辻代表、木村さん
清水さんは木村さんと同期入社。店には時々お母様も来店するそう。「働いてる姿をみて安心してくれてるんじゃないかな」と話してくれました。

──そこで辞めてしまう人もいます。続けられた理由はなんでしょうか

木村さん:この会社はいい人ばっかりなんですよ。居心地が悪くなることはなく、自分が店長職がしんどかったからといって辞める理由には全くならなかったですね。

辻代表:いま、賢人は優秀な焼鳥の“焼き手”に育ってきてます。22歳でここまでの焼き手は、そういないですね。当社で5本の指に入ります。

──代表はどんな方ですか?

木村:全力でみんなを楽しませようとしてくれる人。卒業式であったり、運動会やBBQもですね。

辻代表:まず自分が一番楽しんでるからね(笑)。

カウンターで話す辻さん

「会社の理念のためにも、休みを増やすことや給料アップはもちろん行います。そしてみんなで描いたその先の夢を、その可能性を僕が一番信じたい─。そう思ってこれからも進んでいきます。」

──最後に、辻さんはどんな時にスタッフの成長を感じますか?

言葉が変わった時です。自分に矢印を向けた言葉から誰かのための言葉に…。理念は『目の前の大切な人の笑顔のために』だから。人生は笑顔をたくさん創る旅のように思います。僕自身関わる人の笑顔のために挑戦していきます。

──今日はお忙しい中、ありがとうございました

まとめ

今後、TSUJIYA GROOVEの目標は?とお聞きしたら、
「焼鳥で世界一になること。まずは京都でナンバーワン」。
そのために焼鳥店でミシュランをめざすとお話してくださいました。

この「ミシュラン星付きをめざす」という目標もスタッフの発案で、辻さんは自分が思いもしなかった案に驚くとともに、すごく嬉しかったんだそうです。2023年春にオープンする『鶏匠 つじや 本店』は、その布石となる店として計画。初の会員制でコース料理のみのコンセプトになりました。

「1人の100歩より100人の1歩」。
今日、お話をお伺いして、一緒にはたらく仲間や、その成長・失敗をみんなで受け止める空気感が安心できる居場所を形作り、みんなが楽しく働ける元となっていくんだと感じました。ミシュラン店に選ばれることを応援しています。そのためのアイデアも募集中だそうです。

<インタビュー・記事作成:杉谷 淳子、撮影:川谷 吉秀、画像協力/株式会社TSUJIYA GROOVE>


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