木箱に入ったトリュフ

世界三大珍味(キャビア、フォアグラ、トリュフ)のうちのひとつである「トリュフ」は、フランス料理で香りづけなどアクセントとして用いられることでも知られている食材です。そのゴツゴツとした独特のカタチや、スライスした時の他にはない見た目はインパクト大!
トリュフってそもそも何?黒と白以外にはないの?どんな味や香りがするの?など、トリュフの謎に迫ります。

ズバリ!トリュフの正体ってなあに?

高級レストランなどで出てくるイメージが強いトリュフですが、実は塊状のキノコの一種。「セイヨウショウロ(西洋松露)」というキノコなんです。主にフランスやイタリアの山林の土中に埋まっており、その希少性から「黒いダイヤ」と呼ばれることも。

人工栽培も安定しておらず、採れる場所も限られているため高値で取引されています。土の中に埋まっているため、豚や犬が臭いをかぎつけて掘り出すという昔ながらの採取法にたよっていたり、採れる場所も限られていたりするのも、高値になっている理由と考えられます。

スライスしたトリュフ

トリュフの種類・味・香り・産地・価格について

実はトリュフには何十種類もあり、色も黒と白だけでなく赤褐色や灰色のものなど実にさまざま。旬は秋~冬(11月~3月頃)のものが多いですが、品種によっては初夏~初秋が旬のもの(サマートリュフ)も。

味については人によって感じ方が異なりますが、生のトリュフをスライスするとじゃがいものようなシャキシャキ感があります。味は、生のマッシュルームやしいたけのよう、と表現されることもありますが、一度に大量に食べるものではないため、味がよくわからないという人もいるほど。食感は、生で食べることの多い白トリュフの方がしっとり柔らかく、黒トリュフよりも食べやすくなっています。

それとは別に、トリュフの最大の魅力といっても過言ではないのが「香り」です。しかし、この「香り」も表現するのが難しく、さまざまなものにたとえられています。

  • バターのような動物的で濃厚な香り
  • ニンニクの香り
  • アーモンドの香り
  • 土や森の香り
  • ガソリンのような香り
  • スパイスのような香り など

また、黒トリュフより白トリュフの方が香りが強く、一般的に黒の方が植物的な香りで白の方が動物的な香りといわれています。黒トリュフの中でも夏に採れるサマートリュフは、香りがほとんどしないという特徴も。

白い布に包まれた白トリュフ
産地については、黒トリュフはイタリア・フランス・スペインがほとんど。白トリュフはイタリア北西部のアルバという地域でのみ採取されます。ヒマラヤトリュフという品種は中国・四川で採れます。

日本でも国産トリュフがあるのですが、一般的に出回っている海外のものとは別の品種。数も少ないため、人工的に栽培して商品化につなげようという動きもあります。

<フランスで買う場合のトリュフ価格の相場>

種類 価格
サマートリュフ 230ユーロ(1キロ約3万円)
黒トリュフ 500~1,000ユーロ(1キロで約6.5万~13万円)
イタリア・アルバの白トリュフ 5,000ユーロ~7,000ユーロ(1キロ約65万~91万円)

※参考サイト「Sakurakoブログ

希少性とあいまって、価格は一般的なキノコ類に比べるとかなり高額。ちょうど日本の松茸に匹敵するほどの価格と言えば、わかりやすいかもしれません。日本で購入すると、現地価格の約3~4倍ほどの金額に!

フレッシュトリュフは数が少なく高価であるため、一般のスーパーなどではほとんど置いていません。通販サイトなどを利用すれば、個人で購入することも可能です。その場合、実物を見たり触れたりすることができないため購入には注意が必要です。まず第一に、オンシーズンに買うということ。さらに、収穫地や販売者をしっかり確認し、ハンター協会に属している人物から買うようにしましょう。


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