(出典:http://hattoblog.blog84.fc2.com/blog-category-3.html)

宇宙食ってご存知ですか?

その名の通り、宇宙で食べるためのもので、主にスペースシャトルや宇宙ステーションでの宇宙飛行士のための食事として開発・提供されています。
地上ではほとんどお目にかかることができない宇宙食を今回はクローズアップし、ご紹介したいと思います。

宇宙食の条件

無重力で空気もなく、地球とは全く異なる環境である宇宙の食事はやはり、地上とは違います。

① 長期保存可能

宇宙空間への物資の補給はほぼ不可能もしくは回数が限られています。
なので、長期保存できることは必須条件です。

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(出典:http://www.blog.maruha-nichiro.co.jp/2012/08/000035.html

② 軽量であること

燃料などの関係から積載貨物量は限られており、食品もできる限り軽量である方が好ましいといえます。
また、郵送コストも1kgあたり約8,800ドルもかかると言われているので、お金の面でも軽いにこしたことはありません。

(三色アイスクリーム)

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(出典:http://ofdfoods.co.jp/spacefood.html)

③ 臭いがあまりでないこと

宇宙船の居住空間は密閉されており、換気装置の能力にも限界があります。
そのため、臭いが強い食材は好ましくありません。

指で×のサインを送る女性

④ 栄養価が高い

これはもっともではないでしょうか?
地上と違い、自由に食事をできるわけではありませんので栄養バランスというのはとても大事です。

野菜

⑤ 温度変化や衝撃に強い

発射時や大気圏突入時などスペースシャトルは温度の変化と強い衝撃にさらされます。
そのため、例えば割れてしまうような食品や、熱を加えると傷んでしまうような食材は適していません。

⑥ 特殊な調理器具を使用しない

さきほども述べた通り、積載量には限界があり、調理器具をいろいろ載せるわけにはいきません。
なるべく簡単な調理で道具をあまり使わず食べられるものが好ましいです。

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(出典:http://www.yokohama-rf.jp/shisetsu/rapport/sisetsu/koulist.html)

⑦ 加水調理できるもの

宇宙船では燃料電池を使用しており、副産物として水が作られます。
この水を熱して使うことはとても効率がいいので、水を加えて調理できるようなものが宇宙食には適しています。

宇宙食の変化

宇宙食の変化は宇宙開発の歴史そのものです。
1962年~現代までの宇宙食の変化をご紹介したいと思います。

① 1962~1963年:マーキュリー時代

(マーキュリー)

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(出典:http://ar75ts.exblog.jp/23084717/

一口サイズの固形食が多く、練り歯磨きこのようなチューブ状、クリーム状、ゼリー状の宇宙食が主流です。
あまり評判はよくなかったとか。

② 1963〜1968年:ジェミニ時代

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(出典:http://travelonlinenews.jp/archives/90/)

少し水分を含んでおり、水を使用して食べる感想食品なども登場しました。
不評だったチューブはなくなりました。

(マーキュリー時代〜ジェミニ時代)

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(出典:http://thefoxisblack.com/2013/01/18/weightlessness-tastelessness/)

③ 1969〜1972年:アポロ時代

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(出典:http://heiwaco.tripod.com/moontravel1.htm

お湯が使えるようになったことで食べられるものも豊富になりました。
元に戻して、スプーンで食べるような食事ができるようになったのもこの頃です。

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(出典:http://iss.jaxa.jp/spacefood/overview/countries/)

④ 1973〜1974年:スカイラブ時代

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(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%964%E5%8F%B7

地上に近い食事ができるようになったのはこの時代です。

温度安定化食品や自然のままの食品、あらかじめ調理され凍結された食品などが食べれるようになり、冷凍冷蔵庫やダイニングテーブル、ナイフ、フォーク、スプーンも宇宙船に持ち込まれるようになりました。

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(出典:http://blog.nakatanigo.net/archives/50756800.html

⑤ 現在

一般の食材をそのまま使用したりしています。

フリーズドライ食品や半乾燥食品、りんごやオレンジなどの新鮮な食材も食べれるようになりました。
種類も豊富で180種類以上あります。

(日清の醤油ラーメン)

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(出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Space_food)

いかがでしたか?
いろいろな制約のもと工夫が凝らされている宇宙食。

昔はあまり美味しくなさそうですが、今は食べてみたいとすら思います。
これから宇宙へ旅行ができる日がくればきっと宇宙食が当たり前になることでしょう!

参考:http://iss.jaxa.jp/gallery/sp-museum/c04_food/
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%A3%9F