
世界の料理をアルファベット順に紹介するこの企画。
第2弾「B」に突入です!
今回は前回の「A」に引き続き「B」から始まる世界各国の家庭料理・郷土料理を紹介したいと思います。
簡単なレシピも載せていますので、興味のある方は一度ご自宅で作ってみてください。
目次
Bosanski lonac(ボサンスキーロ ナッツ)
ボスニア・ヘルツェゴビナの料理です。
もともとは鉱山労働者の料理だったそうですが、今では日常的な料理になっています。
皆さんがご存知のところではポトフに非常に近い料理です。
レシピ
- 一口大の野菜と肉、薄切りニンニク、ざく切りのトマト缶、ケチャップ、ローリエ、オリーブ油、塩、こしょう、ヴェケダ(コンソメで代用可)、粉唐辛子を加える
- 水を加える(食材が浸るまで)
- 蓋をして弱火で3~4時間煮込む
(参考:http://www.geocities.jp/eline_saglik/eur/bih/bih_005.html)
上のレシピを読んで、皆さんが気になったのは「ヴェケダ(vagata)」ではないでしょうか?
これは、クロアチアの国民的調味料で、野菜ベースの万能調味料です。
コンソメでも代用できるのですが、味はコンソメよりもあっさりしていて、塩ラーメンのスープのような味がするそうです。
ヴェケダは通販で取り扱ってるので、よりリアルに近いボサンスキーロナッツを味わいたい方は購入してみてはいかがでしょうか?
(楽天;「ヴェケダ」検索結果→http://goo.gl/AkPs7f)
(参考:https://52croatia.wordpress.com/2014/06/11/vegetatv/)
Bienmesabe(ビエンメサベ)
スペインのアンダルシア地方のサメ料理で、「サメのマリネのフリート」という意味です。
※フリート:揚げた
サメは低脂質、低カロリー、高タンパクでスペインではおなじみの食材です。
(http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bienmesabe-2011.JPG)
レシピ
- ワインビネガーにおろしニンニク、オレガノ、パプリカ、塩、こしょうを入れたマリネ液を作る
- マリネ液に一口大のサメの白身を加え、半日ほど漬け込む
- 水気を切って、小麦粉を打つ
- 油でカラッと揚げる
なお、サメは非常に美味なのですが保存が大変であまり市場では見かけない食材です。
手に入らない場合は白身魚で代用できます。
(参考:http://www.geocities.jp/eline_saglik/eur/esp/esp_052.html)
Borani Esfenaj(ボラニ・エスフェナージ)
イラン・イスラム共和国の料理で、「ほうれん草とヨーグルトのサラダ」です。
中東では一般的なサラダでイランではナンに挟んで食べます。(噂ではご飯にも合うとか、、、)
(http://www.rachaelray.com/recipes/yogurt-with-spinach-oregano-and-garlic-borani-esfenaj)
レシピ
- 熱した油におろしニンニクと薄切り玉ねぎを入れキツネ色になるまで炒める
- ざく切りしたほうれん草を入れて、蓋をして弱火で5分
- よく冷ましてからヨーグルトを絡め、塩、こしょうで味付け
- 食べる前にサフラン水をかけて完成
(参考:http://www.geocities.jp/eline_saglik/mid/iri/iri_007.html)
サラダのあっさり感はなさそうですが、ご飯に合うというのは日本人向けではないでしょうか?
こちらは家庭でも簡単に作れそうなので一度作ってご飯と一緒に食べてみたいものです。
(参考:http://www2.aia.pref.aichi.jp/koryu/j/kyouzai/PDF/H21/Iran.pdf)
(参考:http://ameblo.jp/persian-cooking/entry-10028241805.html)
Биточки(ビトーチキ)
※Б=B
ロシア風ハンバーグのビトーチキです。
非常にシンプルですが外はカリッと、中はふっくらで最高に美味だそうです!
(http://kakotvet.com/izha/kulinarni-recepti/25789-bitochki-kartopljani-z-kovbasoju.html)
レシピ
- ハンバーグのタネを作り、楕円形に成形する(家庭のおなじみ料理ハンバーグと同じ作り方)
- 大量のバターで揚げ焼きにして完成
(参考:http://www.geocities.jp/eline_saglik/eur/rus/rus_043.html)
簡単だと思いませんか?
日本の一般的なハンバーグと異なる点は、バターで揚げ焼きにすることです。
これだけで、ロシア風になるので今日の晩御飯のハンバーグはロシア風にしてしまいましょう!
Банштай шөл(バンシュタイ・シュル)
※Б=B
モンゴル国の料理で「バンシュのスープ」です。
「バンシュ」とは、モンゴル伝統の「羊肉の餃子」のことです。
(http://www.solongonews.mn/content/read/77.htm)
レシピ
- 油を熱し、みじん切りのニンニクを香りが立つまで炒める
- 一口大のニンジン、玉ねぎを加え、蓋をして火が通るまで弱火で蒸し煮する
- 水と固形ブイヨンを加え煮立てる
- 塩で味を整え、バンシュ(羊肉の餃子)を入れて浮き上がるまで煮る
(参考:http://www.geocities.jp/eline_saglik/asi/mgl/mgl_005.html)
一見、餃子スープですが、やはり餃子の中身が羊の肉というところが気になります。
ラムは日本でも食べることがあるので羊肉というところはまだ想像がつきますが、それを餃子にするといったいどうなるのでしょうか?
非常に気になります。
以上が第2弾「B」の世界の料理です。
次回は第3弾「C」です。お楽しみに!!!