¡Hola! (こんにちは!)クックビズ総研のjessyです。
私はペルー生まれのラテン系女子です。
10歳まではペルーで育ち、今年4月で日本での生活は11年目に突入いたしました。
大好物の漬物と和菓子に囲まれて幸せなライフを過ごしているなか、やはりお母さんお手製のペルー料理はいつになっても世界一美味しいです。
ところで、皆さんはペルー料理を食べたことはありますか?
マチュピチュやナスカの地上絵の世界遺産で知られている、ペルー。
(Paolo Guerrero celebra con Bandera Peruana)
実は、2014年に”世界で最も美食を楽しめる国“(World’s Leading Culinary Destination)部門でワールド・トラベル・アワード(WTA)の最優秀賞を獲得し、世界中のプロフェッショナルのシェフや美食家に絶賛されています。
あの料理研究家の服部幸應先生も以前からペルー料理に注目しており、昨年ペルー大使館で行われたペルー共和国の独立記念日パーティーにも参加されたみたいです。
ペルー料理を食べたい!というブームが今世界中で起こっており、2008年以降から毎年9月上旬に首都リマで開催されるペルーの食の祭典”Mistura”という大規模イベントを目玉にした旅行ツアーが予約殺到なんだとか。
なぜこのように今ペルー料理は注目を浴びているのか?
とにかく、料理のバラエティが豊かなんです。
目次
料理に使われる食材が豊富
南米国であり、基本は熱帯気候をもつペルーですが、砂漠と沿岸部(イエローゾーン)、アンデス山脈がある高地(ブラウンゾーン)、そしてアマゾン川流域の森林(グリーンソーン)の三つの地形からなっているため、地域によって気候が異なります。
これらの地形や天候によって、様々な野菜や果物類が幅広く収穫されています。
また、ペルーには海あり、川あり、湖あり。魚介類も負けていません。
(Perú)
様々な国の食文化が混ざっている。
16世紀から始まったスペイン植民地時代をきっかけに、ヨーロッパやアジアなどから人が中南米大陸に足を運ぶようになり、そして移民として定住するようになりました。
だからペルーにはスペイン、イタリア、日本、アフリカの食の伝統が残っています。
「多国籍国であれば、オリジナリティはないじゃないか!」と言われるかも知れませんが、実はペルー料理にはペルーならではのオリジナリティが満載です。というのも…
全ての原料は国産のものを使っている。
その代表としてあげられるのがジャガイモ、トウモロコシ、ナッツ、トウガラシ、そして魚介類です。
特にジャガイモは約5000種類ある中の約3500種類がペルーにあるんだとか。
そもそもジャガイモはペルーのアンデス山脈で生まれ、スペイン人によって世界に広がりました。
ヨーロッパ・アジア・アフリカの三大陸の良い点を自分流にし生かしている。
多国籍国である以上、様々な文化がまちに残っています。
日本が外国からの多様な文化をうまく取り組み、天ぷらなど日本オリジナルのメニューを生み出したように、ペルーも料理の手法であったり、保存方法であったり、これ使える!と思ったものを地域流のやり方に加えながら美味しい料理を生み出してきました。
そんなペルー料理にはエスニック系、日系、イタリアン、様々なテイストがあります。
ここで海外の人に人気のメニューTOP5を紹介しましょう。
セビーチェ
新鮮な生魚のマリネ料理です。揚げたアワビや魚も一緒に食べます。
ピリ辛でビールのおつまみとしてもGOOD◎
アロス・コン・ポジョ
見た目が緑色のスパイスの効いたライス料理です。
日本が白酒を料理に使うように、こちらの一品はビールを使っております。
カウサ
茹でたジャガイモを潰し、レモンやパセリ、塩胡椒で味つけした一品です。
間にはアボカドやツナを。ほくほくな食感の男爵を使用。白ワインと相性がGOOD◎
パパ・ア・ラ・ワンカイーナ
こちらもジャガイモ料理で、煮崩れしにくいインカのめざめやメークインを使用。
チーズとトウガラシのピリ辛ソースを添えて食べます。
ソパ・デ・ガジーナ
鶏ガラスープ。ラーメンのように見えますが、スパゲッティを使っております。
レモンを絞って食べるのが一般的です。
どうでしょう。いつもと違うものを食べてみたいな〜、と思っているあなた。
ペルー料理はいかがでしょうか?
ペルー料理専門店はどんどん日本に増えています。
関西・関東のペルー料理専門店もどんどん紹介していきたいと思っておりますのでお楽しみに!