松茸とライム

冷凍した松茸にぴったりの調理法って?

冷凍した松茸は、どうしても食感が悪くなりがち。
水っぽくグニャグニャになってしまうため、焼き松茸のような料理に使うのは不向きです。

そこでおすすめなのが、松茸の食感よりも香りやうま味を楽しめ、松茸ならではの特別感を味わうことができる「土瓶蒸し」「茶碗蒸し」「お吸い物」などのメニューです。

調理ポイントは、松茸を解凍せずに凍ったまま使うこと。
そうすると香り落ちが少なく、松茸の最大の魅力である香りを楽しむことができ、お出汁の中に溶けだした松茸のうま味も味わうことができます。

松茸を適当な大きさに切って酒と醤油で煮た後に煮汁ごと冷凍しておけば、香りが逃げにくいうえに、とても便利に使えます。

松茸を使った土瓶蒸し

松茸を使った「土瓶蒸し」。まずは香りを、その後にお出汁を楽しみます

松茸がたくさんある時のオススメ料理

「お土産に松茸をたくさんいただいちゃった!」「お手頃価格の外国産松茸をたくさん買うことができた!」そんな時の、家庭での味わい方を紹介します。

次のような順番で松茸を存分に味わってみてはいかがでしょう?

<松茸の保存方法とおすすめの味わい方>

  1. 当日や翌日に「焼き松茸」!松茸そのものの香りや食感を贅沢に楽しむ
  2. 冷蔵庫に保存し、週末には「すき焼き」や「松茸ご飯」で秋を感じる
  3. 冷凍庫に保存し、お正月に「土瓶蒸し」や「お吸い物」などでハレ感を演出

ポイントをおさえて上手に冷蔵・冷凍保存をすることができていれば、松茸はさまざまな方法で美味しくいただくことができます。

焼き松茸、お吸い物、松茸ご飯

焼き松茸、お吸い物、松茸ご飯など、松茸を上手く保存できると多様なアレンジが可能

美味しい松茸選びのポイント3つ!

せっかく松茸を買うなら良質なものを手に入れたいですよね。
選び方のポイントをおさえてより美味しいものを選びましょう。

<松茸を選ぶポイント3つ>

  1. 笠が開き過ぎていない
  2. 軸が太く、しっかりしている
  3. ずっしりとした重みがある

なお、松茸は人工栽培ができないために秋しか食べられませんが、「乾燥まつたけ」というものも販売されており、干し椎茸のように水で戻して使えます。

焼き松茸

輸入品の松茸は香りが劣るって本当?

最近では、中国産、カナダ産、メキシコ産、韓国産などさまざまな国の松茸がスーパーや百貨店の店頭に並んでいます。
国内産の松茸に比べて値段が安いため品質が悪いと思われがちですが、本来は輸入品も国産品も、品質は同等だと言われています。

ただし、輸入品は長い道のりを経て私たちのもとに届くため、香りが飛んでしまいがち。
松茸の特徴である香りを存分に楽しもうと思えば国産品、それも収穫したてのものを探せればベストです。

なお、「まつたけ問屋」や「松茸販売センター」、「松茸の産地直売所」などという名前で、松茸を専門で取り扱っているお店もあります。
お住まいの地域にあるかチェックしてみてくださいね。

まとめ

近所の贔屓の市場や八百屋さんはもちろん、現在では産地直送のネット宅配サービスなどもありますので、予算や使い道を考えて松茸を賢く購入しましょう。

そして、調理法や保存期間に合わせて上手く保存し、松茸を存分に味わってくださいね。


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