松茸とライム

秋の味覚の代表格!日本人が大好きな松茸。

家庭で思う存分、松茸を楽しみたい!と勢いよく購入してみたものの…。
「全部は食べきれない場合、どう保存すればいいの?」「あと数日、日持ちさせることはできる?」「冷凍保存は可能?」など気になることも多いはず。

そこで、ここでは松茸に適した保存方法やオススメの調理方法などをご紹介します。

松茸の賞味期限ってどれくらい?

そもそも、松茸はどれくらい日持ちするのでしょうか?
常温保存では2日程度と言われていますが、冷蔵庫だと4日程度(1週間が限界)、冷凍庫だと2~3カ月程度の長期保存が可能です。

冷凍保存だと食感は落ちますが、調理の工夫次第で美味しく食べられます。

なお、古くなった松茸は、美味しさを感じる成分のアミノ酸が有毒物質に変わってしまいます。
食べると下痢や嘔吐の症状が出ることも…。きちんと保存して早めに食べきることが大切です。

松茸の保存方法【常温・冷蔵・冷凍】

■常温で保存する場合

どうしても冷蔵庫に入れられない場合は、風通しが良い場所に置き、翌日には食べ切るか、冷蔵・冷凍保存用に処理します。

松茸は水分を嫌いますので、水気を吸い取る新聞紙やキッチンペーパーなどで丁寧にくるみ、保存します。

■冷蔵で保存する場合

松茸は人工栽培が難しいきのこです。土や砂がついているので、まずは下処理をしましょう。

1.根元の石づきを取る

根元の硬い部分が石づき(土に埋まっていた部分で食べられません)です。
ここを、包丁やナイフで軽く削ります。

椎茸やエノキのようにざくっと切り落とすのはもったいないので注意しましょう。

2.汚れを落とす

次に挙げる3つのうち、いずれかの方法で、雑菌のモトになる汚れを落とします。
水に浸ける場合はできるだけサッと手短にするのがポイントです。

流水では洗いません。

  • 水または塩水を入れたボールで洗う
  • 指を湿らせてこする
  • 布巾やペーパータオルなどでこする

3.水分を拭き取る

余分な水分はペーパータオルなどできちんと拭き上げます。
松茸は水分を嫌うため、乾いたキッチンペーパーなどで一本ずつ丁寧にくるんで保存します。
これは内部の適度な水分を逃がさないためにも大切な作業です。

そして、さらにその上から一本ずつラップで包む、もしくは数本をまとめてタッパーやジッパーつきの保存袋に入れます。
ラップの替わりにアルミホイルを使用するのも良いでしょう。

霜がつくと鮮度が落ちて香りが無くなってしまいます。
冷蔵庫では凍らない程度の低い温度の場所で保存するのが良いようです。
「チルド室(約0~3℃)」や「パーシャル室(約-1~3℃)」に、なければ「野菜室(約3~8℃)」に入れましょう。

■冷凍で保存する場合

松茸は人工栽培が難しいきのこです。土や砂がついているので、まずは下処理をしましょう。

1.根元の石づきを取る

根元の硬い部分が石づき(土に埋まっていた部分で食べられない)です。ここを、包丁やナイフで軽く削り取ります。椎茸やエノキのようにざくっと切り落とすのはもったいないので注意しましょう。

2.汚れを落とす

以下のいずれかの方法で、雑菌のモトになる汚れを落とします。水に浸ける場合はできるだけサッと手短にするのがポイントです。流水では洗いません。

  • 水または塩水を入れたボールで洗う
  • 指を湿らせてこする
  • 布巾やペーパータオルなどでこする

3.水分を拭き取る

余分な水分はペーパータオルなどできちんと拭き上げます。

そして、余分な空気に触れないように真空パックで保存するのがおすすめですが、真空パックが難しいようなら、ラップで何重にも包んで空気を抜いた状態でジッパーつきの保存袋に入れましょう。

ラップの替わりにアルミホイルを使用するのも良いでしょう。

ここで注意ポイントですが、冷凍した松茸はまるごと焼き松茸にはできません。
薄切りにして冷凍保存するのも良いでしょう。

また、もっと香りを逃さずに冷凍保存したいという場合は、少し手間がかかりますが、松茸を適当な大きさに切って、酒と醤油で煮た後に煮汁ごと冷凍保存してしまいましょう。

なお、可能であれば瞬間冷凍がおすすめです。

冷凍した松茸に最適な調理法についてはこの後、解説します!

二本の松茸


【次ページ】冷凍した松茸にぴったりの調理法って? >>