
皆さんは「フードファイター」をご存知ですか?
フードファイターとは、早食いや大食いを得意とする人たち。彼らが挑戦する大会にはどのようなものがあるのでしょうか?今回、世界の面白い早食い大会についてお届けします!
皆さんは早食い大会と聞けば、何を思い浮かびますか?海外番組では、“ホットドッグ”を必死に口の中に入れ込む人たちがよく取り上げられているのを見たことがある人もいるはず。早食い選手権の世界では王道とも言えるでしょう、そんなホットドッグの早食いコンテストからご紹介します。
HOT DOG EATING CONTEST(ホット・ドッグ・イーティング・コンテスト)
アメリカ合州国、ニューヨークにある Nathan’s(ネイサンズ)が主催しています。歴史の長さと知名度では世界一のコンテストです。毎年行われるこのコンテストには応募が毎回殺到していますが、日本人の応募も多いのだとか。というのも、1999年を除いて、1996年から2006年までの優勝者は全て日本人であり、2000年には上位3位を日本人が独占しました。この結果にはあのギャル曽根さんも驚いたのではないでしょうか。
このコンテストで数多く勝利を手に入れたのは、ニューヨーク在住の日本フードファイター 小林尊さん。身長は173cm、スリムな体型でそれほど大柄というわけでもないのに、会場で食べ物を食い尽くす彼の並外れたパフォーマンスから、欧米では“The Tsunami(ザ・ツナミ)”という愛称で呼ばれてました 。名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
キメ顔もかっこいい!そんな小林さんを超えるフードファイターは果たしてこれから現れるのでしょうか?ちなみに、こちらの大会で優勝した者には賞金$10,000(約125万円)!また、一年間分のネイサンズのホットドッグももらえるんだとか。
Children’s Pie Eating & Adult Pie Eating (パイ・イーティング)
アメリカ合衆国、ニューヨークにある The Great Pumpkin Farm(ザ・グレー・パンプキン・ファーム)が主催しています。ここでは、直径50mもあるパンプキンパイの早食い対決を行います。なんともアメリカらしい企画ですね。大人部門だけではなく子供部門もあるので親子でチャレンジできるのも嬉しい。
2014年の優勝者はアメリカ人のMolly Schuyler(モリー・スカイラー)さん。彼女は10分間で42個(約6.2kg)のパンプキンパイを食べ尽くしました。それも両手を使わずに。
実は、この大会ではハンズフリーで食べなければいけないというルールがあるため、参加者の皆さんはひたすら顔をパイにくっつけて食べています。優勝者には賞金$5000(約62万)が与えられます。
WORLD CHILI EATING CHALLENGE(ワールド・チリ・イーティング・チャレンジ)
アメリカ合州国、オーランドにある Orland Chili Cook-off(オーランド・チリ・クックオフ)が主催しています。ミキサーにかけ、ペースト状になったチリを何リットルも食べるという過酷な大会です。もはや食べるというよりも、「飲む」と言った方が正しい気がしますね。いろんな意味で“ホット”なイベントですが、こちらも大人部門・子供部門がありますので親子でチャレンジ可能です。アメリカで生活しているメキシコ人がよくチャレンジしているんだとか。
Orlando Chili Cook off Facebook
日本のわさびもぜひ海外の大会で使ってみて欲しいですね!
RIBMANIA(リブマニア)
アメリカ合州国、シカゴにある Ribfest Chicago(リブフェス・シカゴ)が主催しています。なんと早食いする食べ物がスペアリブというものすごく美味しそうな大会ですが、勝利した者には賞金$2000(約25万円)と“数日間の胃もたれ”が与えられるという…。男性も多数参加していますが、今年と昨年は女性が優勝しています。2015年のチャンピオンは1.5kgを8分で食べ尽くした、体重50kgの小柄な女性 Michelle Lesco(ミシェル・レスコ)さん。とても可愛いらしい彼女はすごい強者で、ネサンズのホットドッグ早食いコンテストにも出場し、2014年の優勝者でもあるのです。
最近ではアメリカの肉食系女子に大人気のコンテストなんだとか。日本の肉食系女子もいつか参戦する日が来るのでしょうか。楽しみですね。
The Kismot Kurry Contest(ザ・キスモッツ・カリー・コンテスト)
スコットランド、エジンバラにある Kismot Killer(キスモッツ・キラー)が主催しています。このインド料理レストランが企画しているコンテストは、他のコンテストと比べ物にならないほどスリルがあります。というのもここで競争し合う食べ物が、カレーです。しかしただのカレーではありません。世界でもっとも辛いスパイスカレー5種を食べなければいけません。どれくらい辛いのかというと、前回の優勝者は食べ終わった後、幻覚が見えたり、妄想に取り付かれていたとスタッフが語っています。命がけとはこういうことなのでしょうか、さすがフードファイターです。
Kismot Indian and Bangladeshi Restaurant
“killer(殺し屋)”と店名で名乗るほど辛いスパイスカレーを提供するレストラン。参加者のうち、何人も病院送りになったことがあるんだとか。普段お店でも様々な激辛カレーソースを作りに励んでいるようです。皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか?まずはココイチで少しずつ辛さを上げていきましょう。
Kismot Indian and Bangladeshi Restaurant
賞金や賞品はないものの、素敵なトロフィーがもらえるんだとか。
王道からオリジナリティー溢れた早食い選手権を紹介させていただきましたが、いかがでしたか?多くの大会では優勝した人に賞品が与えられますが、中には賞品も賞金も出ないコンテストもあります。早食い選手権に参加する人たちの生きがいとは、やっぱり食べることなのかもしれません。