クックビズ総研のryonzです。さっそくですが、皆さんに質問です。
Q.「バターとマーガリンの違いは?」
この問いにちゃんと答えられる方は少ないのではないでしょうか?
見た目はほぼ同じですが、名前が分けられられているのにはちゃんとした理由があります。
今日は、そんな見た目がほぼ同じにもかかわらず名前が違うバターとマーガリンについてご紹介します。
バターとマーガリンの違いは?
朝食にパンを食べるあなた!
パンに何を塗りますか?
バターですか?それともマーガリンでしょうか?
バター派の人もいれば、マーガリン派の人もいますよね。
この2つに対する最も分りやすいイメージでは、バターは高級でマーガリンは安いということでしょうか。
バターとマーガリンにどういう違いがあるのか?
バターは紀元前2000年前のインドの経典に登場しており、当初は医薬品や化粧品として使用されていました。
食用になったのは紀元前60年ごろからと言われています。
ちなみに、日本には江戸時代に薬用として伝来し、明治以降に食用として広まりました。
一方、マーガリンは1869年のフランスが発祥です。
当時のフランスは隣国プロシアとの戦争中でバターが不足していました。
そのとき、ナポレオン3世がバターの代用品を懸賞応募し、化学者のメージュ・ムーリェが牛脂と牛乳を混ぜて冷やし固めたものを考案しました。
これが、マーガリンの元と言われています。
さて、バターとは乳脂肪分80%以上で牛乳からクリームを分離して攪拌して乳脂肪分を凝集させて作ります。
マーガリンは油脂含有率が80%以上で原料の植物性脂肪に水素を添加し液状のものを固体状に硬化させ、乳成分やビタミンA、乳化剤などを添加し混ぜ合わせたものです。
ちなみに、最近はやっている油脂80%未満のマーガリンをファットスプレッドといいます。
ということでバターとマーガリンの違いは、「乳脂肪を使っているのがバターで、植物性油脂を使っているのがマーガリン」ということになります。
以上、似てるようで違うバターとマーガリンについてご紹介をしました!
これからは誰かに聞かれても問題なしですね!