
クックビズにも、たくさんの「カフェで正社員として働きたい」という求職者の方がお越しになります。
ゆったりとくつろげるカフェに通ううち、「自分も癒される側じゃなくて、癒す側になりたい」と思う方が多いようです。
志望動機としては、
- ゆっくり自分のペースで働けそう。
- カフェは、夜終わるのが早い。
- お酒を出さないし、酔っ払いのお客様に対応しなくてもいい。
- カフェ開業のためのサービスや調理を学べそう。
といったもの。
しかし、実はここにイメージとのギャップがあるのです。
目次
業態としてのカフェの特徴
カフェという業態は、お客様にゆったりとしたくつろぎを提供しています。
これはお客様としては非常に価値あることなのですが、お店側からすると、オーダーはドリンクやカフェメニューが中心で、実は客単価は低くなります。更にお客様の滞在時間が長いため、お店の回転率も低いです。
客単価や席数、回転率でお店の売上げが成り立っているのはカフェとて同じでしょう。
一般的にカフェの業態モデルは、FLコスト(人件費+食材費)を低く設定している場合が多くなっています。
この前提を念頭に、上記でご紹介した志望動機を考えていきます。
カフェはゆっくりと自分のペースで働ける?
前述したとおり、売上げが上がりにくいカフェ業態の正社員比率は低く設定されています。
売上げが低い店舗に何名も正社員がいては、FLコストが合わないという論理です。
つまり、カフェでお洒落に働いているスタッフのほとんどは、アルバイトやフリーターということです。1店舗に1名ないし、2名の正社員で回すとなると、その正社員は、ホールもキッチンも売上げ管理も人材育成も、販促もと、店舗業務全般に対して万能なパフォーマンスを発揮しないといけません。
つまり、オールマイティな人材が求められるのです。
ですので、いざ入社してみると、ゆったり働けるなんてことはなく、「こんなに大変だとは思わなかった…」という方が多いのも事実です。
夜終わるのが早い?お酒を出さないし、酔っ払いのお客様に対応しなくてもいい?
カフェとはいえ、その中身はお店によって千差万別です。
コーヒーショップなどのセルフサービス店もカフェですし、アルコールを提供し、売上を底上げしているカフェもありますし、バール&カフェのような業態も数知れず。
また先に挙げたように、正社員率が低いお店も多く、正社員になると、どうしても業務が多くなってしまいます。
カフェ開業のためのサービスや調理を学べそう。
カフェの料理は、もちろんお店によっては、高い技術を学べるところもありますが、調理にかかるコストや時間を減らしているお店も多いです。
つまり調理を学ぶといっても、自分でカフェを開業するレベルが学べるかは不確か。(もちろんお店によって状況は異なります)
サービスも、フランクでまるでお友達と会話するように自然体な接客のお店もありさまざまです。
とはいえ、カフェの採用担当者の多くが、自店舗のサービスをよりよくしてくれるような経験者、もしくはポテンシャルを持った未経験者を採用したいと考えているので、自ずと採用ハードルは高くなります。(もちろん一般論ですので、お店によって状況は異なります)。
未経験でカフェを開業したい方なら、どんなカフェを開業したいのかを考えながら、数年スパンで計画を立てていくことをオススメします。
自らが経営者になれば、調理だけでなく、接客や店舗運営、人材育成、仕入れ、販促・・・と、やるべきことは多岐にわたります。
まず2~3年は業態問わず、調理をイチから学べるところで働き、その後、店舗経営を学べる職場へ転職するなど、開業までのプロセスを立ててみてくださいね!
「カフェを開業したいから、カフェで働く」というのは、必ずしも、カフェ開業という目標に近いわけではないのです。
お分かりいただけましたでしょうか?
クックビズでは今回の「カフェの正社員になりたいんです!」のような、就職や転職のお悩みに飲食専門のキャリアアドバイザーがお応えします!以下よりお気軽にご相談ください。


