「れんげ食堂」外観


現在、オリジン東秀株式会社が運営する「れんげ食堂Toshu」は、関東エリアで約50店舗。そのうち半数以上の店舗がDX戦略に取り組んでおり、タッチパネルでの注文や、ロボットによる配膳などがおこなわれているとのこと。
実際、どのような変化が起きているのか、複数店舗の管理をおこなっている、営業マネージャーの齋藤さんに、お話をお聞きしてみましょう。

機械での提供による顧客満足度

──DX戦略に取り組んでいるお店の実情はいかがですか?
当社の中華店舗は約50軒あり、そのうち3分の2ほどの店舗に配膳ロボットが入っています。
タッチパネルも基本的には導入していて、両方稼働しているお店は全体の約半数ほどになります。
ゆくゆくは全店全席にタブレットを置き、配膳ロボットを稼働させるということを一番の理想としています。

お客様はタブレットで写真を見ながら注文し、配膳ロボットが料理を運ぶというところで利便性が良く、従業員としても工数が削減される分、ほかの業務や作業にチカラを入れることができるので、お客様の満足度は高いと思います。人手不足といわれる飲食業界において、本当に革新的な戦略だと実感しています。

──メリットは大きいですね
そうですね。ただ、接客としては以前より難しくなっているように感じます。
ロボットの方がいいと言われるようではいけないと思うので、スタッフが配膳する時や会計の際には、人と人だからできるような、笑顔の対応や些細な会話などを大事にした接客をしていく必要があるのかなと。

あとは、調理は人の手でしますので、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに。味やお店の衛生面を徹底し、人でなければできない部分によりチカラを入れていき、お客様の満足度を高めていきます。

「れんげ食堂」店内

自社の経営基盤とイオングループの安定性

──イオングループであることを感じることはありますか?
安定性に関しては、イオングループであるということが実に大きいと感じます。
私が入社したばかりのころはまだグループに入る前で、単体企業として勤務に関してもそこまで厳しく管理されることはなかったのですが、イオングループに入って、労務関係などもよりきちんと整備されました。
いろんなことが整っていくのが、すごく大きな出来事でした。

基本的に実働8時間ですし、残業についてなにかあれば本部から指摘が入ることもあります。

強固な経営基盤があるので、コロナ禍でも心配になることなく、安心を感じられました。

──勤務面での働きやすさもしっかり得られているということですね
そうですね。タッチパネル化やロボット導入をしてから、人材育成に力を入れることができ、効率化も進んだので、基本的に週2日は休みが取れていて仕事とプライベートとのバランスもよいと思います。

勤務の環境としては、談笑は控えるようにしていますがコミュニケーションをとることは大事にしています。幅広い年齢層のアルバイト・パートさんが活躍していますので、そこでのコミュニケーションでは普段関わることがないような話が聞けたり、高校生の考え方を話してくれたり、いろんな感性に触れられて自分が磨かれるというか、勉強にもなっています。

営業マネージャー 齋藤さん

まとめ

入社約20年、単体の株式会社でアルバイトからスタートし、さまざまな変化を経験してこられた齋藤さん。
同社がイオングループとなった時には労務面などの大きな改善があり、店舗にタッチパネルや配膳ロボットが導入されるようになった際には、店舗運営や店舗での働き方という面で革新に触れられたようです。

機械によって人手が補われる分、人ができること、やるべきことをこれまでよりしっかりやる。そしてそれをお客様にお見せしていけるよう頑張っていくとのことでした。

イオングループという安定感のあるなかで、機械と人とがうまく業務を分担して店舗運営をおこないながら、同社の創業業態のブランド力を今後さらに高めていくように感じられました。

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