インタビューにこたえる白衣を着た男性


大阪・梅田の一等地、ヒルトンプラザウエストに店を構える株式会社パッションギークスの「うなぎ四代目菊川」。落ち着いた雰囲気の中、こだわりの鰻を提供するこの店で副店長として活躍する小野さんに、一度は飲食業界を離れ、再びこの世界に戻ってきた理由や、若くしてチームを率いるにあたり大切にしている想いなどに迫ります。小野さんの言葉から、仕事のやりがいや飲食業界の魅力、そしてこれからのキャリアを考える上でのヒントが見えてきました。

再び、飲食の舞台へ。心を動かされた「美味しい」の感動

──まずは、現在の会社「株式会社パッションギークス」に入社されたきっかけを教えていただけますか?
2023年の3月に入社しました。最初の研修を経て「うなぎの中庄 LINKS UMEDA店」に約1年勤務し、2024年からここ「うなぎ四代目菊川 ヒルトンプラザウエスト大阪店」に配属になりました。

実は、当社に入る前は少し回り道をしていまして。5年間ほどファミリーレストランの厨房で働いた後、コロナ禍もあって大工の手伝いをしたり、食品工場で働いたりしていました。その食品工場は、年間休日が180日とプライベートを両立できる環境に魅力を感じたのですが、業務が非常に単調で、人間関係にも少し悩んでしまって…。結局2ヶ月で退職することになりました。

その時に、改めて自分のやりたいことを見つめ直してみました。ファミリーレストランで働いていた時、自分が作った料理をお客様が「すごく美味しそう」と言って写真を撮ってくれていた、と店長から聞いたことがありました。その時の感動が忘れられなくて、「もう一度、飲食の仕事でお客様を喜ばせたい」という強い想いが湧き上がってきたんです。そこから、飲食専門の求人サイト「クックビズ」で転職活動を始めました。

──数ある企業の中から、株式会社パッションギークスを選ばれた決め手は何だったのでしょうか?
いくつか内定をいただいた中で、当社を選んだのは「人」の魅力が大きかったです。面接でお話ししたお二人との出会いが決定打でした。

面接担当のお二人とオンラインや直接にてお会いした際、僕の想いを真摯に受け止めてくれたり、いただいた言葉の数々が心に深く刺さりました。ありがたいことに、「ぜひ一緒に働きたい」と言っていただけて。「笑顔がとても素敵だから、その笑顔をお客様や従業員に振りまいてほしい」という言葉をもらえたのを今でも忘れられません。「この人たちと一緒に働きたい」と強く思い、入社を決意しました。

副店長として挑む。約40名のチームをまとめる新たな挑戦

──現在配属されている「うなぎ四代目菊川 ヒルトンプラザウエスト大阪店」は、どのようなお店ですか?
「うなぎ四代目菊川」というブランド力と、世界的に有名な「ヒルトン」というホテルということもあって、非常に落ち着いた雰囲気のお店です。

スタッフは総勢38名と大所帯で、下は19歳から上は50代前半まで幅広い年代が活躍しています。社員は10名、残りの28名はアルバイトスタッフで、キッチン約10名、その他は全員ホールを担当しています。

──その中で、副店長としてどのような役割を担っているのでしょうか?
今年の9月から副店長という役職に就きました。日々のオペレーションはもちろんですが、現在は店長が大阪エリアを統括しているため、店舗を不在にすることも多いんです。そのため、私が店長の代理として会議資料の作成やシフト管理といったマネジメント業務も担当しています。

マネジメントは始めたばかりで分からないことだらけですが、上長にサポートしていただきながら日々勉強しています。会社から「やってみないか?」と声をかけていただいたこともありますが、何より自分自身が「挑戦してみたい」という気持ちが強かったですね。

うなぎ四代目菊川の看板メニューである「一本鰻」

失敗から学んだリーダーシップ。最高のチームを作るための「雰囲気作り」

──チームをまとめる上で、スタッフとの関係性で意識していることはありますか?
アルバイトスタッフの教育や指導をする立場になり、「人に見られている」という意識は常に持つようになりました。自分が先頭に立って、この店の良い雰囲気や働きやすい環境を作っていかなければならない、と責任を強く感じています。

実は以前、別の飲食店で働いていた時に、コミュニケーションで大きな失敗をした経験があります。当時の私は完璧主義なところがあって、自分のミスが続くとイライラした態度を周囲に見せてしまっていました。一緒に働いてくれていたスタッフには、本当に申し訳ないことをしたと今でも反省しています。

その経験があるからこそ、今の職場では絶対に同じ過ちを繰り返さないと固く誓いました。自分から積極的に話しかけたり、感謝の気持ちを伝えたりすることを大切にしています。例えば、推奨メニューの注文を取ってくれたスタッフを褒めたり、感謝の気持ちとして皆さんにドーナツやワッフルを差し入れしたり。そうした小さな積み重ねが、チームの一体感や明るい雰囲気作りに繋がると信じています。この役職に就けたのも、日々のコミュニケーションを評価してくれた皆さんのおかげ。本当に感謝しかありません。

お料理を運び接客をする白衣を着た男性

お客様との絆がやりがい。記憶に残る接客の極意

──仕事における一番のやりがいや楽しさは、どんな時に感じますか?
やはり、お客様からの「美味しかったよ」「また来ます」という直接の声が一番のやりがいです。接客は、お客様の反応をダイレクトに感じられるのが魅力ですね。

最近、特に嬉しかったエピソードがあります。いつもは夜の時間帯にご予約くださる常連のお客様が、その日はお昼に会社の方とご来店されました。そのお客様が、会社の方に私の話をしてくださっていたようで、私のことを覚えていてくださったことが本当に嬉しかったです。

──お客様に覚えていただける関係性、素晴らしいですね。何かきっかけがあったのですか?
そのお客様とは、以前、仕事終わりに偶然お会いしたことがあり、その日のお礼をお伝えしつつ少しお話をしたことがありました。それから親しみをお持ちいただけて、ご来店された際にお声がけいただいたりするようになったので、すごく嬉しかったです。

──お客様のために、他に心がけていることはありますか?
常連のお客様には、感謝の気持ちを込めて少し特別な対応を心がけています。例えば、通常は基本的に入り口の中にいて、お客様のご来店をスタンバイしていますが、いつもご来店いただくお客様でしたら、ご予約時間の少し前から入り口の外でお待ちして、お姿が見えたら「いつもありがとうございます。お待ちしておりました」とお迎えするようにしています。これは誰かに教わったわけではなく、私自身が「やりたい」と思って始めたことです。今後は、こうしたおもてなしの心を後輩たちがそれぞれ持つようになっていって、もっとお客様に愛される店にしていきたいですね。

「うなぎ四代目菊川 ヒルトンプラザウエスト大阪店」内観

人のために、未来のために。若きリーダーが見据えるキャリアと飲食の魅力

──働く上で、小野さんが最も大切にしていることは何ですか?
「人のために行動したい」という想いです。昔は消防士や海上保安官のように、直接人の助けになれる仕事に就きたいと思っていました。その夢は途中で挫折してしまいましたが、根底にある想いは今も変わっていません。

飲食の仕事も、お客様に美味しい料理と楽しい時間を提供することで、人を幸せにできる仕事です。また、最近30kmのマラソン大会に出場したのですが、これも「仲間が助けを必要とした場合の体力をつけたい」という想いが一番の理由でした。結果はタイムオーバーでしたが(笑)、この経験を通じて、心も体もさらに強くなれたと感じています。

──会社の魅力や、今後の目標についてもお聞かせください。
当社の最大の魅力は、頑張りを正当に評価してくれるところです。店舗が続々と増えている成長期の会社だからこそ、たくさんのチャンスがあります。私自身、こんなに早く副店長という役職を任せてもらえるとは思っていませんでした。また、月8~9日の休日も魅力です。プライベートが充実するからこそ、仕事にも全力で打ち込めます。

今後の目標は、まず店長になること。そして、今よりもっと良い店を作り、利益を上げて、一緒に働くみんなの評価がよりよいものになっていければと思っています。これも「人のために頑張りたい」という想いに繋がっています。今はまだ目の前の仕事に精一杯ですが、常に上を目指していきたいです。

──最後に、飲食業界を目指す方へメッセージをお願いします。
まずは「素直になること」が大切だと思います。年齢や経験を重ねると、自分の価値観に固執してしまいがちですが、お店や仲間を思うなら、自分より若いスタッフの意見にも耳を傾ける素直さが必要です。

そして、少しでも迷っているなら、まず行動してみてください。「仕事」は、人生の中で大半の時間を占めます。だからこそ後悔してほしくありません。当社はキャリアアップの機会も豊富ですし、何より人間関係が本当に素晴らしい。尊敬できる上司と、支え合える仲間に囲まれて、毎日楽しく働くことができています。働きやすさは大いに感じられると、言い切って間違いないと思っています。

お会計対応をする白衣を着た男性

編集後記

インタビューを通じて、小野さんの誠実な人柄と、仕事に対する熱い情熱がひしひしと伝わってきました。過去の失敗を単なる苦い経験で終わらせず、次への成長の糧にする強さ。そして、その全ての行動の根源にある「人のために」という純粋な想い。彼のようなリーダーがいるチームは、きっと温かく、そして強いのだろうと感じられます。お客様から親しみを持って声をかけられる彼のもとには、これからもお客様と仲間の笑顔が絶えることはないと確信できるようでした。

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