「食を通じて人を幸せにする」という経営ビジョンのもと、全国で年間40~50店舗の出店を手掛け、ますます美味しさと笑顔の輪を広げていく「株式会社モスストアカンパニー」。
モスバーガーは2022年に50周年を迎え、2022年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)では飲食業種で2位を獲得!地域密着型の運営を誇りとし、長い期間お客さまに寄り添ってきたブランドです。
今回は、全国約200店舗を運営する同社で働くキャスト(従業員)たちの業務内容についてフォーカスしました!
誰もが知るブランドですが、いざそれぞれの職位の方が何をしているかと聞かれると、イメージできないのではないでしょうか。記事では、実際に「モスバーガーで働くこと」「どういった想いで運営しているのか」などについて、職位が違う3名にインタビューした内容をご紹介します。
まずは一挙に動画でご紹介!
モスバーガーで働く「副店長」「店長」「チーフSV(スーパーバイザー)」の皆さんがどんなことを考え、どんな仕事をしているのか。ダイジェスト動画でご覧いただけます!
副店長の仕事紹介
- お名前:
- 石井 絵里奈
- 役職:
- 副店長
- 年齢:
- 24歳
- 業務内容:
- 店舗運営/シフト作成/キャストトレーニング/店長の業務サポート/事務作業
入社3年目、モスバーガーTXGA流山おおたかの森店で副店長を務める石井絵里奈さん(24歳)。
もともとモスバーガーでアルバイトしていた時に、当時の店長の推薦を受けたことがきっかけで、正社員として再スタートをきりました。
──副店長という仕事について教えてください。
一般のキャストと同じようにお客様対応やキャッシャー、席への配膳といった接客、ドリンク製造、商品の調理といった業務まで、店舗営業全般を担当しています。これに加え副店長としてキャストのトレーニングであったり、シフト作成などの事務仕事もあります。店舗全体を管理するのが店長なので、そのサポート全般を行うことが副店長という仕事です。
──現在の役職にて一番気を付けているポイントは何でしょうか?
副店長という役職は、店長よりもキャストに近い立場となります。ですので、一番に気を付けているポイントでいえば「コミュニケーションをしっかりとること」です。
私の中で尊敬というか目標にする方がいて、その方はアルバイト時代のパートさんでした。何にでも気が利き、まるでみんなのお母さんみたいな人で。その方の”人との接し方”は、今でも参考にさせていただいています。
実際に行っているのは、「ありがとうございます」といったキャストへの些細な声掛けですが、これを行ってきたことでキャストの方から気さくに話しかけてくれるようになったり、チームワークがよくなってきたと感じています。
──初めて副店長として就任する際に不安はありましたか?また店舗運営経験やマネジメント経験はもともとあったんでしょうか?
正式な副店長試験を受けて昇格はしたのですが、やはり最初は不安でした。でも自分の成長のために頑張ろうと思いました。
それまでは店舗運営経験やマネジメント経験は全然なかったので、人に教える難しさを痛感したのを覚えています。当社は社員育成をきちんと行っていますし、同僚がみんな優しくて親切で、プライベートで休みを取りたい時にも気兼ねなく相談できるので、非常に良い環境です。
私自身の指導の結果、自店のキャストがいろいろな仕事ができるようになった時はやりがいを感じます。今では新店の店舗運営なども担当しているのですが、同じ場所で働くキャスト、そして会社の仲間の力を借りて乗り切っています。
──今後やってみたいことや目標、今後一緒に働く方に向けて一言お願いします!
まだまだ自分の知らない仕事、できない仕事を1人前にできるようにしていきたいです!
モスバーガーの店舗運営は、お客様、キャストと関わることが多く、人との繋がりを大事にできる環境です。モスバーガーの商品は、私自身が何よりもおいしいと思っていますし、当社で働く人たちはおもしろく個性豊かな人が多いです。
優しい上司や仲間たちがしっかりとサポートしてくださるからこそ、スキルアップができ、楽しく働ける環境だと思いますので、ぜひ安心して飛び込んできてください!
店長の仕事紹介
- お名前
- 島田 明宙
- 役職
- 店長
- 年齢
- 27歳
- 業務内容:
- 店舗・キャスト管理/店舗運営/キャストマネジメント/商品・売上・在庫管理/事務作業
入社10年目、モスバーガー練馬駅店で店長を務める島田明宙さん(27歳)。
アルバイトからモスに入社。2年目から副店長としてSVに指導を受けて、入社3年目・20歳で店長職に就任。
──店長という仕事について教えてください。
まずは開店前にお店の顔チェックからはいります。お客様目線でゴミがないか、破損がないかなど店頭をチェックしながら、店舗付近の清掃をし、その後は店舗での仕込みや準備が出来ているか、お店宛てのメールチェック、キャスト達に何か変わったことがないかの確認作業に入ります。店舗の営業開始時間になれば、接客や調理など、店舗運営業務をスタート。
店長ならではの仕事でいうと、シフト管理や、副店長・時間帯責任者などからの報告をもらいながらキャストの業務熟練度の確認。さらには実際に提供されている商品の見栄えなどを確認する商品管理や在庫管理、近況の売上推移や要因究明&対策といった売上管理、あとは採用活動なども行っています。
──現在の役職にて一番気を付けているポイントは何でしょうか?
お店の運営の9割以上はキャストが行うもの。だからこそ、キャストの健康・精神状態や人間関係については特に注視し、スムーズに働ける環境作りに努めています。実は私自身が人間関係に悩んでしまったことがあり、その時はコミュニケーションを増やすことで解決できたので、その頃から意識し始めたという背景があります。
大切なのは「店長としてブレない」「キャストに対して1人の人間として興味を持つ・接する」ことだと考えています。当店でいえば15歳~80歳まで、幅広い年齢の方が働いていますし、1人1人経験してきたことは必ず違います。放置せずに常に見守ることはもちろん、各個人の長所を見極め、その得意分野を見つけ、いかに伸ばせるかを意識することが大事です。その時々の状況によってお店の秩序とかルールを柔軟に変えることや、日々の積み重ねこそが大切ですね。
私自身も教育という名目でトレーニングさせていただいていますが、毎回新たな発見ばかりです。
──店長になる際の研修やサポート体制についてはいかがでしたか?
店舗運営やマネジメントなどの経験は全くありませんでしたが、上長であるチーフSV・SVの方、近隣の店長の方々に相談できますし、研修も豊富で安心でした。
特に自分の直属の上司だった「木村SV」「石川チーフSV」は、私の中で目標としている先輩です。店長としてのお店の作り方・営業改善の指導であるとか、自身で改善策を出せるようなアドバイスは今も生きています。
両名ともに私の考えを頭ごなしに否定せず「何が大事なのか?」を考えられるように物事をシンプルにしてくれたので、そのやり方は大いに参考にしています。
──仕事のやりがいや楽しいと感じるのはどんな時ですか?
たくさんありますが、キャストがお客様からお褒めの言葉を貰えたり、新しいことが一つ出来ましたと報告されたり、何気ない話し合いの場面などで成長の機会に携われたときにはすごくやりがいと楽しさを感じます。何よりそんなモスバーガーで働けている自分にやりがいを感じています!
──今後やってみたいことや目標、今後一緒に働く方に向けて一言お願いします!
今後は色々な立場から違う視点でお店を見れるように、日々の営業に精進し、SV・チーフSVへの昇進やオーナー独立も視野に入れています!
当社は、上長・店長・キャスト・日々ご来店されるお客様など、関わるすべての人たちとのコミュニケーションがしっかりと取れることが魅力です。キャスト1人1人がのびのびと自分の長所を活かし、自己実現・自己表現を出来る場所ですし、悩んだ時には頼りになる人たちがたくさんいます。雰囲気は家族的ですが仕事はしっかりとやるなど、これから成長して行きたいのであればぴったりの環境ですよ。
チーフSVの仕事紹介
- お名前:
- 時岡 翔
- 役職:
- チーフSV
- 年齢:
- 34歳
- 業務内容:
- 複数店舗統括/新店の営業入店/店舗運営/店長・キャストマネジメント/事務作業
入社12年目、神奈川県の一部エリアでチーフSVを務める時岡翔さん(34歳)。大学生の時にモスバーガーでアルバイトを2年間していて、モスで働くことが楽しくなり入社。SV業にはもともと興味があり、キャリアアップを目指した頃に社内制度である「SV検定」がスタートして合格したことから、SVとして就任。チーフSVには2023年に昇格。
──チーフSVという仕事について教えてください。
本来チーフSVというのは複数人のSVを管理する立場なのですが、現在はSV業を兼任している形となります。仕事としては現在計5つの店舗管理を任せていただいていて、各店舗の売上などの確認や、店長のマネジメント、あとは新店の「営業入店」やキャスト育成を担当しています。
営業入店というのは、簡単に言えば新店のオープニングを成功させることです。新店は今期で全国38店舗をオープンさせたのですが、そのうち私が担当するエリアで4店舗の新店がありました。
まっさらな新店となりますので、店舗内でのオペレーションやキャストの教育が確立されていない状態。その運営基盤を一から構築する仕事となります。その際は1店舗の店長としての業務がメインです。
運営がある程度安定すれば、ほかの店長に店舗を委任したり、FC店として譲渡するなど、引継ぎを実施します。
──現在の役職にて一番気を付けているポイントは何でしょうか?
近すぎてもダメ、遠すぎてもダメ、という絶妙な店長・キャストとのコミュニケーションの取り方です。これは自分自身が店長に就いていた時に指導してくださったSVから学ばせていただきました。以降、店長の考えている「店舗づくり」を一番に尊重するようにしています。
「店長=店舗の長」ですので、それを管轄するSVとして指導するべき点は当然指導します。ですが、店舗の方向性や店長の考え方までは否定することの無いように、客観的に観てアドバイスするように心がけています。
今まで統括という形で店舗を任されたことはなかったので、SVとして複数の店舗を管理することに最初戸惑いはありました。自分で直接的に動くのとは訳が違いますので、今でも人を動かすことの難しさを日々感じています。
ただこの1年間は新店に関わることが多かったので、店長・キャストの成長を感じられた時や、店舗として大きな結果(売上・利益)が維持出来るようになった時は、すごくやりがいを感じました。
──会社や周りからの具体的なサポート体制についてはいかがでしょうか。
当社は良い意味で、上下関係があるようでない雰囲気だと個人的に感じています。
わからないことや困ったことがあれば、担当エリアや役職など関係なく、誰でも教えてくれますし、助け合う環境が整っていることには非常に助かりました。横の繋がりが強い会社だと思います。
特に、出向の時に一緒に働いていた「羽鳥SV」からは学ぶことが非常に多かったですね。会社の枠にとらわれることなく、「面白そう」と思ったことは失敗を恐れずに積極的に取り組む方でした。周りが思いつかないようなことも始めたり、一緒にいるだけで勉強になることがたくさんありました。
──今後やってみたいことや目標、今後一緒に働く方に向けて一言お願いします!
更に上を目指したいです。
今まで新店をオープンさせてきたりなど、キャストの教育に大きく関わってきたので、将来的にはそういった教育に携わる部署につきたいと考えています。今後そういった組織を社内で立ち上げることができればですけどね(笑)
当社はキャストや役職者すべての人員が一丸となって仕事を進めていく会社ですし、その努力やプロセスなども評価してくれる社風です。「利己<利他」という考え方で動き、「たらいの水(※)」を無意識に実践している人が多い。人と関わることが好きな人でしたら、とても向いていると思います!
※「たらいの水」… モスバーガーの創業者であり、モスの心の原点である櫻田慧さんのお言葉。
『人生はたらいの水。自分の方にかき寄せると逃げてしまうが、外に向かって押し出すとこっちに戻ってくる。人間関係もそれと同じ』
まとめ
今回は株式会社モスストアカンパニーで活躍する3名にインタビューを実施しました。各職位ごとの役割や、そのポジションで働く上での考え方など、「モスバーガーで働くこと」についての理解やイメージに繋がりましたでしょうか。
いずれの職位でも、共通して注力されているのはコミュニケーション。何よりも人間関係であったり、チームワークが重要視される飲食業態の中で、ここまで誰もが徹底して意識しているのは、同社ならではだと感じました。
各店舗ともかなり距離は離れていたのですが、それぞれで働く社員同士でも強いつながりがあり、各地域だけではない密接で良好な関係を感じとることができました。中心となるのはいつも「人」という考えのもと、未来あるキャリアを大切に育ててきた「株式会社モスストアカンパニー」の社風をご紹介できたと思います。
今回の記事で同社に興味を持たれた方は、ぜひ求人情報も覗いてみてはいかがでしょうか。