挨拶をする男性と受ける女性

転職活動時期は、自分の社会人としての立場やこれまでのキャリアを振り返るよい機会。一人前の社会人として押さえておきたい、5つの基本マナーをおさらいしましょう。

1.挨拶は自分から!

ポイントは、自ら率先して声をかける姿勢です。入社したばかりのときは、同僚でも上司でも、お互い名前も知らない同士という場面も多いもの。
まずは、自分から挨拶をしたり、名前を名乗ることで、打ち解けるきっかけになります。

また、人間の心理として声をかけられた相手は、声をかけてきた人間に対して、好感を抱きやすいのです。
さらに、自分から挨拶した方が、その後相手からも声をかけてもらいやすくなりますよ。

2.目上の人には正しい敬語を!

意外と苦手・・・という人が多いのが敬語。たとえば「●●さん、いらっしゃいますか?」を聞くところを「●●さん、おられますか?」と、正しい敬語が使われていない場面もたまに目にします。

社外の方に対して「●●は、いらっしゃいません」はおかしく、その場合は「●●はおりません(外出しております)。」となるなど、相手が自分より目上か、あるいは社内外どちらの人間かなどで、まったく違う表現に変わります。

以下、基本的な敬語です。

尊敬語 謙譲語 丁寧語
会う お会いになる お目にかかる 会います
与える お与えになる 差し上げる 与えます
受ける お受けになる 拝受する・お受けする 受けます
知る ご存じ 存じる 知ります
する なさる・される いたす いたす

敬語は、使い慣れていないと間違えがち。
ところが間違って使ってしまっても、それを指摘してくれる人はあまりいません。

間違ったままずっと使っていたりも・・・。
そうならないためにも、今のうちに上司に正直に打ちあけ、相談するのもひとつ。敬語を気にしすぎて、伝えたいことが伝わらないのは本末転倒です。

まずは、会社のマニュアルや先輩の話し方などに従えば十分!相手にわかりやすいよう伝えることが何より大切です!

3.時間厳守!

社外での打ち合わせはもちろん、社内の始業時間や会議の時間なども、しっかりと時間を確認して行動しましょう。
出来る限り、余裕を持って行動し、やむを得ず遅れるなら、事前に連絡をして、どれくらいで間に合うかを伝えるのが鉄則です。

握手

極端な話だと、「約束の時間に間に合わない」というだけで、契約を打ち切りにされたりすることも。
築き上げてきた信頼関係を一気に失うことだってあるんです。また、何気ない遅刻が、さまざまな人々に迷惑をかけ、大きな損害を生み出す結果になることも。

逆に言えば、時間厳守は、信頼を得るきっかけです。自然と良好な関係を築くことができるマナーが「時間を守る」という行為なんです。

4.責任を持って自発的に取り組む!

新入社員のときは、毎日がはじめてのことばかり。
指示されるのを、ただ待っていては自分のできる仕事は一向に増えず、むしろどんどん減っていきます。

分からなくてもいいから、とにかくチャレンジしてみましょう。
上司や先輩は、そんなあなたを指導するのが役目です。

また、意欲的に取り組む姿勢をみれば、おのずと応援したくなるのも人間。
上手くできるかどうかではなく、「積極的に、真剣に、仕事に取り組むこと」で人の輪はできていくのです。

新入社員の時に問われるのは、最初から上手くできるかどうかではありません。
たとえば、トラブルやクレーム、問題が起こったときの対処法などは、一社員といえど職務に責任ある立場として、必ず学ぶべき要素です。
「マイナスをプラスにできる力」を早い段階で培っていきましょう。

5.上司への「報・連・相(ほんれんそう)」が大事!

「ほんれんそう」は、上司への「報告・連絡・相談」のことをさします。
仕事の進み具合は?取引先の承諾は?など、その後の業務に関わることは、きちんと報告、連絡しましょう。

ビジネスマン 電話

また、ミスをしたり、どうすればいいか迷ったときは、すぐに上司に相談を。ミスしたことで評価が下がることを気にして、報告や相談をためらってはいけません。
それよりも、いかに損害を抑え、その後のマイナスをプラスに転換できるか、それが大事であり、評価対象になるのです。

そんなことからも「報・連・相」は、迅速に行うことがポイント!ぐずぐず迷っているよりも、まずは報告し、相談を仰ぐことが、”できる社会人”になるための第一歩なんですよ♪

以上で取り上げたマナーは、基本中の基本ですが、今の自分に社会人としてのマナーをわきまえた行動ができているか、今一度振り返ってみてもいいかもしれませんね。

クックビズでは今回のようなマナーの話も含め、就職や転職のお悩みに飲食専門のキャリアアドバイザーがお応えします!以下よりお気軽にご相談ください。

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