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「石焼 生パスタ 蔵之助」(クラノスケ)/キッチンスタッフ/岡田さん【2013年11月入社】

“いつか独立したい”という夢を忘れられず、会社員から料理人へ。

25歳で7年間勤めていた会社を退職し、学生時代からの夢だった「将来、独立したい。自分で作った料理を提供したい」という想いを叶えるために一歩前に踏み出した岡田さん。

入社半年でスープなどの前菜とデザートづくり、仕上げ前のパスタソースづくりを任されています。今年中にはパスタを一通り作れるように奮闘中。「25歳という遅いスタートでも後悔していない」という岡田さんに転職ヒストリーを聞きました!

これまでの経験と転職のきっかけを教えてください。

蔵之助 岡田さん
以前は食品関連の会社で勤めていました。学生の頃から「いつか自営してみたい。自分で美味しいものを作って提供したい」という気持ちがあったんです。実は調理学校に進学することも考えていたんですよ。でも「本当に自分にできるかな」という不安が大きくて。

「一度は社会を経験してみよう。もし25歳のときに、まだ自営したいという気持ちがあれば、本当にやろう」と思って、まずは就職することにしました。実際25歳になったときに、「やっぱり飲食に進みたい、店を持ちたい」という気持ちがあったんですよね。

それで、会社にもそのことを伝えて2013年10月半ばに退職しました。みんな気持ちよく送り出してくれましたね。

「蔵之助」に応募したきっかけや理由は何ですか?

蔵之助 岡田さん
インターネットで「飲食 求人」で検索したところ、クックビズのサイトが一番上に出てきたんです。転職活動も初めてだったので、まずはクックビズを利用することにしました。結局、クックビズしか利用しなかったですね。

チェーンのお店ではマニュアルに沿った仕事しかできないイメージがあったので、個人オーナーさんが経営されているお店の求人を探しました。将来の独立に向けて、経営ノウハウを学んだりスキルアップをしたりできそうだと思ったからです。

独立したらカフェを開きたいので、西洋料理全般、特にパスタ系を学べるお店を探しました。エリアとしては地元の京都の中でも、西京極や京都市内の東山区、御幸町あたりで探していましたね。そういった条件の中で、「石焼 生パスタ 蔵之助」はアラカルトもパスタも充実していて学べそうだと思って、最初に応募したんです。

蔵之助 店内
実は、どこのお店にも応募するなら一度お店に行ってみようと決めていました。実際のお店の雰囲気や従業員の方の接し方をこっそり見てみたい、知りたいと思ったんですよね。

「藏之助」には、応募した翌日にお店に行きました。するとその夕方に面接の電話をもらったんです。履歴書には写真をつけていなかったので、まったくの偶然でした。

でもオーナーに「実は今日お店に行ったんです」と言うと、オーナーは私のことを覚えていたんですよ。どこの席に座っていたかも覚えていて驚きました。一人ひとりのお客様のことをちゃんと見ているんだなぁと実感したんです。

飲食未経験で入社しての感想はいかがですか?

蔵之助 岡田さん
前職を退職してから、あまりに早くとんとん拍子に内定が決まって驚きました。退職してから、ひと月程度で入社できたんです。2013年11月に入社したので、今で半年程度がたっていますね。

まったくの未経験で入社したので、イチから仕事を覚えています。ホールの仕事も未経験だったので、ホール業務も担当していますよ。最近ではスープなどの前菜とデザートを任せてもらっています。

パスタソースも仕上げの一歩手前まで担当させてもらっていますよ。店長もチーフもみんないい人ばかりなので、「いいお店を見つけられたな」と思っています。

蔵之助 ほうれん草クリームパスタ

蔵之助 「生ハム 熱々グラタン風 ほうれん草クリームパスタ」

料理の世界は厳しいけれど、毎日ワクワクしています。一流の料理人の視点と素人の自分の視点はまったく違うんです。自分が気づかない細かな点にも、プロの料理人は気づいて工夫をこらしている。

単に料理を作ればいいという世界ではないんです。細かく深くこだわっていくことが、最終的にはお客様の満足やしあわせにつながっていく。知らないことを知れるワクワクも大きいですね。毎日学びにあふれていますよ。

将来の目標を教えてください。

蔵之助 岡田さん
年内にはパスタを一通り作れるようになりたいですね。店長をサポートできるようになりたいし、季節限定パスタのアイデアも一緒に話し合えるようになりたいです。新しい方が入社されたときにもしっかりサポートしたり教えたりしたいですね。

将来的には、自分でお店を持てるように経営ノウハウを学んで資金を貯めて、ちゃんと独立したいと思っています。入社前にオーナーにも自分の夢を伝えているので、応援してくれていますよ。

25歳という遅めのスタートでしたが、後悔はありません。何かを始めるときに遅いということはないですね。悩んでも結果は生まれないので、悩むくらいなら一度やってみて業界のことを知ってみる。考えたり悩んだりしている前に、まずやってみることが大事だなと痛感しています。

オーナーシェフの声

蔵之助オーナー

面接の際にも感じましたが、岡田くんは非常に謙虚です。内定のお電話をしたときも「本当に僕でいいんですか?何もできないですよ」と言われ、逆に好感度が高まって「いや、だからこそ、あなたがいいんです」と答えましたね。

当店では飲食未経験の方も採用していますが、最初は何もできなくていいんです。しっかり私たちがお教えしますから。それでスキルが身につかなければ、それは教え方に改善すべき点があると思っています。

岡田くんは仕事でも非常に謙虚で、教える立場である私たちも学んだり教わったりしていますね。将来的に独立したいという夢も聞いているので、当店でしっかりスキルを身につけていってほしいと思っています。