こんにちは!「クックビズ総研」編集部のハコベです。今回は、6次産業を目指す、飲食経営者の岡野さんに、インタビューさせていただきました!「農業に興味をもったのはなぜ?」という質問に、飲食人ならではの視点でこたえてくださったのが印象的でした。

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平日は飲食人、週末は農業人

───岡野さんは、福島で飲食店を経営されるかたわら、農業もしてらっしゃるんですよね。

岡野さん:今は、大阪・福島で「旨味食堂」という飲食店を経営するかたわら、週末は、奈良の明日香村でお米や、かぼちゃ・自然薯などの野菜を育てています。

「ひのひかり」というお米を棚田で育てて4年になりますが、やっと今、村の方たちとの信頼関係ができてきたのではと感じていますね。

平日は昼から仕込みをして、居酒屋を営業しています。
週末には明日香村の畑に行き、お米や野菜を育てています。

お客様を喜ばせたい、アッと驚かせたい!たどり着いたのは農業

───飲食業から、農業に興味を持ったきっかけを教えてください。

岡野さん:安心・安全な食材ということで言えば、日本国内に出回っているほとんどの野菜は、もうすでに安心・安全であると思っています。

そういう気持ちよりかは、私が飲食店を経営していますので、「お客様に満足してもらいたい、お客様を驚かせたい」ということから農業に興味を持ったんです。

料理を出した時、「実はこれ、私が作った野菜なんですよ」と言うと、お客様は笑顔で「ほんとに!?」と喜んでくださるし、会話もはずみます。

お客様の満足を追求して、「モノづくり」「ストーリー」「味」を突き詰めていくと、農業にたどり着いた。私にとって、お店は「舞台」。
その舞台で、お客様を満足させようと考えた結果が、食材の生産から携わること、農業だったんです。

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今は、まだまだ実践的に農業をしているところ。時には、お客様と一緒に、明日香村へ農作業に行く農業体験ツアーを行なったりもしています。

───楽しそうですね!岡野さんご自身は、どうやって農業を学ばれたんですか?

岡野さん:2年前、しっかり農業について学びたいと、さわやかアグリの「農業実践科」に参加しました。

農業の歴史、政府が進める減反政策の背景など、農業をビジネスとしてやっていくために必要な知識を知りましたね。
また農業に興味がある人があつまるので、いい意味でライバルとしてがんばれたのがよかったと思います。

また卒業生のネットワークも広がっており、そういった輪を大切にしていきたいですね。

───今後の目標を教えてください!

岡野さん:ゆくゆくはしっかりビジネスとして農業をして、郊外に農家レストランを出店したいと考えています。

今、自然薯を育てているのですが、とれたて自然薯と、育てたお米をつかって、とろろご飯が食べられるようなお店を出したいとも思っています。

まずそのためには、福島でもう1店舗出店して、飲食事業でしっかり利益を出していき、ゆくゆく本格的に農業をやっていきたい。
そして工房を作り、食品の加工をして販売する・・・といった6次産業に取り組めたらなと。

まだまだこれからですが、「生産する」入口の部分と、飲食店などで「お客様に提供する」出口の部分、どちらも同時に進めていきたいと思っています。

編集後記

大阪・福島の聖天商店街にある「旨味食堂」さんへおじゃましました。

店内に入ると、アチラこちらに、岡野さん手書きのPOPが。各地の酒蔵からレアな日本酒を仕入れるなど、食材だけでなく、全てにこだわりをもったお店作りをされているのが、実感できました。

そんな岡野さんから出てきたのは、「お客様を喜ばせたい、満足させたい。それをトコトン追求した結果が、農業である」。
そんな飲食人らしい言葉が印象的でした!

岡野さんはお客さんと一緒に農業体験ツアーもされていますので、興味ある方はお店まで、お気軽にお問い合わせください。

お店の紹介

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店舗名 旨味食堂
営業時間 午後6時〜深夜0時(ラストオーダー午後 11 時)
住所 大阪市福島区鷺州2-10-1
交通 JR福島駅より聖天通をまっすぐ2つ目の信号超えてスグ(徒歩約5分)