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飲食専門キャリアアドバイザー・生田がお答えします!

未経験者が、飲食業界にひかれるわけ

飲食業界の特徴である、
・お客様からの反応がダイレクトに伝わってくる点
・お店を通じて、人が集まる居場所を作っていける点
・いち個人でも、意欲次第で独立・開業を目指せる点
など他業界にはない魅力を感じ、例えば正社員として数年他業種で勤めた後、20代・未経験で飲食業界へ飛び込みたいという方に、これまでたくさんお会いしてきました。

飲食業界と、他業界の大きな違い

とはいえ実際、面談にてお話すると、 なかなか飲食業界で働くイメージできている方はあまりいないのが現状です。

あるとき、

「将来、自分の店を持ちたいから、イチから調理の勉強をしたい」

と転職相談にこられた求職者さんがいました。

20代後半で、それまでインテリアの販売員をしており、飲食業の経験はアルバイトで少しだけ。という若い男性でした。

キャリアアドバイザーの私の立場としては、「イチから調理の勉強ができるお店を紹介する」のも、もちろん一つの方法なのですが、本当に調理技術を学べるお店というのは、総じて厳しい環境です。

飲食アルバイト経験も少ししかない彼が「実際つづけていけるのか?」ということを考えると、違うアプローチから、飲食業界に入っていくのがよいのでは?と考えました。

飲食業界では、意欲・姿勢次第が何より大切

飲食業界は、意欲取り組む姿勢により、個人の成長が左右される業界ですし、体力的にタイヘンなことも多いです。特に、未経験者で「学べて、独立を目指せて、休みも待遇もほしい」という希望が多すぎる方は、異業種から飛び込んでも、

「こんなはずじゃなかった」「予想以上にたいへんだった」

とスグにやめてしまう場合も多い。

そのため、この求職者さんには、

  • ある程度、労務環境の安定した職場で、まずは飲食業に慣れていくのがよいのでは?
  • お店を持つとなると、料理だけでなく、店舗経営や人材育成のスキルも必要。研修制度が充実した環境で、そういったノウハウを学ぶことも大事では?

そんな話を投げかけ、転職相談を進めていったのです。

自分のお店をもつために、スキル習得できる環境を探す

「将来、洋食のお店を自分でオープンしたいから、洋食業態で調理を学びたい」と、おっしゃる方がいますが、独立を目指す筋道は、それだけではないと思います。

自分のお店をもち、経営していくには、店舗運営ノウハウ人材育成・管理スキルセンス人間力など、多彩な能力が求められます。
また、魅力的なお店を作っていくには、クリエイティビティが欠かせません。
そういった意味でも、業態問わず、スキルを磨ける環境を探すという選択肢も大事なのではないかと思います。

ちなみに、先ほどご紹介した求職者さんは、人材育成制度などが整った飲食企業での内定を獲得し、日々新しい学びを続けているとのこと!
恵まれた環境で、将来に向けてステップアップしていってほしいと願っています。

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