こんにちは。クックビズ総研キャリアアドバイザーの三輪です。
「この人についていきたい!と思えるほどの、尊敬できるシェフと出会いたい」。
そんな風に考えて、職場選びや転職活動をされている料理人の方も多いのでは?
今回は、そんな理想の上司とも言えるシェフのもとで働く方法を、まとめてみました。
目次
どんなシェフのもとで働きたいか?を明らかにする
まずは、自分がどんなシェフと働きたいと思っているかを、一つひとつ書き出してみましょう。
頭の中で考えるだけでなく、ペンを持って、紙に記載していきます。
紙に書くことで、自分が思っていたことがまとまってきますし、納得のいかないことがあれば、「ちょっと待てよ、違うかも・・・」と考える機会にもなります。
一緒に働きたいシェフを考えるときのポイント
- 得意な料理のジャンルは?
- 人柄は?
- 考え方は?
- 飲食店をする上で、何を一番大切にしているか?
- 個人店経営者か、それとも多店舗経営者か?
- 料理人として成功している人か、経営者として成功している人か?
※また理想のシェフの姿=将来、自分がなりたい姿に近いはず。
理想の上司像がなかなか思い浮かばない場合、自分がどうなりたいか?から考えてみましょう。
どうしたら理想のシェフと出会えるかを考える
自分の考えがまとまったら、シェフに求める要点を、現実的に確認できる方法をイメージしてみます。
人柄や考え方などは特に、近くでコミュニケーションを取らないと、真意までは見えにくいもの。
やはり、一緒に働く、もしくは近い距離で接してみることが必要になってきます。
理想のシェフがイメージできれば、実際に動く
「こんなシェフのもとで働きたい!」と言えるシェフを探すには、やはり行動あるのみ。
まず、「まだ見つかっていない」という場合は、味なら理想の料理を出す店を探すためにそれこそ何件も食べ歩きからはじめましょう。
判断軸がシェフの人間性なら、その一番手の中身を知るためにあしげく通いつめ仲良くなる努力。
また、華やかな経歴の人のもとで経験を積みたければ、グルメ雑誌でシェフの経歴を調べまくる時間。それらが必要ですよね。
理想のシェフが見つかったら・・・
そのシェフが、自分を二番手にしたいと思ってくれるよう努力し、ついていく
優秀な二番手とは、シェフの考え方を理解し、忠実に実践していく立場です。
「自分はこれがしたい」「●●にこだわりたい」という自分の意思を通しすぎるより、あくまでシェフの意見に耳を傾ける、女房役に徹しましょう。
有能な二番手は一番手にとって使い勝手がいいはずなので、二番手のやりたいことがあまりにはっきりしているのは必要ない、むしろ邪魔になるかもしれません。
理想のシェフが見つからなければ・・・
現実にいないのであれば、それこそ自分がそういう一番手になるべきという結論になると思いますので、ゴール設定の変更が必要になります。
前述した通り、「●●がしたい」という明確な目標が定まっている方は、ついていきたいと考える理想のシェフを見つけるより、自分がそうなるために、どういうお店でノウハウを学ぶか、というところから考えたほうが良いと思います。
大切なのは人とのつながり、縁
以上を踏まえて結論をまとめると、
- 外から理想のシェフを本当に見極めようとするのはあまりにも無理がある
- やりたいことが明確なのであれば、まず近いイメージの現場で働きながら
- 同じ志向性で働く人間に認められてネットワークを作る
- そのなかでついていきたい人との出会い、縁を待つ
ということが大切です。
良い人がいないかどうか外から見ているより、自分に似た考えの人がいる環境で働きながら、「ついていきたい」と思える人を探す方が自己成長も出会いもあると思います。
クックビズ総研を運営するクックビズ株式会社では、転職相談やお仕事紹介サービスを行なっております。
将来独立や高い目標を目指す料理人の方にもご利用いただいておりますので、お仕事探しでのお困りごとがございましたら、お気軽にご連絡ください。
(キャリアアドバイザー:三輪)