
「飲食店、外食企業の本部で働きたい!」という方に向けて、本部で働くために知っておきたいポイントを5つご紹介したいと思います。
目次
1.飲食店の本部スタッフとは?
まず、一般的な飲食店、外食企業のざっくりとした「組織形態」を見てみましょう。
下のチャート図をご覧ください。このチャート図は、大まかな企業の組織図です。(※分かりやすくした大まかな企業組織図の一例ですので、企業によって詳細は異なります。)
多店舗展開する外食企業や飲食店の場合は、現場スタッフが店舗を支え、その店舗スタッフをまとめるのが店長です。
そして店長の上には、複数店の店長(店舗)をまとめる管理職がいます。多くの場合、スーパーバイザーなどと呼ばれるポストの存在です。一般的には、このポスト以上が本部職といわれています。
2.企業によって千差万別な本部職ポスト
スーパーバイザー(SV)とは何か?というと…
スーパーバイザーとは、監督・管理・監修を担当する人物、または監視する主体のこと。前者の場合、役職・肩書として使われることが多い。
飲食店等、サービス業におけるスーパーバイザー(SV)とは一般的に、本部に籍を置きながら複数の店舗を巡回して管理・監督し、店長あるいはオーナーといった現場の責任者または運営者を本部の方針にのっとりながら指導・教育して成果を上げさせる管理職のことである。
スーパーバイザー(SV)となるのは通常、店長としてめざましい成績をあげた者であり、チェーンによっては「エリアマネージャー」などといった呼称を用いることもある。
(引用:「Wikipedia:スーパーバイザー」)
つまり、予算管理や人事、教育、など、幅広い業務を広い視野から遂行するのがSVをはじめとする「管理職」なのです。とはいえ、業務内容や権限、地位は企業や組織によって千差万別です。就職活動の際は、個々の企業情報を事前に調べておくことが必要となってきます。
3.「開発」「海外事業」など営業管理職以外にもある、さまざまな本部職
ス-パーバイザーやエリアマネージャーなど、「営業管理職」以外にも、メニュー開発や人材育成、教育、販促、マーケティングなどの知識、ノウハウを高め、専門分野で本部スタッフへとステップアップする道もあります。
メニュー(商品)開発=店舗のメニューや商品を考え作り上げる業務。企業的な戦略やコンセプトが大きく関わってくるため、マーケティングやプロモーションなどのスキルも必要になってくる。
業態開発=カフェ、イタリアン、和食、焼肉、ラーメン・・・といった店舗で何を売るか、というだけでなく、エリアやターゲット層のマーケティングや経営戦略まで関わる。
最近では、「海外事業」などの部門で、抜擢人事を行う企業も増えています。いずれにしろ、自分がどのキャリアに向いたいかを十分に考えるとともに、現場での実績づくりは欠かせません。
4.現場と本部はここが違う!
本部職は、現場スタッフとして働く場合と違う点があります。店長ならば、売上やコスト管理のための具体的な施策、アルバイトスタッフをまとめる能力、会社の方針を浸透させるためのコミュニケーション力などが必要です。
複数店舗をまとめるSVやエリアマネージャーは、担当店舗全体の売上の管理が主要業務になります。どの店舗に、どう予算を振り分け、売上の目標値を満たすためにどういう施策を実施するか、各店舗を巡回し、店長をどうフォローしていくか、さらに、新たな出店計画やエリア開拓などをどう実現させていくか、1店舗の店長以上に、幅広い視野での管理業務が必要になってきます。
5.今すぐ本部職をめざすなら!
「本部職」をめざすなら、まずは店長として現場で成果を出すことが一番の近道といえます。ただ、企業の成長段階や方針、ビジョンなどによって、キャリアアップのスピードはさまざまです。
「早く本部職になりたい!」という方は、年齢・社歴などに関係なく実績を評価してスピーディーなキャリアアップが可能な成長企業や、そういった方針を掲げている企業を探す必要があります。
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