こんにちは。飲食専門キャリアアドバイザーの生田です。
ある日、転職相談にお越しいただいた27歳男性のお話です。

【彼の第一印象】

  • 毛皮のコートにブランドのビジネスバック
  • ぶっきらぼうな言い回し
  • 常にクール
  • 飲食未経験 27歳男子
  • 店長職希望

私が今まで面談したことのないケース。
熱い想いを感じない、飲食業界で働くような温度感ではない・・

そんな中、転職相談スタート。

生田「なぜ飲食へ?」
彼「、、、接客をしたいから」

生田「接客は好きですか?」
彼「苦手です」

生田「苦手なのに何故?」
彼「人は苦手です、克服する為にお客様との距離感が近い飲食業を選んだ」

そして3社の選考を受けるも、内定頂けず。

やはり第一印象と受け答えが理由だ。
彼は自身でそれをわかっていた。
4社目、面接トレーニングの申し出があり猛特訓。

面接当日、彼は吹っ切れた様子、笑顔でとてもリラックスしていた。最後の復習をしいざ会場へ

面接終了後、ロープレが上手くできなかった。
悔しいホントに情けないと始めて感情をあらわにした。
結果は不採用だった。

面接から10日程度が経ち彼から一本の電話が

彼「スタートですよ」
生田「何が?」

彼「決まりました」
生田「はー」

彼「やっとです」
生田「・・・」
(飲食企業に就職が決まったという、私が最後までサポート出来なかったが非常に嬉しかった)

彼「10年後 クックビズはありますか?」
生田「そらーあるやろ(笑)」

彼「生田さんはいますか?」
生田「そらーいるやろ(笑)」

彼「リベンジしますよ!自分が成長し自信がついた時には再度チャレンジしたい、その時も絶対居てて下さい。」
生田「・・・」
彼「じゃあまた電話します、約束ですよ!」

あれから半年彼からのメールが
『いやー辛いっすね笑でも楽しい時もあるんでナントか頑張ってます。約束覚えてますか?』

初めて会った時からは想像出来ない輝きが、これが本当の彼なのだ。

彼のサポートをしてたが、最後は彼にエールを送られた気分だ。

『仕事が人を育てる』
近い将来、またここで彼のリベンジ報告が出来るコトを楽しみにしてます。

つづく

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