2008年の創業以来、「ラーメン一択」で業績を伸ばす会社があります。それが株式会社ギフトホールディングス。一度食べたら忘れられず、もう一度食べたくなる味を追求し続け、創業10年で東証マザーズに上場。主力ブランド「町田商店」は、今や家系ラーメンチェーンの代表格として浸透。それだけでなく、「ラーメン豚山」など次々に新たなラーメンブランドを誕生させ、国内外で8ブランド770店を超えるまでに成長しています。(2024年度10月発表)
株式会社ギフトホールディングスが目指すのは「世界一のラーメン企業」。2024年10月1日には『ギフトグループ内定式』を開催。新卒・中途入社の採用にも力を入れ、大きな夢を、おおぜいのスタッフたちと実現させていきたいと意気込んでいます。そんな同社ではたらく社員の転職物語とは。
「豚山」蒲田店の店長・飯田さん(画像上)にお伺いしました。
※取材当時時点での所属店舗、役職になっています。(取材:2023年6月)
和菓子職人からラーメン店に転身!
「豚山」蒲田店で店長を務める飯田さんは40代。もともとは和菓子職人として腕を振るっていたそうです。
──この会社に決めた理由を教えて下さい。
もともとは池袋の和菓子店にほれ込み、3年勤めていました。本当は和菓子で独立を目指していたんですが、諸事情により断念。
勤務時間など労働環境もあまり良くなかったので、思い切って転職を決意しました。
エージェントからはいくつも企業を紹介してもらいましたが、ほかの企業には見向きもせず、この会社を志望。
理由は、社長が若くて勢いがあったこと。自社工場もあり、ラーメン事業のプロデュース、FC事業、PB商品販売も手掛けていて強い会社だと感じました。そして何よりもラーメンが好きだったので、異業種の転職に特に不安はなかったです。
──入社後はすぐに慣れましたか
入社後は旗艦ブランドの「町田商店」に配属されました。麵の種類によってゆで時間が異なるなど、通常は3ヶ月くらいでマスターできるところを、私は半年かかりました。
しかし能力にあわせての研修体制が充実していて、外部研修やオペレーションの効率化をサポートしてくださる講師がいます。おかげさまで今では上級店長として活躍できています。
常にほめる環境だから前向きで人を明るくさせる
──チェ―ン店ですが、それぞれの店が個性を発揮しているようですね
お店の裁量に関しては、「こうしなきゃいけない」ということはないです。
通常は、原価や人件費、売り上げなど数値に厳しい企業が多いと思いますが、当社では「売り上げをもっと伸ばせ」「効率化を図れ」といった指示や注意を受けているシーンは今まで見たことがありません。
一番大切なことは「お客様の満足度」なんです。
だから純粋に「サービスの質を向上しよう」「清潔感を上げて気持ち良くお食事をしてもらうための施策をしよう」といったサービス力にとことん打ち込めるんです。
私は環境整備を第一に、スタッフやパートの方々と、毎日手を抜かずにお客様が気持ちよく食べることのできる環境を整えることに徹していたら、そこを評価され、昇進につながりました。
そういった細かなことでさえ評価してくれる会社です。
──仕事を楽しいと感じるのはどんな時ですか?
ラーメン店は、毎日表情が違うことが面白いですね。
「おいしかった。ありがとう」という言葉にもいろんなシーンがあります。
例えば、当店には海外のお客様も多いです。結構な頻度で決まって同じ時間に来店してくれる方がいて、ある日、その方が食事を終えてから、携帯の翻訳機で「今日は日本にいれる最終日です。ここのラーメンが一番おいしかったので、日本での最後の食事に選ばせていただきました。ありがとうございます」と伝えてくれました。その時はスタッフ一同で大喜びですよ(笑)。
──いいお話ですね。最後にこの会社の魅力を教えて下さい
個人の幸せを追求させてくれる企業・社風だと思います。常にほめるという環境がいいんでしょうね。
提供したら「ナイスサーブ!」。片づけたら「ナイスバッシング!」。なんでもほめるんです。企業ミッションの「元気と笑顔と〇〇で、シアワセを届ける。」(※)が浸透しているんですよ。
(※)=株式会社ギフトホールディングス 経営理念
私もこれまで挫折することが何度かありましたが、そのたびに他の部署から来てくれて教えてくれたり、一つずつ解決に向かうことができました。前向きに「仕事を楽しむ」「人を楽しむ」人が多い印象です。
そして福利厚生も厚い。そのための対価を会社が惜しむことはないです。お金はどんどん払うから、どんどん環境を良くしていこうというのが、働く現場にも伝わってくる企業です。
まとめ
ラーメン一筋に強い想いを込めて、ひたすら追求したことで、「町田商店」をはじめ、ガッツリ系「豚山」、油そば「元祖油堂」、九州豚骨系「がっとん」、新潟県長岡市のご当地中華そば「長岡食堂」…と、気づけばラーメンの集合体企業として、強い経営基盤を作り上げた株式会社ギフトホールディングス。
「元気と笑顔と〇〇で、シアワセを届ける。」という同社のミッションどおり、震災復興支援として、能登半島へラーメンの炊き出しも行っています。
「豚山」蒲田店の店長・飯田さんの「仕事を楽しむ、人を楽しむスタッフが多い」との言葉が印象的でした。
次に目指しているのは世界一のラーメン企業。あなたも国境・世代を超えて、ラーメンを通じて世界中をシアワセにしていきませんか。