アルバイトと違って責任・保障が大きい正社員。でも、実際に何がどれだけどう違うのかご存知ですか?
新卒、第二新卒、フリーター・・・社会人未経験の方が、正社員としてキャリアアップを考えるなら知っておきたいアルバイトと正社員の違い、比較してご紹介します。

アルバイト

アルバイト

●短期雇用が前提。

雇用期間が定められている。パートなど時短勤務が可能。今と同じ仕事をずっと続けられる保障なし。短期間でバイト先をコロコロと変える人も多し。

●時間の融通が利きプライベートを確保しやすい。

ほとんどが時間給や日給、またアルバイト同士で交替するシフト勤務であり、たとえば1ヵ月後や2週間毎のシフト提出で、出勤の日時や曜日を自分の都合に合わせやすい。

●責任ある仕事は任されにくい。

短期契約の前提なので、責任ある仕事を任されにくい。気分的には働きやすいが、知識や経験を積む機会が少なく、専門性の高いスキルアップや会社全体にかかる責任ある昇格が難しいことが多い。

●保障が少ない。

社会保険はつかないことが主。勤務時間、勤務期間が一定の長さがあり、社内で定められた条件を満たせば雇用保険や社会保険に加入可能。有給休暇も与えられる場合もある。ただし、産前・育児休暇などは制度としてはあるが、1年以上の勤続であることが条件です。(詳しくは厚生労働省ページへ)

●収入の将来的な安定が見込みにくい。

時間の融通が利く反面、収入が変動しやすく、安定した収入は得にくい。賞与は出ない場合が多い。

●ビジネススキルの教育支援が少ない。

現場での指導はあっても、役職や責任者としての将来的なスキルアップを支援する制度はない場合が多い。

正社員

正社員

●長期雇用が前提。

短期雇用が前提のアルバイトと違い、雇用期間の定めがない。定年まで働くことができる。未経験で入社し、キャリアアップや管理職をめざせる。先々の成長を見込んで採用されるので、将来のビジョンなども入社時からできる限り、明確にしておきたい。

●責任ある仕事を任される。

将来的に会社の重要なポジションを担っていく存在なので、何事にも他力ではなく、自力の率先行動が求められ、社内外での責任が大きい。
企業からすれば、採用にコストをかけているため、はっきりとしない理由で早期退職すれば、無責任な行動とみなされやすく、その後の転職にもひびく。

●保障しっかり。

職務に責任を持つかわりに、通常、多くの権利が守られている。
賞与を支給する会社も多く、待遇も手厚い。社会保険や有給休暇制度を設けている場合が多く、病気やケガで会社を休んでも、保障がある。

●教育支援が充実。

中途採用の場合でも、積極的にスキルアップのための教育支援を行っている。最近は、店長やマネージャー、開発部門など、役職のためのキャリアアップ研修などが拡充の傾向にある。

まとめ

アルバイトか?正社員か?と今の働き方に迷うとき、「将来、どうなりたいのか?そのためにはどちらがベストか」という視点と同時に、”今の”自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶことも大事ですよね。
転職は、人生の大きな決断のとき!この機会に、自分の生き方について、じっくり考える時間をもってみてもよいのではないでしょうか。

「正社員になりたいけどなれない!」「正社員をめざしている!」というフリーターの方は、アルバイトから正社員への転職ポイントが分かる「現在アルバイトですが、正社員をめざせ!と周りに言われます。アルバイトと正社員の違いとは?」という記事も参考にしてくださいね。(記事作成:峯林)

転職支援サービス