今回は、以前掲載した記事の「外食企業で店長になりたい!転職先企業を選ぶ5つのポイント」から、反響のあった「企業フェーズに着目しよう!」の詳細をお届けします!企業フェーズを意識して、転職先の外食企業を探したことはあるでしょうか?このポイントを知ると、創業年数や出店計画を見て、どんなチャンスがある外食企業なのかを判断するヒントにしてくださいね!
目次
外食企業の企業フェーズとは?
創業期
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成長前期
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成長期
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安定成長期
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成熟期
創業年数や出店状況により、上記のフェーズに分類できます。
では、さっそく各フェーズの特徴を見てきましょう!
創業期の企業では、代表の考えへの共感が必須
【創業期の特徴】
- まだまだ個人経営レベルの組織も多く、店舗展開数も1~4店舗程度で、利益を創出しにくいため、給与水準も総じて低い。
- 創業期の外食企業では、代表が強靭なリーダーシップのもと、組織を率いることが多く、代表の考えやビジョンにコミットする人材が定着する傾向にある。
- 待遇面、給与面だけを求める方には、満足できないことが多い。
成長前期の外食企業では、幹部候補が近い
【成長前期企業の特徴】
- 出店スピードを上げるべく、社内体制を整えている段階。マニュアルはまだまだ整備されておらず、いち店長でも、組織作りそのものに関われる場合も。
- 外食店長経験者が、これまでの経験を生かして仕組み作りやノウハウ、オペレーションの構築から関わることができる。
- SVやエリアマネージャーを現場店長が兼任することも多い。
- この時期、外食ベンチャーに入社すれば、将来の幹部候補の道も近い。
- まだまだライバルが少なく、店長以上のポストを目指しやすい。
- 給与面は、目先より、入社後の伸びを予想し、判断したほうがベター。
成長期の外食企業では、ステップアップが早い
【成長期の特徴】
- 出店スピードを支える、現場レベルの人材が必要な時期。どんどんポストが生まれていくため、短期的にポストにつける可能性が高くなる。
- 同時に、店長同士のライバルが多くなり、上位ポストにつく競争率が上がってくる。ただし、10店舗出店を目指している組織か、それとも100店舗出店をめざしている組織かによって、上位職を狙えるチャンスは異なる。
- 入社前には、企業がどれくらいの出店数をイメージしているか、それにより、どれだけのポストが生まれ、自分にチャンスがあるか?は確認しておきたい。
安定成長期の外食企業では、福利厚生が期待できる一方で・・・
【安定成長期の特徴】
- 店舗数増により、利益が安定。福利厚生も重視できる組織に。
- 待遇の整備もすすみ、採用に関しては安定志向の人材が応募に来る。ただ、企業側としては、新たな成長に向け、もっと貪欲に利益を創出してくれる人材を採用したいと考えており、応募側と採用側のニーズが合致しないことも多い。
成熟期の外食企業には、新たなチャンスが生まれる
【成熟期の特徴】
- 市場で業態が成熟し、顧客ばなれが起こることも。成熟期には、不採算店の撤退やテコ入れを図る外食企業も多い。
- この時期には、新規事業・新業態開発をスタートさせ、新たに成長を目指すことも。
- 企業の方向性によっては、キャリア豊富な人材がこの時期に中途入社し、活躍できる道が広がっている。
ぜひ、企業フェーズという視点も持ちながら、お仕事探しを進めてみてくださいね!
(記事作成:箱部)