こんにちは。社会保険労務士の小松です。
突然ですが質問です。
活気のある店舗とそうでない店舗と比べてみたらどちらが業績が良いでしょうか?
チームワークがある店舗とそうでない店舗を比べてみたらどちらが業績が良いでしょうか?
仲が良いスタッフが働く店舗とそうでない店舗を比べてみたらどちらが業績が良いでしょうか?
少しイメージしてみてください!
- 社員とアルバイトどうしがコミュニケーションを取り続けている
- どうすれば店が良くなるかを一緒になって考えている
- 仕事終わりには店長とアルバイトが飲みに行ったりするくらい仲が良い
- 優しさの中でもアルバイトの遅刻等には厳しく接している
- 仕事には笑いがあって新しいアルバイトはほとんどが紹介で入店している
- 社員もアルバイトも仲が良く活気がある
このようなお店はおそらく業績が良いと思います。また上記とは相反するイメージをしてみてください!
- アルバイト同士で派閥があって仲が良くない
- アルバイト同士で悪口を言い合っている
- 社員がどうしてそんなにも偉そうなんだと思うくらい態度が悪い
- 「どうせバイトはすぐに辞める!!」と思っている店長がいる
- アルバイトのちょっとしたミスを店長が責め立てる
- スタッフがお客様の悪口を言っている
このような店はおそらく業績が悪いと思います。雰囲気という観点で見れば、どっちが良いかは一目瞭然ですよね!
そのような人間関係を良い方向に構築することこそ、実は労務管理なのです。
労務管理で正しい行動を
労務管理が徹底できれば正しい行動には表彰し、間違った行動は是正していくことが出来るのです。
アルバイトの人員が足りていない際にアルバイトが平気で遅刻してきた・・・
しかし注意すると辞められても困るから注意すら出来ない・・・
また社員は平気で遅刻してくるのに遅刻してきたアルバイトを怒っている・・・
こんな状態が続くとまじめに働くことが損をする気になってきて店はますます雰囲気が悪くなります。
さらにアルバイトの派閥が出来てきたら店全体に悪い影響を与えます。
まずは店長自身を改めよう
「類は友を呼ぶ」という言葉があります。
態度の悪い店長のもとには、態度の悪いアルバイトが集まり、態度の悪いお客様も集まってきます。
逆に活気のあって人間力のある店長のもとには同じようなアルバイトが勝手に集い同じようなお客さまも集まってくるのです。
つまり正しいことは正しい、間違っていることには間違っているとはっきり言える環境を作ることが店長に与えられた使命でもあるのです。
何が正しいか?何が間違っているかは様々な法律がからんでくるので、店長には労働法などの労務管理の知識習得は必ず必要になってきます。